杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・核廃絶を日本の官僚が反対?!

2009-08-01 22:49:03 | 平和問題
友人からの驚くような情報です。各アドレスにアクセスしてください。

★「憂慮する科学者同盟のメッセージ」(動画4分)
http://www.youtube.com/watch?v=itFI87hixy0

   オバマ氏の核廃絶ビジョンに日本の外務省と防衛省などの官僚
が反対をしていると、グレゴリー・カラキーさんが動画で訴えていま
す。「人類史上初めて核兵器の攻撃を受けた国の政府が核政策の転換
(=核兵器廃絶)に反対するのは皮肉であり悲劇だ。」と。

★「池田香代子ブログ」
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/

   近づく衆院選挙で、私たちが自分の選挙区で簡単にできて、且
つ、とても有効な方法を教えてくれています。

 とにかく、日本の官僚たちは、とんでもない要請をアメリカにして
いて、「米国は9月から10月に新しい核政策を決定しようとしてい
る」そうですから、時間はありません。緊急事態です。
 この情報を、可能な限り、みなさんのお知り合いにも転送してください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ちなみに、8月1日のニュースでは
 長崎市の田上富久市長が、31日、長崎原爆の日の8月9日に平和祈念式典で読み上げる平和宣言の骨子を発表し、核兵器のない世界をめざすと表明したオバマ米大統領のプラハ演説への評価を冒頭に掲げ、世界の人々へプラハ演説への支持表明を訴えるということです。
 このような長崎市長の姿勢は当然のあるべき姿です。

 唯一の被爆国として、被害者は当然、その被害を二度と繰り返して欲しくないと願っています。その痛みは日本の政府が何より理解しなければならないはずです。核の被害を繰り返す恐れに無頓着な官僚の言動は、やはり、国民をまったく省みない姿勢の現れとしかいいようがありません。

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28 コメント

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官僚の見解は当然です (くわ)
2009-08-02 00:18:58
わが国の安全保障を考えれば、現時点でアメリカの核がなくなることは許されません。

専守防衛なんて、日本全土で沖縄戦をやるようなもの。最初の一撃を防げても消耗しない敵の連続する攻撃からは、防ぐことはできません。

Chinaや北朝鮮からの侵略の抑止力として
残念ながら米国の核が必要なことは認めざるを得ません。

核兵器をなくすことは理想ですが、この世の中から犯罪者をなくすのと同様、不可能に近いことだと思います。
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Unknown (多摩)
2009-08-02 22:13:46
専守防衛は、破綻だと言われるのですね?<くわさん
これは自民党の政策です。自民党の関係者に伝わる様に、そちらのサイトで書き込みして下さい。
戦争にならない様にあらゆる努力をする事を前提にしてるって事はあなたに「核必要論」を教えてくれたサイトでは書かれてなかったのですね。
社民党が、核兵器に反対する事がこの国の防衛政策にとって障壁だと言われるんですか?
社民党や共産党が何を言おうと自民党は耳をかしていないし、防衛政策を自民党はそんな事におかまいなく進めています。
民主党も概ねあなたの心配をかき消す防衛政策を選択する様に変わっていきます。

Chinaですか、、、、、、。
米軍から返還された遺骨さえ家族の元に返さない人々の言う事を鵜呑みにしてるのですね。

ところで、この発言は日本政府の考えから行われたのでしょうか?
オバマの核に対する考えはアメリカ全体の総意とは考えにくい。
すると、その政策に反対する勢力の後ろ盾からの発言と思えてきます。
だとするとピエロ役をやらされたか、買って出たか。
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現実 (鉄甲機)
2009-08-02 23:43:43
>「人類史上初めて核兵器の攻撃を受けた国の政府が核政策の転換(=核兵器廃絶)に反対するのは皮肉であり悲劇だ。」

 人類史上二度目の核兵器攻撃を受けかねない国の政府なんですから、その核攻撃抑止力が失われるのなら反対するのは当然。
 カラキー氏は日本のおかれた地政学的・法的状況、アメリカに依存した防衛システムなどなど、ほんの少しでも理解した上で仰っているのでしょうか、甚だ疑問です。「人類史上初めて核兵器の攻撃を受けたんだから、二度目三度目の攻撃を受けたっていいじゃないか。核廃絶の大義のためなら我慢しろ」ということなら、話はわかりますが。

