自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が提出した内閣不信任決議案は、2日、衆院本会議で反対多数で否決された。当初は小沢元民主党代表や鳩山前総理らが不信任案賛成の意向を表明し、民主党から大量の造反が出ると見られていたが、「福島第1原発の事故に一定のめどがついた時点で退任する」という意向を菅総理が表明したことを受けて歯止めがかかった形だ。しかし、この「一定のめど」について菅総理が「来年の1月ころまで」と発言したことを受けて、鳩山前総理は3日、菅総理を「ペテン師」と批判し早期退陣を要求した。
菅総理と鳩山前総理の揉め事は、どっちもどっちだ。特に鳩山前総理について思うのは、まともな大人としての「ビジネス感覚」を持ち合わせていないということである。
鳩山前総理は菅総理の退任期日について不満を持っているようだが、そもそも期日について明確に議論せずに話し合いを終えていることが問題だ。例えるなら、ビジネスの世界で支払期日は明記されていない手形を受け取るようなものだろう。
菅総理にしても、今のところ鳩山前総理や小沢元代表など反対派を上手にかわしているつもりかも知れないが、やるべき事は他にあるはずだ。3月11日の震災発生以降、地獄の苦しみを味わった当事者だからこそ伝えられること、それをまとめ上げることだ。それが出来なければ、菅総理は逃走者として歴史に汚名を残すだけになってしまうと思う。
その際、「菅総理の判断が正しかったのか?」という点は重要ではない。今後誰が引き継ぐにしても、誰ひとりとして菅総理ほど「地獄のような修羅場」の経験はない。歴史的な危機に直面した一人のリーダーとして、何に悩み、何を考え、どんな教訓を得たのか、それを全て書き出して次の人へ伝えていくべきだろう。これは菅総理にしかできないことだ。
それを踏まえた上で、自分ができなかったことで次の人へ期待すること、すなわち仕掛り事項を整理して明確に伝えるべきだ。可能なら、誰に引き継いでもらいたいかという点も明確にしてほしいところだ。
自民党改革委員会の改革提言案が、ベテラン議員らの猛反発で「骨抜き」の危機にさらされている。
自民党は民主党に対して改革を提言するなら、まず自分の身を正すことから始めるべきだと思う。自民党内のドタバタ劇を見ていると何とも情けない。未だに中曽根元首相を推薦するか否かでお家騒動が起こっているとは、何も自民党は進歩していないではないかと言いたくなる。
私は最近、首相になる条件として2つを提案している。1つは、「1回の選挙から選ぶことが出来る首相は2人まで」というもの。一国の首相になるというのは非常に重いことだ。何らかの理由で首相を交代せざるをえないこともあるだろうから、1回の首相交代は認めても良いと思うが、それ以上は再び総選挙で問うべきだ。小泉郵政総選挙の結果、小泉元首相を含めて結局4人もの首相が選出されているのも問題だと思う。
もう1つの首相になる条件は、「一度首相になった人は議員を辞めるべき」というもの。これは実際にカナダで採用されている方針だ。首相経験者は長老になってご意見番になるのではなく、何か言うべきことがあるというなら自分が首相の時に悔いが残らないように全部やれば良いのだ。このルールがあれば、自民党内のお家騒動も片がつくだろう。首相を辞めてから何十年も議員を続け、長老になっていくのはあまりにも節操がない。
前の首相が今の首相をペテン師呼ばわりするのも情け無い限りで、もう少しまともなアドバイスができないものかと思う。首相としての重みを認識し、それを反映できるルールを定めてもらいたいと私は願っている。
【今週の問題解決視点のポイント】
未経験でも、問題解決の力さえあれば、正しく考えることができる。
菅総理と鳩山前総理の揉め事は、どっちもどっちだ。特に鳩山前総理について思うのは、まともな大人としての「ビジネス感覚」を持ち合わせていないということである。
