ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

お赤飯

2014-01-11 23:10:11 | 日記
きのうから、Eさんに血尿が出ている。
うっすら血が滲んでいる程度ではなく
ワインレッドに近い。

心配だね、と常勤同士で話をしていたら
話好きの登録ヘルパーさんが割り込んできた。
「え、Eさん、女の子になっちゃいました?
お赤飯ですかあ!?」

笑っていいものやら・・・

「そういえば、今でも生理が始まったら
お赤飯って炊くのかしら?」
話題をちょいと変えた。

私は小学生のとき母親がいなかったから
そんな“伝統行事”はスルーされた。
他の家ではどうだか聞いたことがないけれど
中にはしっかりお赤飯を炊いて
娘の成長を祝った家庭もあったのだろう。

「いやいや、学校で禁止されてるんです」
と、先ほどのヘルパー。

男兄弟がいると、冷やしたりからかったりするので
女の子になったことを知らしめる“祝い飯”は
用意しないように!ということらしい。

なんだそりゃ!?

お赤飯を炊く炊かないは家庭の自由であって
そんなこと学校が禁止することじゃなかろうに。

運動会の徒競走で差がつくのはかわいそうだから
タイムが同じような子どもたちを組ませる。
やはり運動会で、一人親家庭の子がかわいそうだから
お弁当は運動場で家族と食べず、各教室に戻って食べる。
小学校にそんな決まりごとができたらしいと聞いて驚いたのは
もう、ずいぶん昔の話になる。
かけっこの遅い子、一人親家庭の子が
それを理由にからかわれたり、ぐれるんだったら
どちらにも匹敵する私は今ごろ墓の下か刑務所の中だわ。

かわいそうだから、からかわれるから・・・
その予防意識、高すぎやしないか?

Eさんの体調も心配だが
それ以上に、子どもたちの未来が心配である。

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