ぴよこの足跡

「いま」在ることに感謝

「いま」の一歩を明日へ繋げる

その足取りを「いま」ここに綴ります

いつも電話越しだけど

2008-04-30 | Weblog
2.3ヶ月に1度、あるお客さんから『励ましの言葉』を頂く。
その人は石川県河北郡にある取引先の方で
以前は石川県のニット染工場の副社長を務めており、
定年を過ぎたからか?現在は自分の会社を経営している社長さんだ。
なかなかワンマンな方で
発注や納期のやりとりもご自身でなさるパワフルな
おじいちゃんだと思う(お顔を拝見したことないので。笑)

「女性はね、商売をする上で必要なのは人気だよ」
今日はそう語ってくれた。
愛嬌 言葉遣い 気遣い 臨機応変さ
「1+1=2になる、1+1=3になることはない」
でも1+1=3になるかもしれない状況の変化さも

そのおじいちゃんと話をしていると
今、私が出来る仕事は何だろう?と再度心に尋ねる。
自称『納期詐欺』の私は
(*納期を2.3日程多めに設定して、よくお客さんを困らせる。苦笑)
いつも通り何か事故があると大変なので
電話で納期を伝える際にはかなり余分目に設定する。
だから、そう、いつも駆け引きだ。
可愛らしく「その日でないとどうしようも出来ないのです」
低く低く低姿勢で「すみません」と誤り倒すことも
お客さんの癖や特長によって口調やニュアンスを変える。
でも忘れてはいけないと思う、
あくまで私もお客さんも感情のある人間だと言うこと。
納期連絡ついでに天気の話をしてみたり
宅急便で書類などを送る際は品のあるメモ帳で一筆添えてたり
やっていることは仕事だけれど
電話対応という接客でも
『その先』のことを考えなきゃならないと思ってる。
些細な一言が気持ちを和らげたり
多忙でも丁寧に字を書けば伝わること
お客さんに伝えた先には、またその先にお客さんがいる。
自分の投げるボールをどれだけ優しさを含めて投げられるか?
お客さんだけに限らず、隣の先輩や上司へも

もちろん、
時にはそのおじいちゃんからも厳しい納期を希望される。
しんどい。
どうしようも出来なく…
それでも精一杯答えられたらいいなぁと、そう思う。
情だけではなく、人間味のある付き合いがしたい。
上手く言えないけれど、『その先』への仕事を目指したい。
人間味のする仕事をしたい。