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【ゲームクエスト】ホームドクター

2010-11-10 19:39:28 | ゲームクエスト
ホームドクター(プレイステーション)

2007年2月28日掲載

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 私はゲームが好きですが、ゲーム以外のソフトを買うのも好きなのです。この「ホームドクター」もゲームではなく、(家庭の)医学に関するデータベースです。

 本来なら、何らかの症状が出たときに病名と予防・治療法を調べるというのが本作の使い方なのでしょう。ですが、体調が悪いときにわざわざプレステにディスクを入れて本作を起動する人がいるとも思えません。

 そのようなことも考えながらデータベースを片っ端から読みつくすのが楽しいのです。社会のニーズはともかく、そんな倒錯した感覚と共に知的好奇心が満たされれば私は満足なのです。

 データは膨大に入っていて少しずつ読んでいるのですが、一度にたくさん読むことができないのです。なぜなら、普段の生活でよくある症状、例えば頭痛とか咳などが、なにか大変重い病気の初期症状として書かれてあって、少し読むたびに何かしら当てはまり、不安になって気持ち悪くなるからです。下手なホラーゲームよりよっぽどおっかないです。

 読んでいて驚いたのが、例えば癌などで食道を切除した後に、大腸の一部を血管などは残したまま食道として持ってきてくっつける、という解説がポンチ絵と共に収録されていたことです。

 これを考えた医学者はすごいと思います。生命力に対して絶大な信頼を持っているに違いありません。そして生命力の強靭さにも感心せざるを得ません。

 それと同時に、生命活動というものも神秘なものではなく、究極的には物理と化学に支配される単純な自然現象の複合であり、条件のつじつまさえ合えば活動は続くものなのかとも思いました。

 パズルのように組織を入れ替えても問題が無いのは、生命体が細胞で出来ているからだと考えられます。一つ一つの細胞に遺伝情報が全て入っているからでしょう。このことは例えばロボット工学、情報工学、建築学などの分野で何か新たなパラダイムシフトになるのではないでしょうか。

 取り留めの無い話になりましたが、こんなことを考えながらゲーム以外のものに接するのも楽しいものです。視野を広く持って、アンテナの感度を高くしていれば、色んなことが楽しめそうです。