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【ゲームクエスト】矢追純一極秘プロジェクト UFOを追え!!

2010-10-31 18:59:56 | ゲームクエスト
矢追純一極秘プロジェクト UFOを追え!!(プレイステーション)

2006年10月26日掲載

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 あれは、私が小学校低学年の頃だったかな、家の裏の空き地で友人達と遊んでいたんだ。ふと遠くを見ると、ビルの上の方に、お皿を二枚合わせたような形の黒いものがフワフワと浮いているのを見たんだ。友人達にも教えてみんなで見た記憶があるんだけど、あれは一体なんだったんだろう?

 よく、「科学では説明できない」なんていう言い方するけど、それは科学者の傲慢じゃないかな。だって、説明できたところまでを科学って言うんだからね。かくいう私も科学者の端くれだがね。

 科学者がやってはいけないことが二つある。一つは「よく調べもせずに信じること」、もう一つは「よく調べもせずに否定すること」だ。

 この「矢追純一極秘プロジェクト UFOを追え!!」は、UFOに関するミステリーのデータベースだってさ。このミステリーの中に、私でも説明できるものがあるかも知れないよ。ちょっとスライドショーを見てみようか。

 「今から50年以上も前、第二次世界大戦当時のナチスドイツが、戦車の砲塔を装備した円盤を秘密兵器として密かに開発し、製造していたのだ」 (画面には円盤の底面に砲塔が付いた写真)

 のっけからオモシロ画像のご登場だ! しかもナチスドイツと来たもんだ! UFOのジャンルっていつ頃から「オカルト」から「陰謀」になったんだ? これじゃあ科学の目もへったくれもありゃしないよ。

 どうせなら、もうちょっと突っ込んでみようか。UFOってのは反重力エンジンとかで飛んでいるわけだろう? なのに戦車の砲塔から何を撃つ気なんだ? まさか鉛の実弾兵器とかじゃあないだろうね? 反重力ってくらいだから、グラビトン・ビームあたりを撃って欲しいものだね! おっと、グラビトンとは日本語で重力子といって、重力を伝える素粒子としてその存在が予測されているんだ。

 グラビトンだなんて、まるで「大鉄人17(ワンセブン)」だね! 良い子のみんなは知らないかも知れないけど、「大鉄人17」は昔の特撮テレビ番組で、「鉄人28号」のオマージュでもあったんだ。で、その必殺武器がグラビトンなんだ。イカスだろう?

 ああ、すまない、関係ない話だったね。・・・いや、全く関係ないわけでもないか。 この「矢追純一極秘プロジェクト UFOを追え!!」の映像がまるで特撮みたいに見えてきちゃうのさ。UFOデータベースのはずが特撮オモシロ映像大特集になっちゃってるんだ。いや、これはこれでエンターテインメントで良いと思うよ。

 科学の目に勝負するものではなかったけど、データのリンクも悪くないし、宇宙的な音楽もいい味出してて、出来は決して悪くないんだ。コンテンツがちょっと陰謀説に寄っているのが惜しいんだけどね、結構楽しませてもらったかな。最近めっきりUFO特番をやらなくなったから、また見たくなったなあ・・・。

 ああ、もう一つ思い出した。小学校高学年の頃、その日は大晦日ということで夜更かししていたんだ。すると窓の外で空がぱあっと真っ赤に光って、近くのビルのシルエットがくっきりと見えたんだ。何かの年越しイベントかと思って窓を開けたら、もう真っ暗だったんだ。何かが飛んでいる様子も、誰かが騒いでいる気配もなかった。あれは一体なんだったんだろう?

