私が子供の頃は、今よりもずっと星の数が多かったし、天の川のハッキリと見えたものです。
それが今では、見える星の数はぐっと減ってしまって、天の川などほとんど観る事ができませんね。
私が子供の頃に比べて、夜はすっかり「明るく」なってしまったし、大気もだいぶ汚れているのでしょう。単に私が年を取って、目が悪くなったから、というわけではありますまい(笑)
東日本大震災が発生いた日の夜。夜空の星がやけに綺麗だった、という話をよく聞きます。星の光を遮っていた地上の光が、一掃されてしまったからなのでしょうね。
なんとも、皮肉な話ではあります。
天の川の正体は星の集合です。多くの星が集まって、それが遠くから眺めると一つの河の流れのように見える。一つの流れに見えても、実は一つひとつ別々の星が集まって、それぞれに輝いている。
一つ一つ、別々の星々が、それぞれ別々に輝いていても、遠くから眺めれば、まるで一つの河のよう。これはそのまま、この世界の真理そのもの。
【一にして多、多にして一】
人間もまた同じ、一人一人は別々の人間でも、遠くから眺めれば一つの塊。
人間は一人。だけど
一人じゃない。
この度の豪雨被害に遭われた方々へ、心からのお見舞いを申し上げ、亡くなられた方々に心よりのご冥福を祈ります。