杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・コスタリカに学ぶ会学習会~遠藤比呂通さんをお招きして

2013-10-16 02:42:06 | コスタリカ
第30回定例学習会―軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和をつくる会―

◎会員以外の方も参加自由。事前申し込み不要です。

講演「国家の理想:平和の契約について釜ヶ崎から考える」
講師 遠藤比呂通さん(西成法律事務所弁護士)

■と き:2013年10月27日(日)午後1:30~4:45(開場午後1:15)
■ところ:文京区民センター3階3-A会議室(文京区本郷4-15-14/電話03(3814)6731)
【交通】都営三田線・大江戸線「春日駅A2出口」徒歩2分、
東京メトロ丸ノ内線「後楽園駅4b出口」徒歩5分、
東京メトロ南北線「後楽園駅6番出口」徒歩5分、
JR水道橋駅東口徒歩15分
【地図】http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm

遠藤さんは、大阪西成区の釜ヶ崎で弁護士活動をしています。釜ヶ崎は東京・山谷地区と
同様日雇い労働者の町として知られています。時は安倍政権となり、憲法9条が改正され
ようとしています。その意図するところは、自衛隊を国防軍とし、日本を「戦争が出来る
国」にしようという企みです。このような中で、真っ先に戦争に駆り出されるのは、山谷
や釜ヶ崎など日本社会の底辺で労働する人たちに他なりません。
この度、遠藤さんからのお手紙の中で、講演のテーマについてこう言われています。

「戦争は、全ての人に等しく惨禍をもたらすわけではありません。最も貧しく、小さいもの
が、最も残酷に踏みにじられるのだと思います。

憲法9条の解釈史から隠蔽されてきた憲法9条2項の本当の意義を、派遣労働者の常態化
により捨てられ、住民票までも消され、選挙にも、憲法改正にも参加できなくなってしま
った釜ヶ崎の労働者の視点から、読み直すということを学習会のテーマとしたい…」と。

前回の永井憲一さん「憲法の大切さ―改悪阻止に向けて」に続いて、現政権の憲法9条改
正の企みにどう対抗し、阻止していくのか。そのための大きな力になればと思います。ぜ
ひ、周りの方を誘ってご参集ください。

■えんどう・ひろみち:1960(昭和35)年山梨県生まれ。東大法学部卒業後、同学
部助手を経て、87年に東北大助教授(憲法学)。96年に辞職し、大阪西成区に移り住
む。97年に弁護士登録。98年、西成区に西成法律事務所を開業。日雇い労働者らの法
律相談なども手がける。関西大法科学院の非常勤講師も務める。著書に「市民等憲法訴
訟」(信山社)、「不平等の謎」(勁草書房)など。
※今回は、遠藤比呂通「希望を持つ権利」書斎の窓2013年1・2月号、奥平康弘他編
『改憲の何が問題か』(岩波書店)、森田寛二『憲法制定の《謎》と《策》(上)』
(2004年、信山社)」を参考文献としてお話をします。

■資料代:500円
●主 催:軍隊を捨てた国コスタリカに学び平和をつくる会
(略称:コスタリカに学ぶ会)
●問い合わせ先:090-8049-3178(小倉)

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
誤字訂正願います (鉄甲機)
2013-11-05 22:16:01
一月経って言うのも何ですが、


タイトルが「 伊 藤比呂通さん」になってますよ。 遠 藤比呂通さんでしょ。
返信する
お名前訂正しました ()
2013-11-08 10:13:18
タイトルの遠藤さんのお名前間違っていましたのを訂正しました.鉄甲機さん、ご指摘ありがとうございます。
返信する
遠藤先生 (青葉かおる)
2014-05-17 00:24:31
遠藤先生は、私の恩師。ラジオ深夜便で先生のお声をひさしぶりに聞き、人権という幻、不平等の謎を読みました。
ただ、ひとつだけ感じたのは、裁判に勝った負けたではなく、現に生活保護も受けられないで、行き場も失い、人知れず亡くなっていく人がいるという現実であり、法の限界であると改めて感じました。
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