手放したゲームたち その3 やり込めば面白いんだろうね…

2010-10-30 18:55:46 | ゲーム
・アクアノートの休日2(プレイステーション)
【一言】潜水艦で海の中をのんびりと散歩する環境ソフト。目的は特に設定されていないが、やはり全ての生きものをカタログに登録したい。魚の絵と動きは非常にリアル。モーションキャプチャーか?ってほど。
【もう一言】白いイルカ(だったかな?)を見つけるのが一応の目的だが、すぐ見つかった。結局、全生物コンプリートしなかった。


・ギターフリークス 2ndMix(プレイステーション)
【一言】全45曲と大幅にボリュームアップ、曲調もワンパターンにならないように気を使っている感もあるし、DDRからのアレンジもあったりする。著名アーティストも参加。相変わらずベンチャーズ風の曲が笑える。
【もう一言】プレステ標準コントローラを反対向きに持って、ギターを抱えるようにプレイ。我ながら馬鹿っぽかった。


・ダンスダンスレボリューション 3rdMIX(プレイステーション)
【一言】曲数がさらに増え、それに比例してやっぱり一曲の印象が薄くなってしまった。簡単な曲は簡単に、難しい曲はきわめて難しく、のように二極分化が進んでしまった。速くてかっこいいが難しい曲も多い。
【もう一言】ほとんどをSSかSSSでクリアしたが、もう疲れた。指が。


・マクロスプラス ―ゲームエディション―(プレイステーション)
【一言】シリーズ中もっともアヤシイ雰囲気のマクロスプラスをゲーム化。ボタン一つで自動的にイカシたプレイをするシステムは楽しげなんだが、ポリゴンとモーションがややショボで、ちょっと滑稽。


・攻殻機動隊 GHOST INT THE SHELL(プレイステーション)
【一言】原作アリ1.5人称3Dアクションシューティング。普通のゲームの「脇を固め」れば立派な作品になるという例。ただし、版権モノにはそれこそが重要。その原作固有のフィーチャーも必須だ。
【もう一言】兄の友人がゴミ捨て場で拾ったものをもらった。面白そうなんだけど、なぜかやる気が…。


・立体忍者活劇 天誅(プレイステーション)
【一言】ポリゴンによる3D忍者アクション。隠密行動がプレイの基本となる。プレイの自由度は高く、隠密行動はスリリングで面白いし、グラフィックも音楽も良くできているが、一番の見どころは屋根の上の猫。
【もう一言】これも兄の友人がゴミ捨て場で拾ったものをもらった。これも面白そうなんだけど、なぜかやる気が…。

【ゲームクエスト】デスクリムゾンOX+

2010-10-29 17:18:24 | ゲームクエスト
デスクリムゾンOX+(プレイステーション2)

2006年10月17日掲載、不明瞭な点を修正

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 初代「デスクリムゾン」のクソゲー伝説を耳にしてきた私のような者にとっては、本作は良く出来た作品だと思います。快適に遊べるし、上級者は究極のプレイを追求することも出来ます。ところが、プレイしていてやっぱり何かおかしい。それは「悪夢」「気持ち悪い手触り」という印象がぬぐえないからですが、なぜかそれが魅力へと転じているのです。

 初代「デスクリムゾン」は、あまりの出来の酷さに、雑誌やインターネット上で「ゲームになっていない」とさんざんに叩かれ、笑いものにされました。そしてマニア達は、こうなったらものはついでにとことん楽しんでやれと、一周まわって「ゲームとして」熱い攻略プレイに走ったのでした。それもまた、ネット上で評判でした。

 笑いものにされた制作者の方々は、それは苦しかったと思います。なんとか「デスクリムゾン」で汚名を返上したい! そしてネット上の評判を分析し、「悪夢のクオリティ」を「悪夢の導入」へと昇華し、ヘンなノリさえ狂気として拡大し体系化して、本作などの続編を創り上げたのです。ゲームとしての手応えも残したままに。

 この一連の流れの中に、私はゲーム文化の有りようを鮮明に見るのです。オタク文化の中でもさらにマイノリティ文化のクソゲー愛好の中に!

