ちかさんの元気日記

辛いことを乗り越えて元気に生きている私“ちかさん”の
涙と怒りと笑いの介護記録。

私の見た目に惑わされるな!

2014-07-05 00:00:34 | 日記
前回ここに登場していただいた利用者のHさんから
声をかけられた。
「あなたは何かスポーツをおやりなんですか?」
―あら、そう見えます?
 今は辞めてしまいましたけど
 バスケットと水泳、卓球もやってたんですよ。
「やっぱりねえ」

ふうん、体育会系に見えるんだ、私。
そういえばもう20年以上も前のことだが
地下鉄の駅のホームで突然声をかけられたことがあった。
電車を待っている私の前に若い男子が歩み寄ってきて、一言。
「あの、失礼ですが
テレビでご活躍のスポーツ選手の方ですよね?」
当然ながら、いえ、人違いです。

いったい誰と間違えたのか、いまだに謎である。
ただボーっと突っ立っている私のどこに
そう見紛う要素があったのだろうか。

書いていて、ふと20代のころのことを思い出す。
そのころ私はライターとして取材に駆け回っていたのだが
銀座、赤坂、渋谷、原宿…
煌くような街で、しょっちゅうナンパされた。
しかも相手は99%、黒人(お国は不明)。
白人男子から声をかけられた記憶は一度もない。

私のどこに、黒人男性を引き寄せる要素があったのか。
確かに当時流行のクッキーフェイスではあったけれど。

スポーツは好きだが
それより家で本を読んでいるほうがもっと好きな私である。
社交性はあるほうだが
ナンパに応じたことは一度もないし
ましてや黒人の男子が好むような音楽も知らず
日本語以外は喋れない。

見かけや雰囲気で勘違いされるのには困ったもんだ。
今は年配者だからベテランの介護職と勘違いされるのが
一番困りモノである。