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iPhoneアプリ制作:無限大根

2014-01-23 19:31:35 | 日記
 ケータイ(ガラケー)の料金が高かったので、いっそスマホにした方が安くなると考え、11月上旬にiPhone5cに乗り換えました。で、せっかくだからアプリでも作ってみようかと考えて、アプリ開発の本を買って読んでおりました。ところが開発言語はObjective-Cとやらで、どうにもさっぱりわかりません。このまま本を読んでいても全く進まないだろうと感じ、とりあえず本のサンプルプログラムの必要な部分をツギハギして簡単なものをでっちあげ、公開するまでの手順を踏んでみることにしました。そして出来たのがこのアホアプリ『無限大根』です。

  

使い方
 ・大根をタッチで操作して大根おろしを作ります。
 ・大根は無くなりません。
 ・大根おろしは機器を傾けるか指でぬぐうと移動できます。
 ・画面上下に出た大根おろしは回収されます。
 ・時々、様々な効果を持ったものが現れます。

 もちろん無料なので、iOS7以降のiPhoneまたはiPadをお持ちの方は暇つぶしにどうぞ。コレクションを全て揃えると、ちょっとだけいいことがあるかも…。



 ここからは苦労話。

 とにかく、何をどう作ればいいのかわからないので、本を読んでiOS7でできることをピックアップしました。

 ・タッチ操作(あたりまえ)
 ・ジャイロセンサ
 ・サウンド
 ・スプライト表示
 ・物理挙動シミュレーション
 ・アラート表示
 ・設定の保存

 このあたりの機能を使ったものを作ろうとイメージしているうちに思いついたのが「大根おろし」でした。そして12月6日にプログラミング開始し、あとはサンプルプログラムからのコピペで何とかなるだろう、と思ったらそうもいかずに結構時間がかかってしまいました。

 そして12月21日に審査のためにAppleに提出。ところがクリスマスや年末年始が挟まったために審査期間が長引き、年明けの1月4日に審査落ちのメールが来ました。なんせ初めのバージョンでは大根をすりおろすだけのどうしようもないアプリで、あまりにも単純すぎるというのがボツの理由。単純なのは狙ってやっていたので理解されなかったのは残念ですが、せっかくだから幾つか仕掛けを作ってみようと考えました。このあたりのプログラムはいずれも簡単なものでしたが、ネタ出しと材料作りの方にちょっと苦労しました。別アプリ用に作っていた画面効果も組み込んでみました。

 そして1月20日、なんとか作りあげて再提出。23日に受理されて無事に公開。アプリ制作から公開までの流れの雰囲気がなんとなくわかりました。

 今後は実用的なアプリを作りたいですが、ネタが無かったらまたアホアプリでも作ることにしましょう。

コープランド:アパラチアの春、他

2014-01-13 20:36:04 | CD


アーロン・コープランド:
・アパラチアの春(1945年組曲版)

イーゴリ・ストラヴィンスキー
・ミューズの神を率いるアポロ

 指揮:アンタル・ドラティ
 デトロイト交響楽団

DECCA: 414 457-2



 私が高校生のある時、部活の朝練に出て、その後はダルくなって家に帰って寝るというフリーダムな一日を過ごしていました。その時にラジオから流れていたのがコープランドの「アパラチアの春」でした。それを聴いて気に入ってしまい、すぐさまCDを買いに走ったのです。

 ではこの曲がどれほど素晴らしいかというと、はっきり言って軽くてインチキ臭いのです。アメリカ人のコープランドの作品に対してそのように感じる人は多いようです。アメリカには歴史がなく、代わりにあるのは大量消費の商業主義であり、そういったものがコープランドの作品から漂ってくるからでしょう。

 この「アパラチアの春」も曲想は明快で軽いのですが、取って付けたような変拍子などの現代音楽的要素が妙に浮いていて、そこらへんの陳腐寸前のギリギリのラインこそコープランドが目指した「アメリカ的な音楽」なのかもしれません。

 もとはバレエ音楽で、田舎町の結婚式の様子を描写したもの。それを緩-急-緩-急-急-緩-急-緩という対称的な構成の8曲からなる組曲にアレンジしていて、連続して演奏されます。

 このディスクの演奏ではコープランドの音楽のインチキ臭い側面を強調するためか、あまり入れ込まずにスカッとダンサブルなものになっています。初めてラジオで聴いたのがこのドラティの演奏だったかどうかは憶えていませんが、このような個人の感情のようなものを一切排除したような音楽作品(または演奏)を私は好んでいます。



 こちらはバーンスタインの演奏の4曲目で、のどかな風景を想起させる踊りの音楽。ドラティのよりはノリノリの派手な鳴らし方をしています。打楽器とピアノが低音を支える2:11からの軽薄な感じの変拍子フレーズがお気に入り。



 続く5曲目もスピーディーでリズミカルなダンス。ちょっと聴いた感じよりは複雑な作りの音楽のようです。実際はここに限らず全体的にそうなんですが、そのあたりを分析的に聴くのがコープランド作品のマニアックな楽しみ方かも。

 カップリングの「ミューズの神を率いるアポロ」はストラヴィンスキーの新古典主義音楽の記念碑的作品。新古典主義とは肥大化したロマン派音楽の反動や第一次世界大戦が及ぼす経済的影響などの要因によって、シンプルで明快な構成を中心に置くスタイルです。そこには各作曲家のヴィジョンや技法を搭載することが容易だったために広く普及したスタイルだと思われますが、以前も書いたようにストラヴィンスキーの場合は音楽のルールの裏をかいたような作り方をしています。あるべき要素を削ったり、入れ替えたり、変なモノをくっつけたり、まるで音楽の骨格標本をいじくって遊んでいるように聴こえます。そういう醒めた視点が最大の魅力。

 「アポロ」は弦楽合奏のバレエ音楽で、様式感を非常に強く持っています。ところがその様式的な弦楽から優美さを意図的に排除したため、カピカピに乾いたミイラのような印象。アポロ的なのもほどほどにしろう!と言いたくなるようなマニアックな作品です。

クラシックCD紹介のインデックス

2014年 あけましておめでとうございます

2014-01-01 20:21:52 | 日記
年賀状ボツ案集

 



 

 あけましておめでとうございます。今年もこちらのブログをよろしくお願いいたします。週一回以上は更新したいんですけどね…。

 ずらっと並んだ画像は、年賀状案の作成時にボツになったデザインです。せっかくだからここに掲載して供養をいたします。作成には日本郵政のはがきデザインキットおよびテンプレートを使用しました。いずれもテンプレートを適当に組み合わせたものです。