 例えば、文化的とのイメージがある「芸術」そのものが文化であるわけではありません。社会を映し出す芸術(の様式)を、ある程度の人数が「愛好する」ということが文化なのです。ゲームに芸術性を持たせれば文化的になる、というわけではないのです。その意味ではゲームはすでに文化的と言えそうです。

 ただし、芸術とゲームは類似性があります。すぐれた芸術作品は鑑賞者に常に様々な問いかけをしてきます。鑑賞者は作品と対決するのです。ゲームもいわば対決です。デスクリムゾンマニア達も対決してきました。それはものすごいエネルギーでした。私はそこにゲーム文化を見い出すのです。

 また、ゲーム文化が映画や小説などを愛好する文化に漸近するのであれば、メディア文化に埋没し、ゲーム文化としての未来は無いでしょう。ゲームは必ずしも何かの表現を伝えるための「メディア」である必要はないのです。思想やメッセージ性がなくても、文化的たりえるのです。ゲームをゲームとして単純に楽しむことこそが、ゲーム文化なのだと考えるのです。悪夢や狂気もついでに飲み込んで、楽しんでしまおう! つじつまが合わないというなら、思想のないことにこそ価値がある!

 なぁんてことを、本作「デスクリムゾンOX+」をプレイしながら考えていたのですが、まさかクソゲーの代名詞がゲーム文化への扉を開くとは思いませんでした。

事業仕分け第3弾?

2010-10-28 19:12:59 | 日記
 事業仕分けがまた始まっております。「スーパー堤防はスーパー無駄遣い」なんていうフレーズも出て笑ってしまいました。他にも前回の仕分けで廃止された事業が特別会計枠で復活している、などの問題点も噴出しているようですね。各省庁は自分たちが扱う総予算枠は減らしたくないから、特別会計などの抜け道を使ってくるのは当然でしょう。一旦予算を減らしてしまうと、減らしてもやっていけるんだという事実ができて、改めて増やすのは難しくなりますからね。省庁のような縦割り構造の中で予算を減らすということは、その省庁の力が衰えるという認識があるのです。

 では予算を使う現場ではどんなことが起こっているのでしょうか。ある事業では補助金として数億円の予算を要求することになっていたのですが、ある日突然、事業で購入予定の設備は全てリースで調達しろ、と関係省庁から指示されました。予算の節約という観点からはごく当然の話です。ところが、要求していた数億円の金額は減らさずに新たな事業内容を盛り込め、という指示も一緒に来たのです。これでは何の意味もありません。数億円なんて全体から見れば小さなものですが、逆に言えば、小さな事業でも徹底して予算を確保しようとしているということです。

 一方、お金を使って事業を実施する方は喜んでばかりもいられません。大きなものは買うなと省庁から言われてるし、かといって無駄遣いは出来ないし、このタイミングでこの事業内容が必要であるという理由も準備しなければなりません。それにお金を使った分は年度内に成果を出さなければなりません。予算を使い切れずに余らせてしまうと、使い道も無いのに要求していたのかってことになります。現場は「予算いっぱいあげるよ」という省庁に逆らえるわけもなく、消化不良のまま事業を進めることになるのです。

 官僚のこういった手口を知らないで表面的な部分で仕分けをする政府も困りものです。政治主導が聞いて呆れます。民主党でも突っ込みやすい特別会計枠内の仕分けなんて、官僚にとっては単なる囮なのではないかと疑ってしまいます。結局は仕分け人に専門家がおらず、必要なのかどうかが判断できないのでしょう。仕分けそのものは重要なことですが、日本にとって本当に必要なものが切られたりはしないかと不安になります。個人的には、事業仕分けという制度だけ整備した上で、民主党には退場してほしいところです。

【ゲームクエスト】シューティングラブ。~TRIZEAL~

2010-10-27 15:53:38 | ゲームクエスト
シューティングラブ。~TRIZEAL~(プレイステーション2)

2006年9月13日掲載、年齢は当時のもの

参考:トゥエルブスタッグ

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 「シューティングラブ。」

 なんと素敵な言葉だろう! これぞ私にふさわしい! 私は夢見る益荒男35歳、シューティングゲームを30年近くたしなんできたのだ。そんな素敵な言葉と共に「トライジール」がついにプレステ2に移植! この時を待っていた! だってゲームセンターで見たこと無かったし!

