杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・「とりあえず自民以外で!」ってなに?

2014-12-09 11:07:01 | 憲法問題
「とりあえず自民以外で!」ってなに?

主権者である国民が一票を投ずる選挙なのに
「とりあえず自民以外で!」
ってなんでしょう。
飲み屋の駆けつけビールでもあるまいに。
この主権者を小馬鹿にしたようなメッセージ。



実は、案外、意味があるんですね。

選挙予測では、圧倒的に自民党が議席をとりそうだ、といっています。
その状態が危ない、ということです。
つまり、クラスの中にジャイアン派が3分の2以上を占めたら
学級会で
「しずかちゃんは、いつもジャイアンの隣の席にします」
「のび太の給食は野菜だけにします」
っていう横暴がとってしまう。
「それはおかしい」
と、デキスギ君が反対意見をだしても
「では、決をとりま~す」
「3分の2の多数で可決しました!」

こうなれば、ジャイアンは何だって提案します。
「みんな、家からおやつ持ってきてオレに渡せよ」だって。
「音楽の授業はオレのコンサートにする」だって。

それはないでしょ、先生がそんなメチャクチャ許すはずない!

そうです、先生とか、校長とか、学校という枠組みがあれば。

でも、日本国は国会が国のルールを決めるんですね。
それには誰も逆らえない。
天皇陛下も何も言えないし、国連のエライ人だって、アメリカの大統領だってなにもいえない。

だから、ジャイアン派がメチャクチャをいってもそのまま多数決で何でもとってしまう。

「とりあえず自民以外で!」

今はこれしかないんですね。
よその政党が頼れなくても、そこに1票入れて、ジャイアン以外の議員を作ることで
ジャイアン派に「これはまずいかな・・・」
と少し考える機会を与えられるのです。

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