「水ください」
「電気つけてください」
「今何時ですか?」
「リモコン落としたから拾ってください」
「眠れません」
「足が痛いので何とかしてください」
非常ボタンを押してはなんやかんやと要望する
介護度5の爺様がいる。
「何度も言うように、これは非常ボタンですから
具合が悪くなったり本当にお困りのとき意外は
なるべく押さないでくださいね」
難聴の耳に口を近づけて、言う。
しかし何を言っても「聴こえませーん!」と、とぼけた顔でのたまう。
くそっ…
少ない髪の毛、むしっちゃうぞ!
さて、そのTさんが車椅子から前のめりに転倒し
頭からだらだらと血を流した。
登録ヘルパーからのSOSで現場に急行した私は
迷わず救急車を要請。
「呼吸はあります。意識もかろうじてあります」
119に電話してそう告げながら、思った。
これは死ぬ―と。
しかし、彼は帰ってきた。
しかも、その日のうちに。
聞けば、転倒した際、掛けていた眼鏡が額に当たって切れ
そこから流血したものの、5針縫っただけで済んだのだそうだ。
しぶとい…
彼の帰還を知って思わず心でつぶやく。
しかも転倒の理由は
「新聞が落ちたから何度も電話(非常ボタン)をしたのに
なかなか人が来てくれなかった。
だから頭にきて自分で拾おうとした」だと!?
まだくっついていない額の傷、抜糸したろーか!!!
「電気つけてください」
「今何時ですか?」
「リモコン落としたから拾ってください」
「眠れません」
「足が痛いので何とかしてください」
非常ボタンを押してはなんやかんやと要望する
介護度5の爺様がいる。
「何度も言うように、これは非常ボタンですから
具合が悪くなったり本当にお困りのとき意外は
なるべく押さないでくださいね」
難聴の耳に口を近づけて、言う。
しかし何を言っても「聴こえませーん!」と、とぼけた顔でのたまう。
くそっ…
少ない髪の毛、むしっちゃうぞ!
さて、そのTさんが車椅子から前のめりに転倒し
頭からだらだらと血を流した。
登録ヘルパーからのSOSで現場に急行した私は
迷わず救急車を要請。
「呼吸はあります。意識もかろうじてあります」
119に電話してそう告げながら、思った。
これは死ぬ―と。
しかし、彼は帰ってきた。
しかも、その日のうちに。
聞けば、転倒した際、掛けていた眼鏡が額に当たって切れ
そこから流血したものの、5針縫っただけで済んだのだそうだ。
しぶとい…
彼の帰還を知って思わず心でつぶやく。
しかも転倒の理由は
「新聞が落ちたから何度も電話(非常ボタン)をしたのに
なかなか人が来てくれなかった。
だから頭にきて自分で拾おうとした」だと!?
まだくっついていない額の傷、抜糸したろーか!!!
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