 私がシューティングをプレイする時は、難易度ノーマル、3機設定、ノーコンティニューが原則。さもないと残機でゴリ押しボンバー撃ちまくりの大味プレイになり、そのゲームの持つ本来の面白さは味わえないからだ。それではクリアしたとは言えない。コンティニューは練習用!

 さて、早速プレイ開始!

 ショットとボンバーに加えて、武器チェンジができるようだ。武器はワイドとミサイルとレーザー。いつでも切り替えができるのは当然で、ある程度パワーアップした武器は他の武器に切り替えてもサブウェポンとして使える! フルパワーアップでは3つの武器が同時に使えるなんて、今までに無かったのが不思議なくらいナイスなシステムだ。

 初プレイでは当然うまくできないが、慎重に操作し、必死でゲームに食らいつく。それでも全6面のうち、4面ボスまで到達。もちろんノーコンティニュー。うまい人ならもっと先に進めるかも知れない。

 あれ? 思ったより簡単かな? それに面白さもイマイチ明確ではない。だが一足飛びに過小評価してはいけない。操作にも慣れたところで再度挑戦!

 ところが、その後しばらくは2面クリアできないプレイが続く。これはよくあるアレだ、パワーアップしすぎると敵が強くなる難易度自動調整だ。だがそれだけではなく、中型編隊を全滅させるとステージ分岐するシステムもあった! さらに、ボーナスアイテムの連続取得を狙って死ぬという事故も多発! プレイヤーの力量に合わせた二重三重の壁!

 だがそんな壁は、戦略の見直しと練習量で次々に突破! うまくなっていくのが実感できるのだ。雑魚どもがやっかいな4面ボスを沈め、ブーメラン弾がトリッキーな5面ボスを撃破し、広角の弾幕を張る6面中ボスを接近戦で倒し、ついに最終ボスが浮上! 攻撃は途中までは初見で避けられるものだが、段々と多くの攻撃が複合してくる! 一秒先の弾道を読み、敵の砲台さえも盾にして攻撃をしのぎ、見事に破壊に成功だ!! 言うまでもなくノーコンティニュークリアだが、最後の一機でボンバー無しのギリギリの勝利だった!

 さあ、次はハイスコアに挑戦だ! プレイを磨き上げ、さらに安定させなくては! まだまだ幾らでも遊べるというものだ!

 画面こそ地味だが、これは面白いシューティングだ! ある程度やり込まないと分からないのだが、攻略のさせ方がうまい、とでも言えばいいのだろうか。パターン性とアドリブ性のバランスも良好。後半ステージのボスも手応え十分。前作(?)の「トゥエルブスタッグ」の機体も使用可能。ミニゲームも多数収録。特に「シューティング技能検定」なんて余計なお世話だ! そんな風に言われたら、やらないわけにはいかないではないか!

 シンプルなのに奥が深くて長くつきあえる、うるさい演出は無いが気は利いている、例えるなら生涯の伴侶にふさわしいシューティングだ。「シューティングラブ。」という言葉は、単なる景気づけではなかったのだ。

 だが残念ながら本作は、今やプレイ人口が少ないと思われるシューティング界の救世主とはならないだろう。かなり通好みであるからだ。それもただでさえマニアックと言われるシューティング界でだ。けれどシューティングってそんなにマニアックだろうか?

 シューティングの魅力とは何だろう。もちろん撃ちまくりの避けまくりで爽快ということもあるが、そうしながらも機体の特性や武器を使いこなしているっていう感覚が欲しいところだ。その上でいろいろと努力して攻略するのが魅力だと思うが、なるほどそれでは敷居が高いと思われてもしょうがない。ゲームは娯楽なんだから。

 でも、ゲームとは「先に進むのが楽しい娯楽」ではなく、「先に進むにはどうするかを考えるのが楽しい娯楽」だと思うのだ。そしてそれは「先に進むための勝負」でもある。だから、誰でも簡単にクリアできるゲームなんてゲームとは言えない! 初めから勝負の筋書きが決まっているゲームなんて八百長だ! 茶番だ! そういうものは、たとえゲームの体裁をしていても、デジタルコミックやデジタルノベルと呼ぶべきものだ。

 真剣勝負こそゲームの領分だ。そんな真剣勝負の色合いは、古典的なジャンルのシューティングに強く残っているのかも知れない。シューティングはマニアックなのではなく、いや、マニアックではあっても、それがゲーム本来の姿なのだ。

 だから私はシューティングをする。「シューティングラブ。」 貫いてみせる!!