 池田香代子さんのブログも拝見しました。8月2日分で「わたしは性格が悪すぎるのでしょうか。」と仰っていますが、なんのなんの純情可憐。ご自分が「正義」と信じるものを信じたいがために、視野が狭いし思考が浅いという印象を受けました。
 核廃絶関連決議案に日本が度々反対するのがお気に召さないようですが、すべて核保有国(非保有国も)が決議案に賛成するのは、それが自国に利益を、仮想敵国に不利益をもたらす性質のものだからです。こう考えることを「性格が悪い」と言うんです。(自爆

 そこから藤田俊彦さんのブログに飛びましたが、これが何とも脱力モノ。
http://www1.odn.ne.jp/aaj34620/kaku-info/one/61soukai0612.htm
「核兵器廃絶志向ランキング」

 日本の5位はともかく、イランが3位、中国が4位、北朝鮮が「前年に比べて大きく順位を下げて10位」って、何? タチの悪いブラックジョークですか?
 国連に提出される核兵器廃絶決議案というものが如何に裏があるものなのか、少し考えればわかりそうなもんですが。

>核の被害を繰り返す恐れに無頓着な官僚の言動は、やはり、国民をまったく省みない姿勢の現れ

 少なくとも今回の官僚の言動は、核の被害が国民に及ぶのを避けるためと判断できます。
 広島長崎の原爆投下を完璧に正当化し、日本の非核運動の説得力を無効化したどっかの元市長とは違います。
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Unknown (多摩)
2009-08-10 02:07:21
そうだ、鉄甲機さんに聞いてみたい事があったんだ。
核の傘が必要だと言われますよね?
それは抑止力があるからですよね?
北朝鮮は核ミサイルを撃ってくるんですよね?
抑止力があるのに撃ってくるんですか?
これが私の頭でどうにも理解できないですよ。
宜しかったら、教えて頂けますか?

以前のスレッドで鉄甲機さんが、話しを打ち切る様な流れだったので、私も同調しました。
太田さんについては、一応鉄甲機さんご自身でも探してみて下さい。
多分、いつも見て回ってる所には一切関係のない分野の方だと思われますから、難しいとは
おもいますが。
これを紹介してくれた方とは今は音信不通状態(破天荒な方なので)でこの方のHPで知りました。ですから、ここのサイトにあるって教える事が出来ません。
ちなみに、この方は右翼も左翼も敵に回して楽しんでる方でした。
どこかのジャングルで撃ち殺され、野たれ死ぬのが理想だそうで、もうこの世にはいないかも知れません。
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戦略無き「核の傘」依存論 (林 俊成)
2009-08-11 10:46:24
外務省が核兵器廃絶に消極的かどうかについては、私は証拠を持っていない。しかし、その通りなのだろうと推定する。何故なら、戦略無き外交、或いは、対米従属外交では、核の傘は必要になるから。北朝鮮に対しても制裁のみ、状況は変わっていない。その間に、クリントン訪朝が行われ、日本はこの動きを注視しているだけだ。拉致家族会と現在は少し距離を置いている、蓮池透氏の言葉を私たちは良く考えるべきだ。
また、先日の米中戦略経済対話(経済だけでなく軍事も対話した)で示されたように、米中は戦略的に急接近している。
このような状況での外交戦略は日中・日露関係を戦略的相互依存関係に持ってゆくように努力すべきなのだ。これにより、中国・ロシアの脅威は低下する。そして、この両国と米国の国益を損なうようなことを、北朝鮮が出来ましょうか。
攻撃して得られる国益が攻撃して失われる国益より大きい時、戦争の可能性は高まる。その逆も、昔から言われている戦争論だ。北朝鮮の立場で考えれば解り得ると思う。
脅威を低下させながら、実利としての国益を得るのが戦略だ。敵基地攻撃論とか安易な集団的自衛権行使論のような、単なる戦術しか発想しない人も少なくないが、もうそろそろ、戦略を考えるべき時が来ているのだ。
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外交の視点、重要だと思います ()
2009-08-11 14:10:13
林さんの「戦略を考えるべき時」という視点に、おおいに共感しています。

軍事の問題は難しいことが多く、外交ですべてが円満に解決するのかどうかは、もっと勉強しなければならないと思っていますが、それにしても、今の日本はまだやるべきことがたくさんあり、その最たるものが、戦略、という視点だと思います。

このようなコメントはとても参考になります。

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>多摩さま (鉄甲機)
2009-08-11 18:14:01
>北朝鮮は核ミサイルを撃ってくるんですよね?
>抑止力があるのに撃ってくるんですか?