鳩山前総理は菅総理の退任期日について不満を持っているようだが、そもそも期日について明確に議論せずに話し合いを終えていることが問題だ。例えるなら、ビジネスの世界で支払期日は明記されていない手形を受け取るようなものだろう。
菅総理にしても、今のところ鳩山前総理や小沢元代表など反対派を上手にかわしているつもりかも知れないが、やるべき事は他にあるはずだ。3月11日の震災発生以降、地獄の苦しみを味わった当事者だからこそ伝えられること、それをまとめ上げることだ。それが出来なければ、菅総理は逃走者として歴史に汚名を残すだけになってしまうと思う。
その際、「菅総理の判断が正しかったのか?」という点は重要ではない。今後誰が引き継ぐにしても、誰ひとりとして菅総理ほど「地獄のような修羅場」の経験はない。歴史的な危機に直面した一人のリーダーとして、何に悩み、何を考え、どんな教訓を得たのか、それを全て書き出して次の人へ伝えていくべきだろう。これは菅総理にしかできないことだ。
それを踏まえた上で、自分ができなかったことで次の人へ期待すること、すなわち仕掛り事項を整理して明確に伝えるべきだ。可能なら、誰に引き継いでもらいたいかという点も明確にしてほしいところだ。
自民党改革委員会の改革提言案が、ベテラン議員らの猛反発で「骨抜き」の危機にさらされている。
自民党は民主党に対して改革を提言するなら、まず自分の身を正すことから始めるべきだと思う。自民党内のドタバタ劇を見ていると何とも情けない。未だに中曽根元首相を推薦するか否かでお家騒動が起こっているとは、何も自民党は進歩していないではないかと言いたくなる。
私は最近、首相になる条件として2つを提案している。1つは、「1回の選挙から選ぶことが出来る首相は2人まで」というもの。一国の首相になるというのは非常に重いことだ。何らかの理由で首相を交代せざるをえないこともあるだろうから、1回の首相交代は認めても良いと思うが、それ以上は再び総選挙で問うべきだ。小泉郵政総選挙の結果、小泉元首相を含めて結局4人もの首相が選出されているのも問題だと思う。
もう1つの首相になる条件は、「一度首相になった人は議員を辞めるべき」というもの。これは実際にカナダで採用されている方針だ。首相経験者は長老になってご意見番になるのではなく、何か言うべきことがあるというなら自分が首相の時に悔いが残らないように全部やれば良いのだ。このルールがあれば、自民党内のお家騒動も片がつくだろう。首相を辞めてから何十年も議員を続け、長老になっていくのはあまりにも節操がない。
前の首相が今の首相をペテン師呼ばわりするのも情け無い限りで、もう少しまともなアドバイスができないものかと思う。首相としての重みを認識し、それを反映できるルールを定めてもらいたいと私は願っている。
【今週の問題解決視点のポイント】
未経験でも、問題解決の力さえあれば、正しく考えることができる。
もっともな意見だが、《まともではない》政治家が多いのも事実だ。
安倍晋三首相は、胃腸に持病があったとのことで、それで辞任をしている。ストレスが原因と言われている機能性胃腸障害だとか。
中川財務相はG7での泥酔会見後、大臣辞任から自殺。
石破茂、当時防衛相「キャンディーズを見習え」、 「キャンディーズが懐かしい」発言。
鳩山邦夫総務相「ペンタゴンから天ぷらやウナギをごちそうになった」とか、「私の友達の友達はアルカイダ」などの発言。
民主党鳩山代表「日本は日本人だけのものではない」発言もだが、ワシントン・ポストのコラムでは、「哀れでますますいかれた鳩山首相」、「リーダーとして決断できないので通用しない」などと書かれた。
政治家に精神科医や心療内科医などへの診察を義務づける方が先ではないか、と確信する。
上の政治家たちは、どれも世襲政治家たちである。
自民党は、安倍、福田、麻生、と世襲政治家の首相が1年ごとに替わったことで政治不信を招き、一部だが分裂していった。