時々ダライアス ちょっと更新509万

2010-10-26 20:52:09 | ゲーム


 NORMAL(NEW)バージョン、ノーミスの記録をちょっとだけ更新しました。途中でザコ編隊を結構逃がしたのが惜しかったですが、白玉の引きは良かったです。鯨との戦いでヤズカの打ち返し弾にあせってしまい、さっさと倒してしまいました。今のところ、残機つぶしの稼ぎをするつもりはありません。

 ダライアスで出現する敵の種類や順番は固定されていますが、出現位置がランダムなのでパターンにならず、一瞬の判断が常に必要とされるので何度やっても飽きません。1986年の発売当時からプレイしていますが、今が一番やり込んでるかもしれません。

 音楽をゲームの評価に直結させるつもりはないのですが、ダライアスは音楽も素晴らしいです。一般的には1面の「キャプテン・ネオ」とか最終ボスの曲が印象的なようですが、個人的には「カオス ~メインテーマ~」をゲーム音楽の最高傑作に認定しています。轟くオケヒット、不安定な音程、息を飲む静寂、先が読めないリズムなどの要素が、ゲームの「巨大さ」と「深さ」に一体化しているようです。

 ダライアスがいつまで置いてあるかわかりませんが、ハイスコア更新するたびに少しずつ語っていきたいところです。これが最後でなければいいですが。

【ゲームクエスト】SuperLite1500シリーズ おえかきパズル

2010-10-25 20:16:26 | ゲームクエスト
SuperLite1500シリーズ おえかきバズル(プレイステーション)

2006年9月5日掲載、表機能で作図

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 私が親元にいたころ、家では毎日新聞を購読していたのですが、その日曜版に「ののぐらむ」というパズルが連載されており、よく解いていました。そのパズルが浸透し、「お絵かきロジック」や「ピクロス」などの様々な呼び方を持ったようです。

 本作「おえかきパズル」も、要するにその「ののぐらむ」です。ヒントの数だけ連続してマス目を塗りつぶすと絵になるというパズルです。例えば、

 
     
1、1     
     
1、1     
     

ならば、

 
    
1、1   
1、1   
    

となって、飛行機の形になります。

 本作では問題が500問も収録されており、大変にコストパフォーマンスが高く、長く遊べる一本です。私も多くの貴重な休日を本作に費やしてしまいました。

 初めこそ5×5の簡単な問題ですが、後半になると20×20になります。まともにロジックで解こうとすると、一問に1時間近くかかる問題もありました。ところが数をこなしていくと、数字を見れば大体の形が見えてくるようになります。だから終盤は比較的スムーズに進めましたが、それでもたった1500円のゲームに長いこと楽しませていただきました。

 で、もう満足したかと言うと全然そんなことは無く、今でもたまに引っ張り出してプレイしています。各ステージのクリア時間の更新をしたり、ボーナス画像6のオエカキンスキー・ロジコフ博士の左手が右手であることを発見したりしています。

 そんな中で最もエキサイティングな遊び方がタイムアタックです。と言っても問題を解くのではなくて、答えの分かった問題をいかにすばやく正確な操作でクリアするか、というものです。もはやパズルではなく格闘ゲームのコマンド入力みたいですが。

 実は先ほどの飛行機の例は本作の第15問なのですが、そこでの私の記録は1秒83です。皆さんの記録にも挑戦してみたいところです。

 何もそこまでして無理やり遊ばなくても、と自覚はしているのですが、長いこと私を悩ませたこの憎い本作に敬意を表して、今度は私が本作の休みを奪ってしまおうという魂胆なのです。

