都内の桜巡りの第6弾は赤羽の桜です。
赤羽と言っても駅から少し離れた荒川と新河岸川の間の土手の上にある桜並木です。
ここもあまりメジャーではありませんが、周りに障害物がなく土手の上に300メートルに亘って桜並木が続いています。
ちょうどJR東北線の荒川鉄橋と国道122号の新荒川大橋の間の区間です。
家から車で行けば15分程度で行けるのですが、近くに駐車場があるかどうかも分からなかったのでバスで行きました。
実は私も初めて訪れましたが、正に絶景です。
桜並木としては今まで見た中で一番かも知れません。
本当に美しいです!
規模は小さいですが、新荒川大橋から旧岩淵水門の手前までも桜の木が植えてあり、ちょっとした散歩コースになっております。
旧岩淵水門の前にある桜も見事です。
旧岩淵水門は大正5年(1916年)に着工し、大正13年に完成しました。
当時の荒川(現在の隅田川)は蛇行して水量も少なかったため、流域で度々洪水が起こり、大きな被害が出ておりました。
そこで、当時の政府が岩淵から葛西まで巨大な放水路を22キロに亘って造り、分岐点の岩淵に設けた旧岩淵水門により旧荒川(現隅田川)の流量を調整しました。
当初は人工的に造られた放水路を荒川放水路と呼んでおりましたが、昭和40年に旧荒川を隅田川とし、放水路を正式に荒川と呼ぶようになったそうです。
現在は昭和57年(1982年)に完成した新岩淵水門に役目を譲り、近代化産業遺産として保存されています。
近くには荒川知水資料館もあり、荒川関連の資料や写真などが展示されています。