大前研一のニュースのポイント

世界的な経営コンサルティング 大前研一氏が日本と世界のニュースを解説します。

サムスン電子の圧倒的業績/日本勢との差は開くばかり

2010年07月27日 | ニュースの視点
韓国のサムスン電子は7日、2010年4~6月期の連結営業利益が前年同期比87.3%増の5兆ウォン(約3600億円)となったもようだと発表した。高値圏で推移する半導体メモリーが業績をけん引し、液晶パネル、薄型テレビ、携帯電話の主力部門がバランス良く利益をあげたとみられ、日本の電機大手と比べ、抜きんでた利益水準を維持している。 サムスン電子は2008年のリーマンショックの後、一時業績は悪化したが見事 . . . 本文を読む

日本経済の実態/民主党の凋落

2010年07月20日 | ニュースの視点
欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は9日、「歳出削減が成長を阻害するとの考えにはまったく賛同できない」と述べた。ユーロ圏16カ国が財政再建を進めれば、景気が失速しかねないとの批判がユーロ圏外にあることを踏まえ、財政赤字を圧縮することの正当性を強調したとのこと。 財政再建が持続的成長につながる、というトリシェ総裁の主張は、私に言わせれば「教科書通り」のことで驚くことではない。これまで日本の新聞や . . . 本文を読む

住基ネットではなく、ゼロベースで/民主党は選挙対策しか頭にない

2010年07月13日 | ニュースの視点
税金と社会保障の個人情報を一つにまとめる共通番号制度について、菅内閣の閣僚検討会は29日、中間報告を正式に公表した。それによると、住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)を活用して新しい番号を割り振る案が最も有力だが、報告に対する意見を募った上で年内にも制度の詳細を決める方針とのこと。 率直に言って私はこの案に反対だ。まずシステム面で言えば、住基ネットというシステムが、融通が利かないコスト高のシス . . . 本文を読む

財政危機は、ギリシャの島々の売却まで追い込む

2010年07月06日 | ニュースの視点
25日付の英紙が報じたところによると、財政危機による信用不安に直面するギリシャは財政健全化のため、国内に約6000ある島の一部の売却を始めた。ミコノスやロードスといった人気観光地の島の一部も対象で、長期のリース譲渡にも応じるということ。 ギリシャ支援のための負担を強いられたドイツでは与党政治家から「ギリシャは島を売って借金を返せ」との声が上がっていた。発言そのものは感情的なものだと私は感じたが、 . . . 本文を読む