サッカーアジアカップの三位決定戦の日韓戦は延長でもお互い点が入らず0-0で終わり、PK戦の末5-6で敗れました。
日本はボールを支配していましたが、点を取ることが出来ませんでした。後半10分過ぎには韓国のDFカン・ミンスが2枚目のイエローカードで退場となり、それを不服として抗議した韓国の監督、コーチも退席処分となって、日本側に有利な展開となりましたが、そのアドバンテージも全く生かせずに終わりました。
日本の選手達には、猛暑のハノイで予選リーグから準決勝まで戦った疲労もあったと思いますし、アジアカップ3連覇を逃した落胆もあったと思いますが、それにしても見ていて情けない試合でした。準決勝のサウジアラビア戦で感じられた気迫が全くありませんでした。
日本の攻めと言ったら最初から最後までワンパターンで、ただボールを回しているだけと言う感じの、とても単調な試合でした。それにしても加地、駒野の両サイドバックのセンタリングの悪いこと・・・。牧が出ていなかったので、中澤以外にターゲットとなる選手がいないのに、ただセンタリングを上げるだけじゃ駄目でしょう。延長戦では点が入る雰囲気が全く感じられませんでした。
一方、韓国はと言うと、後半途中から延長終了まで60分以上も1人少ない人数で戦っていたので、最後はボロボロの状態だったのですが、気迫だけで戦い抜いたという感じでした。ここ一番の集中力も凄くて、日本の決定的な場面も守り切りました。敵ながら、素晴らしい戦いぶりだと思いました。
しかし、この試合のような状況で点が取れない様では、このチームでは韓国には絶対勝てないのではないかと感じます。オシムジャパンになって1年、確かに成長した部分もありますが、まだまだ課題は多いと感じるアジアカップでした。