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【ゲームクエスト】ファーストクイーンIV

2010-11-04 19:02:35 | ゲームクエスト
ファーストクイーンIV(プレイステーション)

2006年11月27日掲載

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 目標は、最高難易度で自軍の死亡者ゼロでのクリア!

 ゲーム中盤、敵の双子の城を落としかけた時、最後のあがきで敵将校が少数の騎兵隊を率いて城から出現。数は圧倒的に自軍が有利! などと書くと、その後の展開は自軍の敗北と相場は決まっていますが、全くそのとおり! 敵の防御力が高く、囲んでも体力をなかなか減らせません。一方で攻撃力も高く、みるみるうちに我が兵の体力は減っていきます。3倍程度の数の有利もひっくり返されます。

 敵はすでに出現し、自軍を鍛える隙もありません。いろいろと戦い方を変えてみても、すぐに誰か死亡します。誰か死んだらリセットです。リセットの繰り返しです。さっぱり歯が立ちません。さすが最高難易度です。こんなところで敵を一人も倒せないというのに、死亡者ゼロクリアなどできるのでしょうか───。

 本シリーズ「ファーストクイーン」の初代は1988年にPCゲームとして発表されたリアルタイム戦術シミュレーションです。当時類を見ない「多数対多数のリアルタイムでの戦い」を再現した本シリーズは目の肥えたゲーマーをうならせたものです。

 今となってはそれほど目新しくはないでしょうが、力任せに処理できるようになったプレステ2あたりになって、ようやく時代は「ファーストクイーン」に追いついたと言えるでしょう。画面は2Dですが、レトロな雰囲気があると共に、視認性に優れるという利点もありそうです。

 プレステでも発売された「ファーストクイーンIV」は随分以前に通常難易度死亡者ゼロでクリアしています。先日ふとプレイしたくなって、発売後10年目の挑戦となったのですが……。

 ───自軍が一人でも死亡するくらいなら逃げたほうがましです。それに、逃げることで何か手がかりが得られるかもしれません。敵の進路を読んで味方部隊を退避させます。敵騎兵隊は峡谷にて逃げ遅れていた味方部隊に戦闘をしかけます。この瞬間、戦闘イメージが湧きました! ここならばあるいは……!

 峡谷は狭く、大きな騎兵は自由に身動きが取れません。交戦範囲が限られるため、体力の低下した味方に目が行き渡り、すぐにフィールド端に逃がして回復です。味方が抜けた場所は、すぐさま後列のフル体力の兵に交代です。さらに敵の後方から援軍を呼び、挟み撃ちにして敵の回復を阻止します。

 長いこと戦い、忙しく味方を入れ替えました。そのうちに敵騎兵が一人また一人と倒れ、ついに死亡者ゼロで勝ったのです! そしてこの時にクリアも確信したのです。

 これぞ戦術シミュレーションです。多数であるだけでは勝てませんでしたが、多数であることの利点を活かした戦いで勝てました。最終的には目標も達成しました。エンディングでは総勢約250人の我が軍一人一人が紹介されます。全員に表示される「生還」の文字! ゲームを通じて自分自身に感動です!

 努力が報われるからゲームは楽しいのでしょう。ゲーム以外でも頑張ってみようかという気持ちになれるのなら、世の中はもっとゲームを活用できるような気がします。