「みんながいなくなってしまう前にやりたいです」
先日ソロ・コンサートを開催した、ももいろクローバーZのメンバー有安杏果さんが、ファンの前で初めて「ソロコンを行いたい」という気持ちを吐露した時の言葉です。
「みんながいなくなってしまう前に……」この言葉を聞いて、泣きそうになりましたよ、私は。
今の自分が置かれている状況は、ももクロあってのことだし、そのももクロの現状は、支えてくれるファンなしにはあり得なかった。
そしてこの現状は、いつまで続くかわからない……。
杏果という人は、現実的な考え方をする人で、でもそれは、決して悲観的なわけではなく、目の前のことを一つ一つ確実にこなしていくことが、未来へと繋がっていくのだ、そして夢をかなえることに繋がっていくんだ、という考えなんです。
だからこそ、今こうして支えてくれるみんながいるうちに、感謝を込めて、恩返しの意味を込めて、
そして自分自身のさらなる夢へと向かって、
みんながいるうちに、ソロコンサートを開きたい!!
ソロコン開催へ向けて、自分で曲も作ったし、ライヴの構成から販売するグッズに至るまで、自分でアイデアを提示してはスタッフとのミーティングを繰り返しました。
それは自分の夢を叶える一歩だからでもあるけれど、それと同時に、今まで自分を支えてくれたファンの人たち、杏ノフのみなさんに楽しんでもらいたい、喜んでもらいたいという気持ちがあったからこそのこと。
なんと健気で、なんといじらしいことよ。
ホントこの子には、泣かされっぱなしだ。
世の中には本当に、こんな人がいるのだね。それを知ることのできた私は、
果報者です。
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7月5日、熊本県の阿蘇ファームランドに、ももクロのメンバーの内、玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果の3人が慰問に訪れたそうです。
阿蘇ファームランドは、先日の熊本地震で被災された方々の避難所になっているところだそうで、告知は前日に、被災者用の掲示板のみに掲載され、ほぼシークレットに近い訪問だったようです。そのため他所からの見物客は皆無で、観客は被災者の方々のみ、マイクを持っていないところからみて、PAもなしのアカペラ・パフォーマンスだったのかな?よくわかりませんが。
ドーム・ツアーも行い、わずか2日前にはソロ・コンサートで1万人の聴衆を魅了させたような方々が、わずか数十人を前にして、こうして路上で、笑顔のパフォーマンスを行っている。
ももクロは「初心」を忘れてない。
「みんなに笑顔を届ける」という使命を忘れていない。
これがももクロだ。
これを見ても、相変わらず「偽善」だのなんだのほざく奴らがいるんだろう。
まあいいさ、言いたい奴には言わせておけ、です。
この世では行動こそがもっとも尊い。しかもももクロはそれを「継続」している。
ももクロの行いはとても尊い。
もう一度言わせていただく。これがももクロだ!!
ももクロ舐めんなよ!(笑)
ただ、何故か皆ももかにだけは、アーティスト有安杏果になって欲しい、成れるだろし、と期待と成長を伺う目で見ていることが今回のソロコンでよく分かりました。
勿論ゴリパン歌って(盛り上がってか?)悔しかった、と杏果自身が言っていたそうなので、1人のアーティストとして表現したいのだろうと思いました。
そして、スタッフ、モノノフ、関わってくれた全ての人に感謝もしている。
緑の服をあえて着ないで、アーティスト有安杏果を観に行く、ってノフさんもいたりね。
きくちpや武部さんでさえも、まだまだ杏果が一皮剥けることを期待している。
弱冠21歳の頑張り屋さんの女の子に、何を期待してんじゃ、とも思いますが、シンガーとして横浜アリーナを埋めるアーティストってそうそういないから、この環境を生かしてって意見もうなづける。
vol.0から観に行った方は、ももクロのももかを内包したまま、有安杏果になる一歩一歩を観に行きたいんだな。
私は、そんなに耳が良くないので、杏果のソロの情報は蓋して、テレビやラジオから流れてきてふと振り返ったら、杏果?みたいにならないかな?とか。今思ってます。
おかしいよね、れにちゃんやあーりんのソロにはこんなことは思わないんだよ。
それだけすごい女の子なんだよね。
なんかねえ、杏果には夢を叶えてほしいし、叶えさせてあげたい、そう思わせてしまう子なんだよねえ。
あんなに苦労とか苦悩とか、努力が見えてしまう子って、いないじゃない?去年の暮れからだけでも、扁桃腺の切除をして喉を万全にしたと思ったら、今度は花粉症になっちゃって、さらには中耳炎を併発して一時的に耳がダメになって音がとれなくて、歌えなくなっちゃったりと、次から次へと試練が襲ってきて、もうホント、何とかしてあげたい、夢を叶えさせてあげたいって、みんなそう思うよ。
みんな成長していくんだし、それを止めちゃいけないし、でもいつまでもあのままでいてほしいとも思うし、複雑だね、これが親心ってやつか(笑)。
話は変わるけど、伝七捕物帳特番で、ももクロが江戸の町にタイムスリップした設定になってるんだけど、雨が降ってて、背の小さい杏果が、背の大きなあーりんに傘をさしてあげてる。おいおい、普通逆だろ(笑)。こういうところがまた、杏果らしくて良いんだよねえ(笑)
それを気にしないあーりんもらしいし。
知ってるだろうけど、岩手の鬼剣舞としおりんコラボ、良かったね〜。
桃神祭だけじゃなく、ロケハンで行った地区から何かを取り入れてくれるのかな?
鬼剣舞の鬼には角がない。あれは荒ぶる蝦夷であり、先祖でもある、と思ってます。
「鬼の国」岩手の鬼は、とても優しくとても強い。ももクロにぴったり。