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ポンコツ浪漫大活劇 バンピートロット

2010-11-03 19:42:20 | ゲーム
 ちょっと古いゲームですが、ここしばらくはプレイステーション2の「ポンコツ浪漫大活劇 バンピートロット」を主にプレイしています。トロットビークルと呼ばれる二足歩行の乗り物が普及し始めた産業革命の時代を舞台に、海辺に流れ着いた記憶喪失の少年が活躍します。記憶喪失と言っても、それにまつわる謎を解くということもなく、要するに「主人公=プレイヤー」と定義するための荒技です。会話の選択肢や相手のリアクションも豊富で、プレイヤー自らが主人公のキャラクターを形成していくのです。

 本作は一見するとグラフィックや雰囲気がほのぼのしているので、心温まる冒険活劇のように感じられます。ところが、産業革命の時代が舞台ということで、機械化によるリストラとか環境破壊とか犯罪とか交通事故とかいろいろと殺伐とした側面が色濃くなってきます。あまつさえメインシナリオでは戦争だとか復讐劇とかのキナ臭い話になっていきます。飛行船との戦いから最終決戦場への舞台の流れは劇的で引き込まれましたけど。

 さて、このゲームは何ゲームでしょうか。ロボットを操作するアクションゲームとも言えるし、物事の関連を解きほぐすアドベンチャーゲームとも言えます。限られたリソースでどうやって生き抜くかという点ではロールプレイングゲームのようですし、世界では時間が経過し行動の結果によって株価が変動するというような要素はシミュレーションゲームのようでもあります。また、主人公が街角で楽器を演奏する時は音楽ゲームですし、酒場に行けばビリヤードもできます。恋愛要素については、ありそうで実は希薄なんですけどね。

 「プレイヤーの数だけプレイスタイルがある」というのが本作の売り文句でした。ゲームの中でやりたいようにやればいいのです。シナリオを進めるだけでなく、ひたすら金を貯めてゴージャスな生活を味わってもいいし、労働に勤しむのもいいでしょう。こうなるとほとんど作業のようなプレイになってしまいそうですが、ゲーマーならば「日常の中のゲーム性」を発掘するとより楽しめるでしょう。

 メインシナリオ自体は結構すぐに終わってしまいます。そしてエンディングの後日談として、あるいはメインシナリオ途中でもいいのですが、産業革命にまつわる様々なエピソードを追いながら、街での日常を送ることになります。ここでイベントを追うだけでなく、移動するのにも効率や付加価値を追求すると、やり込み度がぐっと深まります。例えば、街から街への移動にあたり、安全性と経済性と時間のどれを優先すべきか、往復を考えてどの交易品を運搬すると利益が上がるか、ライブやバトルのスケジュールを考えてどこまで足を伸ばせるか、等々。単なる作業で金稼ぎをするより楽しいですよ。

 本作の凄まじい作り込みに製作者たちの意地を感じました。それでいて舞台は手頃な広さで、引き締まっています。続編がプレイステーション3で長いこと開発中のようで、そのために今更ながらプレステ3を購入するのもいいかなと考えています。続編ではさらなる作り込みがなされているところだと想像しますが、本作のテイストを守りつつ、さらに意表をついた仕掛けや展開を期待しています。

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 ここからは私のプレイ状況です。

 善人エンド、悪人エンド×3の全てを観て、善人エンドその後をプレイしておりました。ところがゴールドーン廃坑の発掘品2つがさっぱり出ないのと、ア・マモール遺跡のプレートが出ないという事態に。うわさによると発掘品を手元にコンプリートする前に博物館に売ってしまうと、プレートが出ないらしいのです。もちろん博物館のプレートも未入手です。

 また、アルバムにてコニーおよびセイボリーの嫌いなものが埋まりません。クリア後ではもう遅いのでしょうか。

 さらに、序盤でポンコツアームを売ってしまって、ロマンポンコツアームを開発できませんでした。あとハト時計ブレストをもらったものの、その後のやりとりで博士に没収されてしまいました。

 このように穴のあるプレイデータに我慢が出来ずに、結局もう一度やり直しています。あとは前のデータで達成していないハスラーキング、エビルタローン権利書購入、株の買い占めでパーフェクトですかな。


メーカーによるプロモーション映像。
変な選択肢ばかり選んでます。