風の向くまま薫るまま

その日その時、感じたままに。

高田みづえ 「花しぐれ」 昭和53年(1978)

2018-06-03 14:13:27 | エンタメ総合











6月、梅雨、紫陽花、紫陽花に降る雨……。ということで


『花しぐれ』です。



この方の曲で一番有名なのはやはり、桑田佳祐作詞、作曲による『私はピアノ』でしょうか。まあ確かに、あちらも良い曲ですが、私は寧ろ、この方のデビュー曲『硝子坂』の方が好きだったし、その『硝子坂』以上に好きだったのがこの曲でした。


作詞、松本隆。作曲、都倉俊一ということで、流石に良い曲ですよね。忘れちゃいけない昭和の名曲です。





この方の同期といえば榊原郁恵さんや故・清水由貴子さんなどですが、同時代のアイドルのなかでも並外れて歌が上手かった。ただこの方は本当は演歌歌手になりたかったのではないか、と思える節があってね。それがレコード会社の方針でアイドルとしてデビューしたんだけど、今一つアイドル業界の水があってないように見えて、ちょっと痛々しかった印象がありますね。





現在は相撲部屋、二所ノ関部屋の「おかみさん」です。結婚後は芸能界を引退、スパッと歌を辞めて、おかみさん業にほぼ専念しておられる。


あれほど歌が好きで、歌の上手かった人でも、それ以上に「大切」なものが見つかったということか。




それもまた良し。その方の人生は、その方にしか決められない。



悔いなき人生を。