大前研一のニュースのポイント

世界的な経営コンサルティング 大前研一氏が日本と世界のニュースを解説します。

TCIの戦略変更は妙手。国際経済から孤立する日本

2008年05月27日 | ニュースの視点
13日、Jパワー電源開発は同社の筆頭株主である英投資ファンドのザ・チルドレンズ・インベストメント・ファンド(TCI)がJパワー監査役会に対し、Jパワー取締役13人全員に総額60億円の賠償を求める訴訟を検討するよう求めてきたと発表した。 去年9月に実施した料金引き下げにより、営業利益をおよそ60億円減少させたことによる賠償金の請求とのこと。 今回のTCIによる対応は、非常に面白く、日本政府に対し . . . 本文を読む

【大前研一ライブ】5月25日号の主なニュース

2008年05月25日 | 大前研一ライブ
*四川大地震/中国政府が1兆円超の復興基金。放射性物質15個未回収 *台湾情勢/馬英九氏が新総統に就任 *途上国支援/世界食糧計画にサウジアラビアが5億ドル拠出。アフリカに円借款を40億ドル方針 *洞爺湖サミット/北方領土問題の啓発活動を前倒しに *BSE問題/米国産牛肉輸入で米韓が追加措置を合意 *マレーシア情勢/マハティール前首相が与党を離脱 *米国大統領選/クリントン氏が“ケネディ氏暗殺は6 . . . 本文を読む

道路は日本の政治の中心。政治家、自動車業界は今こそ考えるべきタイミング

2008年05月20日 | ニュースの視点
ガソリン税の暫定税率を元に戻す改正租税特別措置法が、先月30日の衆議院本会議で再可決・成立した。 これにより暫定税率が1ヶ月ぶりに復活。一方、道路特定財源を2009年度から一般財源化する基本方針を閣議決定した。 今回の道路特定財源問題や暫定税率問題の経験を通じて、多くの人が道路は日本の政治の中心なのだということを認識できたのではないかと思う。 その意味において今回の騒動はある程度有益だったと . . . 本文を読む

【大前研一ライブ】5月18日号の主なニュース

2008年05月18日 | 大前研一ライブ
*四川大地震/12日にM7.8の大規模地震が発生。被災者は四川省だけで1千万人超に *中国金融政策/「中国人民銀行」がインフレ抑止が最優先と報告 *ミャンマーサイクロン被害/行方不明者は22万人、死者数は最大で10万1千人に *米国大統領選/マケイン陣営幹部がミャンマー軍政から報酬 *セルビア情勢/議会総選挙でEU加盟推進派が躍進 *ロシア情勢/プーチン首相が初代議長で政府幹部会を新設 *米国住宅 . . . 本文を読む

【大前研一ライブ】5月11日号の主なニュース

2008年05月11日 | 大前研一ライブ
大前研一 ゴールドコースト、シンガポール、バンコク訪問報告 *コメ価格/サウジアラビア政府がタイのコメ生産者に投資検討 *訃報/ウッドワン中本利夫取締役名誉会長が死去 *日中関係/胡錦濤国家主席が訪日終え帰国 *チベット問題/中国政府とダライ・ラマ氏側が対話継続で合意 *中台関係/台湾国民党・江丙坤氏が深セン市幹部と会談 *中国株式市場/7日の上海、深セン市場で中国株が大幅続落 *ロシア情勢/福田 . . . 本文を読む

中国の統治機構とその歴史認識に対する教育を改めるべきだ

2008年05月06日 | ニュースの視点
パリで起きた北京五輪聖火リレー妨害に抗議するため、中国で展開するフランス系スーパーのカルフールを標的にしたデモは、20日、中国各地に広がった。 その中、中国政府が近くダライ・ラマ14世の関係者と直接対話に応じることが25日明らかになった。 今回の騒動において、諸外国が中国外交に対して「腰砕け」になってしまっている。 特にフランス・サルコジ大統領は強気の態度を一転させて、中国への態度を軟化させ . . . 本文を読む