オーガニックコットン

化学肥料を使わずに育てる綿のことを
オーガニックコットンという。
http://www.avantijapan.co.jp/greeting.html
㈱アバンティ　代表取締役：渡辺氏の講演を聴いてきた。

このオーガニックコットンは
コットン全体生産でわずか0.1％以下しか生産をしていない。
というのか、出来ていない状態だという。
無農薬野菜を連想していただけると良いと思うが、
合成化学農薬を使用せずに家畜の屎尿や
殺菌などの成分を持つ草木をブレンドし綿を育てる肥料に用いる。
そのため育てる手間隙は倍以上だ。
以前はアメリカで栽培が多かったが
現在はインドで栽培することが多い。
少しずつ途上国でも盛んになってきている。
さて、
それらの綿を収穫し終わるとある程度まで整え
日本へ輸入し（この場合輸入というよりも、
委託したのが戻ってきたというほうが正しいと思われる）
その後日本各地の整理加工会社や染色工場で染めたり
機屋で染めた布を編んだり、織ったりして製品へ仕上げていく。
一本の糸が服や製品になるまでの工程は
分かっちゃいるが、やっぱり長いと思う。
あっけなくバーゲンで安売りを見たりするが
どれをとってもここに到るまでを考えると
がさつに扱われているような気分でちょっと寂しくなる。

あっ話がそれたね。
この国内繊維性生産も消費も下降中でも
環境にやさしいとか
人にやさしいとか
「頑張って日本の繊維業界を盛り上げていきたい」
そういう意気込みを実感する人に会うと励まされる。
渡辺氏の言葉もそんな力強さを持っていたと思う。