試写会に行ってきました。 嵐の夜に雨宿りに入った山小屋で出会った、山羊のメイと狼のガブの友情の物語。ベストセラーの絵本が原作なので、(と言っても、読んでないのだけど・・・)すごく楽しみにしてた。
でも・・・なんか、想像してたのと違うのよね・・・。まずは、メイの声が顔に似合わず、おっとりしすぎ、というか、可愛くない。2匹の会話も、他人行儀過ぎる。狼が使う「・・・でがんす」と言う語尾は、絵本の中でも、そうなってるのかなぁ。。。
それに、2匹の間には上下関係を感じちゃう。人間世界で言うなら(私が、勝手に、作り上げたイメージ)ガブがちょっと弱気で人のいい、ヤクザの下っ端で、メイは世間知らずの、お坊ちゃまタイプの美少年という感じ。ガブがメイを慕い、守ってるようにも思える。
てっきり、10代の少年の友情を描いたものだと思ってたのだけど、見てると、なんだか、大人の同性愛を描いてたりするのかな?とも・・・森の風景も、目新しくなくて、物語の展開もゆったりしてて、ついつい、途中で、寝ちゃいそうになっちゃった。などと、ブーブーけなしつつも、最後では、うるっ。。。と来てしまって(あぁ。。。しょうがないわねー、やっぱり、こうなっちゃうのよね)まっ、ちょっと期待してたのとは違ったけど、良しとしとこう。
あ、最後にひとつ、メイがお尻をぷりぷり振って歩く後姿が、なんとも、可愛くて、色っぽくて、おいしそうだった。あのシーン、もう1度見たかったりして。。。
やはり、お子さま向けなんだろうなぁ・・・(で・・でもまるで大人社会の揶揄のような?!w)
私も正月に「チキンリトル」見ようかなと思ってるけど、ね・・・寝ちゃうかも!(爆)
試写会には、子供がたくさん来ていて、にぎやかでした。でも、退屈してた子もいたりしたから、やっぱり、「チキンリトル」のほうが、子供は喜ぶかも。。。
”悲しいまでに崇高な死に様 「福井の火葬場心中から」”って記事でコメントをいただいたんですが、ぜひお礼に伺いたいと思って こちらの記事に乱入させていただきました。
ベクシンスキーの寂しくて悲しい情景を理解してくださる方がまた一人いらっしゃった事が嬉しいです。
「あらしのよるに」は私も試写会で見ましたが、確かにあのメイのお尻はおいしそうでした。
ただ、メイが男だったので、「おいしそう」って感じてしまった自分に「ギョエッ!」って思いましたけど。
よかったら、ベクシンスキーのサイトも楽しんで下さい。
http://www.beksinski.pl/
http://www.galiciacad.com/imagenes/beck/
http://www.gnosis.art.pl/iluminatornia/sztuka_o_inspiracji/zdzislaw_beksinski/zdzislaw_beksinski.htm
ベクシンスキーのイラストは、ほんと、衝撃的でした。
寂しく悲しいけれど、ゾクリとする美しさがあります。
出会えてよかった。。。