東日本大震災を受けて台湾で集まった義援金の贈呈式が21日、東京・六本木で行われた。台湾外交部(外務省)によると、これまでに集まった義援金は官民合わせて144億円にのぼるということ。
米国、英国、韓国、中国、ロシア、フランスの6カ国7紙の新聞に感謝広告を掲載した日本政府だが、台湾の新聞には同様の感謝広告を掲載していない。菅総理の言うところでは、日本政府は菅直人首相名で台湾の馬英九総統へ感謝のことばを届けたとのことだが、なぜ他の国と同じように新聞広告を掲載しないのか私には理解できない。
どこの国よりも先んじて、どこの国よりも多額の義援金を送ってくれた台湾に対して、日本の態度は差別的だと言わざるを得ない。日本の外務省がどれほど中国にこびへつらっているかを物語っている。
実際に日本への義援金を寄付してくれたのは台湾の一般市民だ。台湾総統に感謝の言葉を送るのではなく、台湾の一般市民に心から感謝の意を伝えるべく行動するべきだろう。
そんな日本の対応とは対照的だったのが、オーストラリアだ。オーストラリアのギラード首相は23日、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城・南三陸町を訪問した。外国の首脳が被災地を視察したのは、初めてとのこと。
ギラード首相は大規模な洪水被害を受けたクイーンズランド州での復旧計画にあたっても、すぐさま所得税に対する一時課税を発表するなど、意思決定が迅速であり素晴らしい対応をしていると思う。日本の政府、首相にも見習ってもらいたいところだ。
中国商務省は19日、中国政府が日本の12都県で生産した農産品の輸入を禁止したことについて「多くの国が相応の措置を取っており、中国の措置も適切だ」との見解を示した。
これは非常に微妙な問題だと私は思う。というのも、これまで日本は無意識のうちに外国に対して、今回の中国と同じ、あるいはそれ以上の過剰反応を示してきたからだ。
中国に対しては、天洋食品の餃子中毒事件の際、中国全体からの輸入を一時的に禁止したし、米国牛のBSE問題が起こったときにも、わずか11頭の感染した牛を理由に米国からの牛肉輸入を全面的に禁止している。
総じて言えば、今日本が放射能問題で外国から受けている仕打ちの何十倍ものことを、日本は世界に対してずっとやってきた。
今の中国政府の対応が全面的に正しいとは思わないが、これまでの歴史を振り返れば日本は世界に対して恥ずかしげもなく「非常に失礼な態度」をとってきたのだから、胸に手を当てて自分自身について反省するべきだろう。まさに、「人の振り見て我が振り直せ」だ。これまで自分たちが何をしてきたのか、冷静に振り返る良い機会だと私は思う。
【今週の問題解決視点のポイント】
考えることのトレーニングをし、常に自分なりの「軸足」を定めておく。
米国、英国、韓国、中国、ロシア、フランスの6カ国7紙の新聞に感謝広告を掲載した日本政府だが、台湾の新聞には同様の感謝広告を掲載していない。菅総理の言うところでは、日本政府は菅直人首相名で台湾の馬英九総統へ感謝のことばを届けたとのことだが、なぜ他の国と同じように新聞広告を掲載しないのか私には理解できない。
どこの国よりも先んじて、どこの国よりも多額の義援金を送ってくれた台湾に対して、日本の態度は差別的だと言わざるを得ない。日本の外務省がどれほど中国にこびへつらっているかを物語っている。
実際に日本への義援金を寄付してくれたのは台湾の一般市民だ。台湾総統に感謝の言葉を送るのではなく、台湾の一般市民に心から感謝の意を伝えるべく行動するべきだろう。
そんな日本の対応とは対照的だったのが、オーストラリアだ。オーストラリアのギラード首相は23日、東日本大震災で壊滅的な被害を受けた宮城・南三陸町を訪問した。外国の首脳が被災地を視察したのは、初めてとのこと。
ギラード首相は大規模な洪水被害を受けたクイーンズランド州での復旧計画にあたっても、すぐさま所得税に対する一時課税を発表するなど、意思決定が迅速であり素晴らしい対応をしていると思う。日本の政府、首相にも見習ってもらいたいところだ。
中国商務省は19日、中国政府が日本の12都県で生産した農産品の輸入を禁止したことについて「多くの国が相応の措置を取っており、中国の措置も適切だ」との見解を示した。
これは非常に微妙な問題だと私は思う。というのも、これまで日本は無意識のうちに外国に対して、今回の中国と同じ、あるいはそれ以上の過剰反応を示してきたからだ。
中国に対しては、天洋食品の餃子中毒事件の際、中国全体からの輸入を一時的に禁止したし、米国牛のBSE問題が起こったときにも、わずか11頭の感染した牛を理由に米国からの牛肉輸入を全面的に禁止している。
総じて言えば、今日本が放射能問題で外国から受けている仕打ちの何十倍ものことを、日本は世界に対してずっとやってきた。
今の中国政府の対応が全面的に正しいとは思わないが、これまでの歴史を振り返れば日本は世界に対して恥ずかしげもなく「非常に失礼な態度」をとってきたのだから、胸に手を当てて自分自身について反省するべきだろう。まさに、「人の振り見て我が振り直せ」だ。これまで自分たちが何をしてきたのか、冷静に振り返る良い機会だと私は思う。
【今週の問題解決視点のポイント】
考えることのトレーニングをし、常に自分なりの「軸足」を定めておく。
そこまで頭が回りませんでした。
台湾のお話もご指摘の通りだとは思いますが、
政府としてことを行うと何かと話がややっこしくなりますからね・・・ただ私は国民として台湾人にお礼を言いたいですし、この感謝の念を生涯忘れないでしょう。そう思っている日本人は多いはずで、それが大切なのではないでしょうか?
若い世代(ネットユーザーが多い世代)の保守化が進んだのもそのためではないでしょうか。
保守化が進んだというよりも、マスコミのマインドコントロールが解けた。と表現した方が良いかもしれませんが。
最近では「お買いものは日本より安い韓国で!」
という韓国特集も多い。
中国・韓国人による犯罪は報道されず、韓国ドラマ、アイドル前面押しです。
既に、日本のメディアはNHKも含め、中国・韓国の反日勢に掌握されていますよ。
米国でロシアスパイが逮捕された報道がありましたが、根拠も無く「日本は大丈夫」と考える方がおかしい。
アメリカ牛も食べていないし、代替商品があるなら危険性のあるものは避けるのが当然だ。
今回のような意見は、海外で日本産(被曝地産)の食品を食べさせろと言っている民意にそむいて輸入制限をかけているのか、民意に応じて輸入制限を取っているのか調べてからにされてはどうでしょう?
売国菅内閣が何をしても日本人は揺らぎ無く、恩を仇で返すようなことは絶対しません。そう信じています。
非常にうれしい話です♪
台湾の方も、他の国以上に感謝の意を受け止めてくれていると思います
大前さんは、日本の放射能は害はないと考える根拠があって、それ故に中国は過剰反応だ。という形で話を進めていますが、害がない根拠を聞かせて頂けると幸いです