 多摩さんが仰りたいのは「アメリカの核の傘があるなら北朝鮮は核ミサイルを撃ってこられないはずじゃないか。右派が北朝鮮の脅威とかをことさら言い募るのはおかしい。」ということなんでしょうが、核の傘=核抑止力は絶対無敵の盾じゃありません。抑止力というのは読んで字のごとく「相手の攻撃意思を 抑 え込み、押し 止 める力」です。

 そもそも戦争というのはその時の激情に駆られてやらかすもんじゃありません。やらかした場合のメリットデメリットを天秤にかけて判断するものです。
 ヒトラーはソ連と話ができているからイギリスフランスは何もできないと判断してポーランドに侵攻しました。日本は勝ち続ければアメリカに厭戦気分が蔓延するだろうと楽観視して真珠湾を攻撃しました。フセインはイギリスと会談した感触から、国際世論は文句を言うだけで実力行使はないと踏んでクウェートに侵攻しました。ブッシュJr.はイラク軍は激弱、打倒した後には立ち上げた民主政権が民衆を早急に掌握すると信じてイラクに侵攻しました。
 今となっては、彼らには正しい情報・冷静な分析が欠けていたとわかるのですが、その当時の彼らは得られるメリットの方がはるかに大きいと判断して開戦したのです。

 なるほど日本には核の傘があります。しかし選択肢は北朝鮮が持っているわけで。
 東京大阪など大都市にミサイル攻撃をした場合、地方小都市にした場合、山奥や小島の過疎地域にした場合、無人の日本海太平洋に落とした場合。また核弾頭でなくても通常弾頭の場合や「人工衛星ロケットが失敗して落ちた」と言い張る場合。
 アメリカは動くのか、中国はどうか。得られる利益は、受ける不利益はどれくらいか。それ以前に、ミサイルを実際に撃つよりも、撃つぞと日本を恫喝して外交的利益を得る方が良いんじゃないか。全て判断するのは北朝鮮の方なのです。こちらが十分な抑止力があると判断しても、向こうがそう思ってくれなければ意味がありません。

 北朝鮮が簡単に暴発するなんて思っていません。北朝鮮の情報収集・分析力はかなりのものだと思います。たとえば、平和目的であってもロケット技術開発自体が国連決議違反なのに華麗にスルーしたり、核ミサイルであっても「一発だけなら誤射かもしれない」と擁護したりしてくれる勢力が日本に存在することも、当然向こうは織り込み済みでしょう。

 それでも判断ミスはあります。北にも日本にもアメリカにも。結局未来のことは誰にもわかりません。自力で報復攻撃をする力を持たない以上、日本はアメリカ他諸外国と連携しながら日本に軍事的なちょっかいをかけることのデメリットを保持し続けるしかありません。アメリカの核廃絶ビジョンが北朝鮮(or中国or台湾)に誤ったメッセージを送ることにならないよう日本は絶えず監視し、注文をつけていく必要があると思います。
 
 軍事的に見れば、北朝鮮にとって日本なんか全く脅威にはなりません。日本にできることは北朝鮮の軍事オプションを抑え込みながら、米中露韓見ながらの対北外交を練っていくことでしょう。
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ちょっと苦言を (鉄甲機)
2009-08-11 18:15:33
>かつてマニラ麻で財をなし、敗戦後フィリピン政府に財産を取り上げられた太田さんと言う方の日本人感が私にはしっくりきます。であるなら、優秀な日本人を維持するべき何かを今はないがしろにされていると思えてなりません。

 こう仰っておきながら結局太田さんの日本人観の内容についてご紹介は無しと。
 探したけどうまく見つからなかったから尋ねたんですけど、「難しいとはおもいますが」「ご自身でも探してみて下さい」ですか。


 それって、普通は「 不 誠 実 な 態度」って言いますよね?


