22日、トヨタ自動車は2009年3月期の連結営業損益が初の赤字に転落する見通しになると発表した。
トヨタでは今月に入り、米国ミシシッピ州で建設している新工場の操業延期や富士重工業と共同開発を進めている新型の小型スポーツ車の生産・商品化を先送りする方針を固めており、景気減速の中厳しい舵取りを迫られているとのこと。
私がコンサルタントになって既に37年~38年経つが、確かに私の記憶する限りトヨタが赤字になったことは一度もない。
それどころか思い出されるのは、95年に1ドル79円という水準まで「円高」が進んだ際も、トヨタは黒字決算だったということだ。
それほどのトヨタが何故赤字に陥ったのかというと、その理由は「無理なグローバル化」にあったと私は思う。
トヨタは世界各地に数多くの工場を稼働させ、その総数は約50に及ぶ。いかに世界のトヨタとは言え、これだけの急速なグローバル化は無理があったのではないかと私は見ている。
ただし、トヨタの場合には「赤字決算=経営危機」という図式にはならない。
これだけの設備投資をしているので、逆に言うと減価償却費の割合が極めて大きいからだ。赤字とは言ってもキャッシュが不足しているわけではなく、同じ「赤字決算」でも、キャッシュフローが回らずに経営破綻に追い込まれる寸前である米国のGMとは全く違う状況だ。
では、今後のトヨタはどのような戦略を採れば良いか?注目すべきは減価償却費が巨額なため、会計上の利益が減少し、手元に残るキャッシュは増えるということだ。
この点から考えれば、競合他社に比べてトヨタは圧倒的に有利な立場にある。だから、私なら「持久戦」に持ち込むという発想をするだろう。
商品として質の良い自動車を作ることは勿論だが、広がりすぎている商品ラインアップを整理し、R&D(研究開発)も数年間予算を絞る。
そして、今回の赤字の原因になっている世界に広がりすぎた工場も休業させる。
こうして、体力の回復と市況の変化を待ち、回復の兆しが見えたらいつでも急速解凍して復旧できる準備を整えておくだろう。
さらに現在の莫大な広告宣伝費を削減する。
今トヨタが全面的に広告宣伝をやめても、トヨタの名声に傷がつくことはないし、ユーザーのトヨタに対する認知が劇的に下がることもないだろう。
広告宣伝費「ゼロ」は極端に過ぎるというなら、5分の1程度に削減するだけでも十分だ。それだけでも、黒字決算に転換することはできるはずだ。
トヨタには十分な強みがあるので、こうした堅実な方法で十分な回復が見込めると思うが、1つだけ懸念していることがある。それはトヨタの発想がステレオタイプで時代遅れになっているのではないかということだ。
日本におけるレクサスの販売や今回延期となった小型スポーツ車の開発などを見ていても、未だに「若者=スポーツカー」という発想なのだ。
今は低価格であっても若者がスポーツカーに飛びつく時代ではないと私は強く感じている。
今回赤字決算に陥ったことは、トヨタにとって頭を冷やし一息入れる良い契機にできると私は思う。
赤字決算とは言っても、GMのような経営危機に陥ることはないのだから、焦らずにこの期間に様々な経営体勢を整えてもらいたいところだ。
日本を代表する世界に誇れる企業として、トヨタが再び黒字転換して、大きく成長していくことを期待している。
トヨタでは今月に入り、米国ミシシッピ州で建設している新工場の操業延期や富士重工業と共同開発を進めている新型の小型スポーツ車の生産・商品化を先送りする方針を固めており、景気減速の中厳しい舵取りを迫られているとのこと。
私がコンサルタントになって既に37年~38年経つが、確かに私の記憶する限りトヨタが赤字になったことは一度もない。
それどころか思い出されるのは、95年に1ドル79円という水準まで「円高」が進んだ際も、トヨタは黒字決算だったということだ。
それほどのトヨタが何故赤字に陥ったのかというと、その理由は「無理なグローバル化」にあったと私は思う。
トヨタは世界各地に数多くの工場を稼働させ、その総数は約50に及ぶ。いかに世界のトヨタとは言え、これだけの急速なグローバル化は無理があったのではないかと私は見ている。
ただし、トヨタの場合には「赤字決算=経営危機」という図式にはならない。
これだけの設備投資をしているので、逆に言うと減価償却費の割合が極めて大きいからだ。赤字とは言ってもキャッシュが不足しているわけではなく、同じ「赤字決算」でも、キャッシュフローが回らずに経営破綻に追い込まれる寸前である米国のGMとは全く違う状況だ。
では、今後のトヨタはどのような戦略を採れば良いか?注目すべきは減価償却費が巨額なため、会計上の利益が減少し、手元に残るキャッシュは増えるということだ。
この点から考えれば、競合他社に比べてトヨタは圧倒的に有利な立場にある。だから、私なら「持久戦」に持ち込むという発想をするだろう。
商品として質の良い自動車を作ることは勿論だが、広がりすぎている商品ラインアップを整理し、R&D(研究開発)も数年間予算を絞る。
そして、今回の赤字の原因になっている世界に広がりすぎた工場も休業させる。
こうして、体力の回復と市況の変化を待ち、回復の兆しが見えたらいつでも急速解凍して復旧できる準備を整えておくだろう。
さらに現在の莫大な広告宣伝費を削減する。
今トヨタが全面的に広告宣伝をやめても、トヨタの名声に傷がつくことはないし、ユーザーのトヨタに対する認知が劇的に下がることもないだろう。
広告宣伝費「ゼロ」は極端に過ぎるというなら、5分の1程度に削減するだけでも十分だ。それだけでも、黒字決算に転換することはできるはずだ。
トヨタには十分な強みがあるので、こうした堅実な方法で十分な回復が見込めると思うが、1つだけ懸念していることがある。それはトヨタの発想がステレオタイプで時代遅れになっているのではないかということだ。
日本におけるレクサスの販売や今回延期となった小型スポーツ車の開発などを見ていても、未だに「若者=スポーツカー」という発想なのだ。
今は低価格であっても若者がスポーツカーに飛びつく時代ではないと私は強く感じている。
今回赤字決算に陥ったことは、トヨタにとって頭を冷やし一息入れる良い契機にできると私は思う。
赤字決算とは言っても、GMのような経営危機に陥ることはないのだから、焦らずにこの期間に様々な経営体勢を整えてもらいたいところだ。
日本を代表する世界に誇れる企業として、トヨタが再び黒字転換して、大きく成長していくことを期待している。
文章力も無いね。
誤読されないようには、「私が記憶している限り」だろ!
変にコンサルタントなど書くからだめなんだろ?
本人が書いてないからこんな事になるんだろ?
ゴーストライター?
「私がコンサルタントになって既に37年~38年経つが、確かに私の記憶する限りトヨタが赤字になったことは一度もない。」
と書いているだけで、<コンサルタント視点>でという事を言っているにすぎません。早とちりですね。