大前研一のニュースのポイント

世界的な経営コンサルティング 大前研一氏が日本と世界のニュースを解説します。

【大前研一ライブ】2月25日号の主なニュース

2007年02月28日 | ニュースの視点
*政策金利/日銀・金融政策決定会合で0.25%金利引き上げ *東京株式市場/日経平均が1万8千円台で6年9ヶ月ぶりの高値に *土地投資/日銀・短観では企業の土地投資が増勢に *債権売買高/06年売買高は前年比33%増の1京358兆円に *特許収支/財務省・国際収支では特許黒字が5470億円に *中国経済/李国家統計局長が“貿易黒字の70%は虚偽”と述べる *日本株保有/スティール・パートナーズの日 . . . 本文を読む

新東京銀行の経営悪化は、政治家としてのアピールを優先した当然の成り行きだ

2007年02月27日 | ニュースの視点
東京都は経営が悪化している新銀行東京の再建計画作りに着手を発表した。 2008年3月期の黒字化目標を1、2年先送りする方向で、金融支援などを検討するとのこと。 このニュースを見て、私は呆れかえると同時に、強い怒りを感じた。 もともとこの銀行の発足は、私が石原都知事に提言したメトロポリタン銀行という構想から始まった。 当時、巨大銀行が相次いで破綻していたご時世に、東京都が数兆円規模の資金を大 . . . 本文を読む

日本全体が夕張化しているという事実。国民一人一人が運用志向を高く持つべき

2007年02月20日 | ニュースの視点
財務省によると、税収増で大幅に改善した国の基礎的財政収支は再び悪化。 名目成長率を3%として試算した場合、09年度で6兆9000億~7兆8000億円の赤字になる見通しとのこと。 また、新規国債発行額も07年度予算で25.4兆円まで下がってきましたが、09年度から10年度で再び30兆円を超え、国債発行残高は600兆円を突破する見通しだと言う。 結局、「改善された」などといわれていたのは、単なる . . . 本文を読む

外国からの圧力によるものではなく、政府主導による金利政策を望む

2007年02月13日 | ニュースの視点
31日、ポールソン米財務長官は、米自動車メーカーが最近の円安傾向に不満を強めている点について「円相場を非常に注意して見ている」と強調した。 ただ、米国自動車メーカーの苦戦の原因として「日本円安と人民元安」を指摘している今回のアメリカ側の言い分には、かなり言いがかり的な側面が強いと私は思う。 なぜなら、ドルの対円相場の推移を見てみると、00年からの大きな流れでは、円安もあれば円高もあり、全体とし . . . 本文を読む

再編が進む金融業界。金融庁を再定義して、業界の健全な成長を目指せ

2007年02月07日 | ニュースの視点
23日、三菱UFJフィナンシャルグループ(以下MUFG)が、インターネット専業証券大手の松井証券と資本提携に向けて交渉に入った。松井証券がネット証券業界内で活路を見出ために提携という方法を選択したのは、正しい選択だと思う。 今後の行方を考えるときのポイントは、MUFGが保有するカブドットコム証券と松井証券の関係性だろう。今回の提携はMUFGが松井証券の株式15%を保有する(出資する)をするという . . . 本文を読む

【大前研一ライブ】2月4日号の主なニュース

2007年02月07日 | 大前研一ライブ
*米国防関連予算/08年会計年度予算教書で対テロ戦争経費が1450億ドル *イラク情勢/米国情報機関報告書ではイラク情勢を“内戦”と表現 *米国政策金利/昨年のFOMCから5回連続で金利が据え置き *円安/ポールソン米国財務長官が円相場を非常に注視 *円安/主要通貨に対する円の価値、実質実効レートが97.7で21年ぶりに100を割り込む *EU経済/EU財務相会合で今年の経済成長見通しを上方修正 . . . 本文を読む