 それにしても「どこかのジャングルで撃ち殺され、野たれ死ぬのが理想」の方ですか。んー、わかるような気もします。(笑

>話しを打ち切る様な流れだったので、

 そういうつもりはなかったんですが。
 以前ここで他の方と一ヶ月ほど議論(しかも結構脱線したり感情的になったり)したこともありますが、杉浦先生は温かく放chじゃあない見守ってくれた懐の深いお方です。(ぃよいしょーっ(笑
 お互い節度を守って杉浦先生にご迷惑をおかけしないようにすれば大丈夫だと思います。そうですよね?杉浦先生?

そう言えば多摩さんにも聞いてみたい。
「日本がアジアにしたことを考えれば、原爆投下は仕方なかった」「落とされるべきだった」という本島元長崎市長の発言についてどう思われますか?
 ご参考までに。
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/214815/allcmt/
久間氏どころではない本島・元長崎市長の原爆発言
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適度にご利用下さい ()
2009-08-11 23:50:49
本当にうれしいことなのですが、このブログに来て下さる方は、無責任な発言をされる方が少なく、うまくコメントのやりとりをしていただいています。また、実名でコメントを寄せて下さる志村建世さんなども、程良いところで、ブレーキをかけて下さったり。

そんな感じでお願いします。
それから、「先生」はやめて、みなさん「さん」付けでのやりとりの方がいいですね。
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Unknown (多摩)
2009-08-12 01:46:59
不誠実と言われたら確かにその通りでした。申し訳有りません。
余計な事も書きました。
私も昨日になって念の為、ヤフーの検索で探して見ました。
簡単に出ました。
「マニラ麻 太田」と入れてみて下さい。
まだ検索途中ですが、読み切れない程出て来ます。著作の件についてはまだ行き当たってませんが。それと、戦後に亡くなられたのではなく戦前に亡くなられている様です。まだ確かではありませんが。

北の核の問題は私の質問があまりに質素過ぎました。
私は国家と言うのは人の集まりだし、いろんな階層があり、それを同一視していないので私の質問が悪かったです。
今後、おりにつけお話しさせて下さい。
けして逃げるのじゃないですからね。

本島元市長の意見は、かなりシンパシーを感じてしまいますね。
私の体験の一つから言います。
以前、長崎出身の職場の同僚と原爆について話す事が出来ました。(普段はそんな上品な雰囲気の職場ではないです)
被爆地の原爆に対する教育は、他の地域とは雲泥の差だそうです。例え被爆世代ではない彼(彼は今現在40代半ばです)に言わせても、「お前等には分からねえよ。」となるそうです。
これが私達一般の日本人と被爆地の人達の差です。このニュアンスで推測すると原爆の被害が彼等にとって今もなお絶対的なものだと分かります。
そこで、敢えてその”絶対”を持ってしても、更に加害の方に心が痛むと言いたかったのではないか?
被爆地以外の日本人は被害者意識を持ちたがります。
かつて、唯一アウシュビッツの資料館を広島に許可したホロコーストの犠牲者は営利目的のクズに踏みにじられた。
(これを被爆体験の日本人と置き換えては欲しくないですが。)
被害者意識で世界に原爆の悲惨さを訴えては伝わらない事を彼等被爆地の人達はとっくの昔に気づいていた。
それに人それぞれ感性はあるでしょうが、被害者より加害者の方が辛いと考える人も少数ではあるが、いる。
原爆を被害者意識で捉える(地域外の人)。
原爆を人類共通の災いと捉える(被爆地の人)
その観点からすれば言わんとする事が見えて来る気がします。

この紹介してくれた記者さん、、、ですか、、、、。
一回、ガザにでも行って自分達の報道した事を見てもらいたいって言うか、
無駄だなこりゃ。
生後数ヶ月の赤ちゃんをテロリストって
報道した奴らだもんな。
辺野古でジュゴンを命がけで守ってる人達もテロリストだろうからな。

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