190センチの巨体に剃り上げた頭。その海坊主のような風貌で、悪の親玉のボディーガードとして後ろに立っている、みたいな役が多かったように思います。その悪の親玉役の役者さんが背の小さめの方だったりすると、身長差がよりはっきり出て面白い画になるんですよね。
プロレスラーのような巨躯を生かした「格闘系」の悪役として、時代劇、現代劇問わず活躍されておられました。特撮モノにもよく出てましたね。
正直、決して演技の上手い方ではありませんでした。セリフ回しもどこかたどたどしかった。ただその巨体を持て余し気味に、どこか申し訳なさそうにしている感じが見て取れて、妙な可笑しみとペーソスを感じさせる方だったように思います。
いつだったか、ドリフターズの番組『8時だよ全員集合!』にゲスト出演したことがあって、この方が舞台に出てきた途端、会場の子供たちから一斉に、「ハゲーーーッ!」の声が。子供って本当に容赦ない。
それでも表情一つ変えず、役に徹していた大前さんに、プロを感じましたね。
普段はとても柔和な笑顔をされる方で、あんな良い人はいないと、多くの人に慕われる方だったようです。
しかしその晩年は不遇でした。ヤクザ絡みの恐喝事件に巻き込まれ、無関係なのに共犯者だと疑われ、警察に拘束されてしまった。
悪役のイメージが強すぎたが故だったようで、これに嫌気がさしたのか、その後芸能界を引退。2011年に逝去されました。
2005年頃までは役者の仕事をなされていたようですので、引退後5~6年で亡くなられたようです。一体、どんな思いだったのだろう……。
大前均さんの魂が、今安らかであることを思って、
合掌。
拝見していたかもしれませんね!
大前さんの魂が安らかでありますように…。
合掌
ドリフ大爆笑のヤクザ役はほとんどこの方だったんですね。
バンリキ魔王、今画像見返すとフォルムがカッコイイ!
晩年どうだったのか、想像すると淋しいですが、想いを寄せたいと思いました。
想いを寄せてくださいね。なによりも感謝の想いを。