7月27日
曹洞宗龍谷山 廣禅寺(三重県伊賀市)
室町時代の約600年前、永平寺より名を受けた快翁玄俊大(かいおうげんしゅんだい)和尚によって創られた廣禅寺。
元々は津にあったそうですが、織田信長の伊勢侵攻で焼き討ちされてしまいました。
山門の前には黄色い風車が並んでました。
廣禅寺では7月25日から9月末まで『厄除け 風鈴祭り』が開催中です。
山門横の回廊や境内にはおよそ1,700個の風鈴が吊るされていて、風が吹くと、甲高い綺麗な音色に包まれました♪
風鈴祭りは、本堂を改修した2018年、寺に多くの人を呼び込もうと始まったそうです。
花火やアサガオ、金魚などがデザインされたガラス製風鈴が涼し気。
拝観は無料で、いつでも拝観できますが、御朱印や御守りの販売は9:30~16:00頃のようです。
色鮮やかな風車も素敵ですね。
境内は風鈴の音色とセミの大合唱で、かなりの高デシベルww
信長による焼き討ち後に伊賀の地に移転してきましたが、今度は信長の伊賀攻め(天正伊賀の乱)でまたもや焼失。。。
1608年になり、伊勢・伊賀を治めた藤堂高虎の家臣、渡辺勘兵衛から土地の寄進を受けて今の地に再々創建されました。
本堂
本尊は釈迦如来で、そのほか三重県指定文化財の聖観音菩薩立像や、平景清が兜に納めていた守り仏の景清観音も所蔵しているそうです。
壇ノ浦の戦いで生き延びた平景清。観音様のご加護なのか、戦場では景清めがけて多くの弓矢が射られましたが、なぜか1本も当たることがなかったと伝わります。「平景清」は、成田屋の歌舞伎の十八番にもなってますね。
廣禅寺転輪蔵
蔵にあったこの輪蔵は、県内最古(享保四年)の書架で、引き出しには経典が納められていて、これを回転させるだけで、ここに納められている全ての経典のご利益が得られると信じられてます(三重県指定文化財)。
伊賀の旧市街には江戸期から明治期の建築物も残っていて、歴史散策にはもってこいの場所。涼しくなったらまた来てみますww
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