カルガリー出張 その3

2010-10-24 17:29:45 | 旅行
カルガリー出張 その2の続き


ダウンタウンのメインストリートです。
カルガリー・スタンピード目当ての観光客が多いです。


お昼に突然、直径5mm程度の雹が降ってきました。
地面は砂利道のようになりました。


夕方に時間が空いたので、街の真ん中を流れるボウ川まで散歩してみました。
土手の上からダウンタウン方向を振り返ると、高層ビル群の脇にカルガリータワーが見えます。


ボウ川の中洲にあるプリンス・アイランド公園です。
明るいですが、夕方の6時くらいです。


鳥もいました。


カルガリーから帰る時、遥かカナダにカナディアンロッキーが見えました。

カルガリーって結構緯度が高くて、サハリンと同じくらいなんですね。
内陸部でもあり寒そうですが、ぜひ冬に行ってみたい街です。

【ゲームクエスト】どつぼちゃん

2010-10-23 20:02:24 | ゲームクエスト
どつぼちゃん(プレイステーション)

2006年8月30日掲載

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 「どつぼちゃん」のタイトル画面には、ヨーロッパ貴族のような髪型で微笑むどつぼちゃんと、「世界一ツイてない女 どつぼちゃん」のタイトル文字が並びます。これらに目を奪われて(ひるんで)いるとオープニングムービーが始まりますが、親子3代がどつぼちゃんの不運を切々と歌う恨み節で、プレイの前にやる気が爆縮です。

 風水的に最悪の家を建てたばかりに次々と不運に見舞われる綾小路一家。普段からどつぼにハマってる一人娘のどつぼちゃんですが、今日はどつぼちゃんの結婚式です。あらゆる災難に襲われる中、無事に結婚式を挙げるのがゲームの目的です。

 内容は、1)どつぼちゃんに災難が降りかかる、2)風水の知識を試すクイズ、3)ミニゲーム(クイズの結果が悪いと難易度アップ)という繰り返しで、合計20のミニゲームが収録されています。結構斬新なアイデアのミニゲームもあり、なかなか面白いものとなっています。

 結婚式の朝、どつぼちゃんが目を覚ますと、急な腹痛に襲われます。トイレに行こうとすると、町内中で断水とのこと。そこで断水の起こっていない公園の公衆トイレまで便意に耐えながら誰よりも速く走るという、いきなり最低のシチュエーションのミニゲームをプレイすることになります。

 腹痛指数が低いときはボタン連打で速く走り、腹痛指数が高いときはスピードを抑えて便意をやり過ごすという変態ゲームです。失敗するとうずくまり、「も、もれた~」と表示される非道の演出。美少女と言えなくもない主人公(23歳)に対し、容赦の無い扱いです!

 この後もゴミの分別をさせられたり、ストーカーに付きまとわれたり、フェリーが座礁し沈没寸前になったり、邪教の儀式のいけにえにされそうになったりします。さらに、風水クイズの結果によっては、大変な難易度になったりもします。

 そんな中どつぼちゃんは、襲い来る便意を「第一波」「第二波」と表現したり、おじいさんに「『光年』は時間ではなくて距離の単位」と突っ込んだりと、余裕のあるところを見せ付けます。もはや不運が堂に入っています、どつぼちゃん。

 そしてついに披露宴も終盤の最終ステージ! そこではなんと宇宙から真っ赤に燃える巨大な隕石が地球へ迫ってきます。もはや風水による一家の災難という範疇を10光年も飛び越えた天変地異です! 隕石の接近がどつぼちゃんのせいかどうかは判りませんが、このままでは披露宴どころではないことは確実です。

 地球が滅亡するだけでなく、披露宴の邪魔をされるのは許せない!

 どつぼちゃんは隕石の破壊に向かいます! どうやって? それは、隕石に向かって石つぶてを投げつけるという、何もしないよりは1オングストロームほどマシというシューティングゲームでした!

 隕石の破片をかいくぐり、打消し、たまに岩など投げながら、ついに隕石を破壊!! 無事に披露宴も終えることができ、私の肩の荷も降りたというものです! 本当に良かった!!

