こんな本が欲しかった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/93/4adbf317c71667c939d88dfef9bf625e.jpg)
新版古文書学入門(佐藤進一著 法政大学出版局)です。
私のような独学者にとって常に悩まされるのが
「なんかもっと良い方法があるんじゃないのか。」
と、いうこと。
大学だの文化講座などで金払えば、体系だって教えてくれる(はず)。
我流で古文書の翻刻などを読んでいても、いまひとつ意味が理解できなかったりなんと読めばいいのかわからなかったりする。
それどころか、その文書のそもそも発信意義だって、よくよく考えても見ればわからない。
軍忠状と感状の正確な違いもウィキに頼っているレベル。それだってよく理解しているわけではない。
それこそ数年前までは真剣に通信の大学へ通うつもりだったのですが、子どもができてスクーリングなんかに行ってる余裕は無い。だいたい、子どもの教育費がこれから掛かるって言うのに、自分の学費など出している場合ではない。
半ば諦観してやれる範囲内でやっておりました。
が、常に
「なんか体系だって教えてくれるモノは無いものか。」
と、思っておったのです。
突破口は、やはり図書館でした。
たまたまなんかの本を見に来た際、偶然目に入ったのが「中世軍忠状とその世界」なる本。
ほぉ。
これは面白そうと思って、ぱらぱらと読んでみるとレベル高い。
どうにも『何か元となる知識習得を行った上で読むべき本』くさい。
法律で言うと、本の書き方が、有力説が書いてある感じ。そして、通説・判例に批判を加える形で説明がしているような感じを受ける。要は通説・判例を知ってないと、この論者の批判や主張がよく理解できない、と、いう感覚に陥る。
そして、しばらく読み進めていると「〇〇の定義は『新版 古文書学入門』にあるように、」的な記載があることを発見!!
体積の測り方を発見して風呂から裸で「エウレーカ!」と叫んで走り出したアルキメデスの気持ちがよくわかりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/ce/0f282b5f44a00cd3a410376d4297d966.jpg)
※出典:ウィキペディア「アルキメデス」
きっとこの本ならば、私の長年の願いを叶えてくれるのではないか?
そう考えてアマゾンで速攻で購入。
現在半分程度まで読みましたが、期待にたがわぬ内容でした。
嬉しい。
自分的には室町末期から戦国時代のことがわかれば良いのですけど、文書と言うものが公式令から始まって、それらがどのように骨抜きにされたり簡素化されていったりしたのか、という説明になっているので、飛ばすわけに行かない。奈良時代から始まり、ようやく、今、鎌倉時代に入りました。
でも、面白いですわ。
詔勅と綸旨、下文と下知状の違いなんて考えたこと無かったですし、三位以上の公家には家司が付与されてそこが文書を書いて出すとか、者で「てえり」と読んでそこまで引用部分とか、「且は」が「~したり」だとか、なんじゃそら、というオンパレードです。
黄色マーカー引きまくって、書き込みしまくりです。
たぶん、一度読んだだけでは理解できないので、3まわしくらいは読んでみたいと思っています。たぶん、回を重ねるごとに新たな発見があったりすることでしょう。この手の本は。
そして、この本を読みきってから、再度翻刻文の読解に入ろうと考えています。
いや、ほんと、こんな便利な本があるなんて知らんかったわー。
3,300円しますけど、大学の通信講座申し込むこと思えば安いもんですわ。
と、いうわけで、しばらく奥三河関連の調べ物が滞っています。
バージョンアップしてから再挑戦だ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/93/4adbf317c71667c939d88dfef9bf625e.jpg)
新版古文書学入門(佐藤進一著 法政大学出版局)です。
私のような独学者にとって常に悩まされるのが
「なんかもっと良い方法があるんじゃないのか。」
と、いうこと。
大学だの文化講座などで金払えば、体系だって教えてくれる(はず)。
我流で古文書の翻刻などを読んでいても、いまひとつ意味が理解できなかったりなんと読めばいいのかわからなかったりする。
それどころか、その文書のそもそも発信意義だって、よくよく考えても見ればわからない。
軍忠状と感状の正確な違いもウィキに頼っているレベル。それだってよく理解しているわけではない。
それこそ数年前までは真剣に通信の大学へ通うつもりだったのですが、子どもができてスクーリングなんかに行ってる余裕は無い。だいたい、子どもの教育費がこれから掛かるって言うのに、自分の学費など出している場合ではない。
半ば諦観してやれる範囲内でやっておりました。
が、常に
「なんか体系だって教えてくれるモノは無いものか。」
と、思っておったのです。
突破口は、やはり図書館でした。
たまたまなんかの本を見に来た際、偶然目に入ったのが「中世軍忠状とその世界」なる本。
ほぉ。
これは面白そうと思って、ぱらぱらと読んでみるとレベル高い。
どうにも『何か元となる知識習得を行った上で読むべき本』くさい。
法律で言うと、本の書き方が、有力説が書いてある感じ。そして、通説・判例に批判を加える形で説明がしているような感じを受ける。要は通説・判例を知ってないと、この論者の批判や主張がよく理解できない、と、いう感覚に陥る。
そして、しばらく読み進めていると「〇〇の定義は『新版 古文書学入門』にあるように、」的な記載があることを発見!!
体積の測り方を発見して風呂から裸で「エウレーカ!」と叫んで走り出したアルキメデスの気持ちがよくわかりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/ce/0f282b5f44a00cd3a410376d4297d966.jpg)
※出典:ウィキペディア「アルキメデス」
きっとこの本ならば、私の長年の願いを叶えてくれるのではないか?
そう考えてアマゾンで速攻で購入。
現在半分程度まで読みましたが、期待にたがわぬ内容でした。
嬉しい。
自分的には室町末期から戦国時代のことがわかれば良いのですけど、文書と言うものが公式令から始まって、それらがどのように骨抜きにされたり簡素化されていったりしたのか、という説明になっているので、飛ばすわけに行かない。奈良時代から始まり、ようやく、今、鎌倉時代に入りました。
でも、面白いですわ。
詔勅と綸旨、下文と下知状の違いなんて考えたこと無かったですし、三位以上の公家には家司が付与されてそこが文書を書いて出すとか、者で「てえり」と読んでそこまで引用部分とか、「且は」が「~したり」だとか、なんじゃそら、というオンパレードです。
黄色マーカー引きまくって、書き込みしまくりです。
たぶん、一度読んだだけでは理解できないので、3まわしくらいは読んでみたいと思っています。たぶん、回を重ねるごとに新たな発見があったりすることでしょう。この手の本は。
そして、この本を読みきってから、再度翻刻文の読解に入ろうと考えています。
いや、ほんと、こんな便利な本があるなんて知らんかったわー。
3,300円しますけど、大学の通信講座申し込むこと思えば安いもんですわ。
と、いうわけで、しばらく奥三河関連の調べ物が滞っています。
バージョンアップしてから再挑戦だ!