大前研一のニュースのポイント

世界的な経営コンサルティング 大前研一氏が日本と世界のニュースを解説します。

中国経済の行方。銀行、不動産、ホテル、今後は?

2011年11月29日 | ニュースの視点
国際通貨基金(IMF)は14日、中国の金融制度について、金利や為替相場、銀行監督などを含む広範な改革を急ぐよう求める評価報告書を初めて公表した。 IMFは銀行ローンの質の劣化を指摘しているが、主に中国銀行が中堅自治体へ貸し出している部分だ。この債務が返済されるかと言えば、おそらく相当難しいだろう。国そのものが動かなければ、ここを解決することはできないと私は思う。 自治体への貸し出しに加え、民間 . . . 本文を読む

厳しい欧州経済、ドイツ経済にも影響か?/IMFラガルド専務理事に要注意

2011年11月22日 | ニュースの視点
フランスのフィヨン首相は7日、追加的な財政赤字削減策を発表した。年金改革や増税などを実行し、2012年予算で70億ユーロ(約7500億円)の赤字削減などを打ち出した施策となっている。 米格付け会社S&Pが10日、フランス国債の格付け引き下げを知らせるメールを「誤送信」したことで一時市場は混乱した。ギリシャ・イタリアにつづき、フランスまでも危ないのかと感じた人は大勢いたと思う。さすがに、本当にフラ . . . 本文を読む

衆愚政治に陥ったギリシャの現状と今後/日本は欧州に恩を売っておくべき

2011年11月15日 | ニュースの視点
ギリシャのパパンドレウ首相は3日、緊急閣議を開き、12月4日に予定していた国民投票を撤回する意向を明らかにした。そうした中、最大野党の新民主主義党のサマラス党首が与野党の大連立による「臨時救国内閣」の設立を提案したことを受け、英BBC放送は、首相が辞任し新政権に道を譲る方針を固めたもようだと報じている。 ただ問題なのは、パパンドレウ首相が辞任したところで有力な後継者がいないことだ。ギリシャはこれ . . . 本文を読む

「福島第一原子力発電所事故から何を学ぶか」プロジェクト

2011年11月08日 | ニュースの視点
細野豪志原発事故担当相は28日、チームH2O(総括責任者大前研一)がまとめた東京電力福島第1原子力発電所事故の検証結果や再発防止策に関する報告書を受け取った。 マスコミの記事では「人災」という点でまとめられてしまったが、そうした記事を読む限りでは私が発表したかった真意は伝わらないのではないかと懸念してしまう。私は「人災」のみを強調したつもりはなく、むしろそれよりも原発に対する「設計指針」「設計思 . . . 本文を読む

日本にとっては厄介な存在だったガルビン氏/本当に中国はこのまま成長するのか?

2011年11月01日 | ニュースの視点
米通信機器大手モトローラ・モビリティーとモトローラ・ソリューションズは12日、分割前のモトローラで会長兼最高経営責任者(CEO)を務めたロバート・ガルビン氏が11日、死去したと発表した。89歳だった。創業家出身で、90年に会長を退任するまでモトローラの経営をリード。モトローラを通信機器や半導体を含めた世界有数の電機大手に育てた。 ガルビン氏と言えば、日米貿易交渉でその名を轟かせた人物だ。特に日米 . . . 本文を読む