 こうしてどつぼちゃんは只野一朗(ただのいちろう)氏という顔の比率が大きい以外に何の特徴も無いが優しい男性と結婚し、今後は幸せに暮らすでしょう。けれども、どつぼちゃんが幸せになったはずなのに、さびしく感じるのはなぜ? これが娘を嫁に出す父親の気持ち? いや、それだけではないような気がします。

 そういえば結婚式の朝、ストーカーは「不運な君は輝いていた」と言っていました。今になってはこのストーカーの気持ちが少し理解できるのです。少なくとも、この日、どつぼちゃんは不運ではあっても不幸ではなかった。そして、そんなどつぼちゃんは確かに美しかった!

 どつぼちゃんの魅力は、幸せを求めるひたむきさと、信じられない不運さえ笑い飛ばす明るさです! 不運に正面から立ち向かう姿こそ、見る人の心を打つものなのです!

 だから、どつぼちゃんに真に必要なものは「風水」という象徴的なパワーではなく、自らの手で幸福をつかむという気迫です! あらゆる困難を克服する力と技です! そして最も原始的な、飢えと、野性と、闘争本能です!

 そんなわけで、オマケモードにて難易度レベルを3にして全てのミニゲームをクリアするという目標が掲げられました。

 レベル1と3では桁違いの難易度です。風水パワーは侮れませんでした。あまたのパンツを失い、あまたのおじいさんを行方不明にし、あまたの地球を環境破壊に至らしめながらも、それでもどつぼちゃんは次々とクリアしていきました。風水に頼るのをやめたどつぼちゃんに障害となるものはありません!

 ……というわけにはいかず、20のミニゲームのうち4つはまだ未クリアです。特に邪教徒を倒す横スクロールアクションは難しい! 飛び蹴りが比較的効きそうかな、と考えています。他には、ルーレットで適切な誓いの言葉を当てるものと、発電機で会場に電力供給するものと、落下物からケーキを守るものが厳しいです。

 只野一朗氏には申し訳ないですが、もう少しどつぼちゃんを私が預かることになりそうです。

 全体的に熱いミニゲームが多く、やりごたえは十分です。また、人物たちの会話も笑えます。特に「ソルボンヌの○○」には笑ってしまいました! お母さん、ヤバくない?

 音楽はほとんどがクラシックのアレンジで、優雅な綾小路一家のビジュアルにマッチしています。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」が流れる時には、どつぼちゃんがそれこそ北欧神話のワルキューレ(バルキリー)のように思えて、戦意も増すというものです。へんてこなゲームではありますが、元気が欲しい人にはオススメです!

 ところで、結婚した後のどつぼちゃんのフルネームは「只野どつぼ」になるようです。

 ……ただのどつぼ……。乗り越えるべき試練とかそういう前向きなものではない、ただのどつぼ。理由も因縁も何も無い、純粋などつぼ。これに最もタチの悪いものを感じるのは私だけでしょうか? もはや風水も効きそうにありません。

 でも今のどつぼちゃんなら、「何言ってるの! こんなの、ただのどつぼよ!」と言って軽くこなしてくれると信じつつ、続編希望!

カルガリー出張 その2

2010-10-22 16:56:00 | 旅行
カルガリー出張 その1の続き

カルガリー・スタンピードに招待され、スタンピード・パークにやってきました。
出店やカジノで大変な混雑なうえ、雨も降ってきて大変でした。
7月でしたが、かなり寒かったです。


そしてやって来たのがカルガリー・スタンピードの会場です。
ここではまず暗くなるまで馬車レースが行われました。


暗くなり始めた頃、移動式の舞台が展開されてショーが始まりました。


いろんなグループが演奏やダンスなどそれぞれパフォーマンスをしていました。


中にはアクロバットも。


スクリーンも設置されていました。
このバグパイプおじさんは有名な方だそうです。


終わりには花火も上がりました。
ショーだけでも2時間ほどあって、とても楽しめました。

つづく