7月1日より東海道山陽新幹線の新型車両「N700系」が運行を開始したそうです。
N700系はカーブの際に車体を傾ける機能を備えていて、カーブでもスピードを落とすことなく走れるそうです。そのため、東京-新大阪間を最短で2時間25分で走り、今までより所要時間を5分短縮したそうです。また、車内の快適性にも拘っているそうで、乗り心地も良くなっているそうです。
この「N700系」は東海道新幹線では初めて全車禁煙席としており、所定の喫煙所以外は車内は禁煙となりました。新幹線の喫煙席ってタバコを吸う人でも敬遠するくらいの劣悪環境でしたから、これはとても良いことだと思います。
旅行好きの私は列車での旅も大好きですが、新幹線ってどちらかと言うとあまり好きではありません。確かに乗り心地や快適性という点では悪くはないと思いますが、何か味気なくて、旅行するワクワク感に欠ける気がするのです。新幹線に乗るときは仕事の場合が圧倒的に多いというのもありますが・・・。
やはり列車の旅はローカル線に限ります。美しい景色の中を程好い速さで走っていくので、車窓の風景をのんびりと楽しむことが出来ますし、名物の駅弁や食べ物を食べたり、人と会話したり・・・と旅情に溢れています。
今は少なくなってしまいましたが、食堂車なんて付いていたら絶対に行ってしまいます。食堂車の料理って冷静に考えれば割高でそんなに美味しくなかったりしたのですが、車窓の風景を見ながら暖かい食事が出来るなんて、本当に贅沢な気分でした。新幹線に食堂車が付いていた頃には良く食堂車を利用していましたし・・・。
確かに快適性や効率性は大切ですが、列車に乗る楽しさも少しは考えて頂きたいものです。団塊世代の定年や自分の好きなことにお金を掛ける人が増えていることを考えると、もっと遊び心のある列車があってもいいと思います。屋形船みたいに車窓の風景を楽しみながら食事の出来る列車があってもいいと思います。そしてビアガーデン列車なんて言うのも・・・。まずは新幹線や特急列車などに食堂車を復活させてはいかがでしょうか。