大前研一のニュースのポイント

世界的な経営コンサルティング 大前研一氏が日本と世界のニュースを解説します。

日本の変革期を担う若者の活躍を期待したい

2009年06月30日 | ニュースの視点
収賄罪で起訴された鶴岡啓一前市長の辞職に伴う千葉市長選は14日投開票され、民主党が推薦する無所属新人の前市議、熊谷俊人氏(31)が初当選した。 投票率は43.50%で、2005年の前回選挙を6.30ポイント上回る結果となった。 今回当選を果たした熊谷俊人氏は、NPO法人・政策学校の「一新塾」の出身。06年5月から1年間「一新塾」に所属し、政治活動についてきちんと勉強しているというのは、評価に値 . . . 本文を読む

現況を数字で見るGMの現況と、GM解体作業の行方

2009年06月23日 | ニュースの視点
1日、米ゼネラル・モーターズ(GM)の破産法審理がニューヨーク市の破産裁判所で始まった。 再建手続きは、複雑な利害関係から難航することも予想されているが、9日には「新生GM」の会長に米AT&Tの元会長兼最高経営責任者(CEO)のエドワード・ホイッタカー氏を起用する方針が明らかになった。 ついにチャプター11による再生を迫られることになったGMだが、2009年6月15日号のTIME誌でGMに関す . . . 本文を読む

北朝鮮立場で読む、真の狙いとは?

2009年06月09日 | ニュースの視点
25日、北朝鮮は朝鮮中央通信を通じて、2回目の核実験に成功したと発表した。これに対して、26日米ワシントンポスト誌は、核実験の半分は失敗しており信頼のある核兵器を作る技術はないことを示したという複数の専門家の見方を伝えている。 また27日、核実験や短距離ミサイルの発射に続き、北朝鮮は軍事対応にまで言及する声明を発表した。 黄海周辺では過去に大規模な交戦が起きており、韓国政府と韓国軍は警戒を強め . . . 本文を読む

日本の将来を見据えて、真の人材を目指せ

2009年06月02日 | ニュースの視点
20日、内閣府が発表した2009年度1―3月期の実質GDPの成長率は前期比4.0%減少、年率換算では15.2%の減少となり、戦後最悪の落ち込みとなったことが分かった。 四半期ベースで前期比4.0%の減少というのは予測の範囲内だったが、年率換算の下落幅がこれほど大きいとは私も思っていなかった。 この数値は、OECDの各国の中でも例がない画期的な下落率だ。 外需の冷え込みが主な要因だ。 実質G . . . 本文を読む