小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

村木厚労省元局長に無罪判決

2010-09-10 17:49:17 | インポート
村木厚労省元局長に無罪判決 郵便制度不正事件

調書の作成というのは、検事さんとの交渉なんですね。私は一度、弘中先生(引用者註*弘中惇一郎弁護士)から叱られたことがあります。「なんでみんな、こんなに嘘をつくんだろう」と私が嘆いた時です。弘中先生は、「みんなが嘘をついているわけじゃない。検事が自分の好きな調書をまず作ってしまう。そこから交渉が始まるんだ。調書とはそういうものだ」って。
 どんなに説明しても、結局検事さんが書きたいことしか書いてもらえない。いくら詳しく喋っても、それが調書になるわけではないんです。話した中から、検事さんが取りたい部分だけがつまみ出されて調書になる。そこから、どれだけ訂正をしてもらえるかの交渉が始まるんです。なので、いくらやりとりをしても自分が言いたいこととはかけ離れたものにしかなりません。がんばって交渉して、なんとかかんとか「少なくとも嘘はない」というところまでたどりつく、という感じです。(村木厚子「私は泣かない、屈しない」『文藝春秋』2010年10月号)

村木氏の弁護を担当した弘中惇一郎弁護士は、鈴木宗男氏の弁護人でもある。弘中氏は、筆者に「村木氏の事件も、鈴木氏の事件も、検察のストーリーによって作られた冤罪だ」とはっきり述べた。最高裁判所の司法官僚は実に頭がいい。村木氏に対する無罪判決の後で、鈴木氏の上告を最高裁判所が棄却したら、世論はどう反応したであろうか? それをきちんと読んで、9月7日に上告棄却を決定したのだ。

佐藤優の眼光紙背より


、、うーん。