世襲政治家と族議員の制限と、精神科医や心療内科医などへの診察の義務づけをしないと、《まともではない》政治家が今後、何をしでかすか、とても不安だ。
最悪の事故となった福島第1原発も、民主党、菅首相の政治主導からの人災ではないかと疑われる。班目委員長は首相の側近として、その責任を認めている。
大前氏の情報源は新聞とテレビだけだろう。政界の裏の動きまでは見えていないことは明らかだ。
評論家としてなんでも書けばいいというものではない。この程度の記事を書いたら、そこらの社畜記者でもボツにされる。
米国の操り人形である菅を一刻も早くひきずりおろすべきであることは全国民の一致した見解である。
何もせずに政権を放り捨てた安倍、福田、脱税&「最低でも県外」のペテン師鳩山(同じく政権放り捨て)、と連続して「まともでない首相」が続いています。
菅首相の実力はさておき、「辞めない」だけでもまともだと思います。
そもそも参院は過半数以下のねじれ状態、民主党内も小沢、鳩山などまとまらない状況では、実力のある政治家でも成果を出せるものではないと思います。
菅さん頑張ってください。
そうでしょうか。菅の方が圧倒的に悪質に思えますが。
>そもそも期日について明確に議論せずに話し合いを終えていることが問題だ。例えるなら、ビジネスの世界で支払期日は明記されていない手形を受け取るようなものだろう。
政治家どうしのやりとりで、商業上の契約のようなことはしませんよ。
>菅総理にしても・・・上手にかわしているつもりかも知れないが、やるべき事は他にあるはずだ。
やらないから引きずり下ろすしかないのではありませんか。
>その際、「菅総理の判断が正しかったのか?」という点は重要ではない。
重要ですよ。何を言ってるんですか!
>次の人へ期待すること、すなわち仕掛り事項を整理して明確に伝えるべきだ。可能なら、誰に引き継いでもらいたいかという点も明確にしてほしいところだ。
ペテン師の後継者は認めません。大前氏はなぜ菅にそこまで甘いのですか。同じ穴のムジナだからですか。
>1回の首相交代は認めても良いと思うが、それ以上は再び総選挙で問うべきだ。
今、解散総選挙なんかできるわけありませんよ。そんな基準は要りません。
>前の首相が今の首相をペテン師呼ばわりするのも情け無い限りで、もう少しまともなアドバイスができないものかと思う。
アドバイス? 菅になにをアドバイスするんですか。冗談も休み休みお願いします。
管総理も策を弄して権力にしがみつくのでなく、辞めたく無いのであれば「これが出来るのは俺だけだ。」と訴えなくてはいけない。投げ出すのは無責任だから…では平社員なら通る理屈だけど責任者が口にするのは無責任すぎる。
管総理がどのような修羅場を体験したか書き記せとおっしゃいますが、そのような回顧録は引退後で結構。首相をやるなら年中無休24-7が当たり前、位の心構えでやってもらわなくては困る。自分の行動がどうだったかなんてブレーンに判断させて、現在進行形の危機に対処すべきでしょう。
「首相交代は1回まで。それ以上は再び総選挙で問う。」
「一度首相になった人は議員を辞めるべき。」
この2つ
いいですねb
民主・自民に限らず、日本の政党はこの2つの「決まり」に従うべきです。
当然、法律にすべきですね。
▼首相になるには
「首相交代は1回まで。それ以上は再び総選挙で問う。」
「一度首相になった人は議員を辞めるべき。」
1.「首相交代は1回まで。それ以上は再び総選挙で問う。」
2.「一度首相になった人は議員を辞めるべき。」
この法律を作れないならば、
首相を政権与党の中からですが、
「直接選挙で国民が選ぶ」べきです。
政権与党の中からというのは、
さすがに「首相と政権与党がねじれている」のでは、
日本の政治メチャクチャになりますw
今でも衆議院と参議院でねじれ政治になっているのにねw