ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

衰えてゆく人たち

2014-01-14 00:35:06 | 日記
Eさんも、Yさんも、Sさんも
入居されてから1ヵ月半で
身体機能がすこぶる低下した。

ウチの介護が悪いとは思えない。
一人一人の状態に合わせた介護を
24時間体制で行っているし
実際、「ここにきてよかった」と利用者もご家族も口を揃える。

それなのに、衰えていく身体。
なぜか!?

慣れない環境が引き起こすストレス
家族や友人がそばにいない寂しさ
そして
他にやることがないから寝てばかりいる生活・・・
それが、原因だろう。

生みの母を見ていても思う。
近くに友人がいない。娘たちも遠い。
目が悪く腰も痛いことを理由に
日中はほとんど寝て過ごす。
夫は優しいらしいが、これがまた問題。
母を労わって、家事すべてを彼が引き受けているのだという。
そうして彼女は
ますます動けない身体になってしまったし
動こうという気力さえ日ごと失われつつあるし
認知もかなり進んでしまったように思われる。

介護職にありながら辛辣な意見だが
人間、ラクになると衰える。
老いを労わることは大切だが
世話はほどほどにしておかないと、本人のためにならない。

しかし、この“ほどほど”が難しいんだよねえ。
放っておいたら怪我や病気や大惨事を引き起こしかねないし
かといって世話を焼きすぎると
前述した方々のように身体機能が低下していくし・・・

とにかく、これだけは言っておこう。
高齢者の機能回復を願って施設に入れようとお考えなら
それは、大間違いである。


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