朝から雪が舞って、風も強かった。薄日が射すことがあっても、午前10時の段階で部屋の気温は7度、なかなか10度まで上がらなかった。こういう環境の中でひと冬を過ごしてもいいのかと、ふと考え、そしてすぐ打ち消した。「昔はもっと寒かった」と。
こういうことを独り言ちると、一体どういう暮らしをしているのかと、心配してくれる人がいる。ところが、ご心配なく。今気付いた、ストーブの温度計と部屋の温度計は3度以上も違っていた。今朝の実際の気温はかろうじて10度辺りだったに違いないし、それほど寒かったわけではない。それに、日課のようになっている朝風呂の口実にもなる。
きょうの写真は昨日、制御不能のまま滑ったり、後ろ向きになったり、ほうほうの体で下りてきた後の千代田湖の様子。冬季、かつてはスケート客で賑わった湖も、今は訪れる人がいない。氷結していても、体重を支えてくれるだけの厚さがあるようには見えない。地球の温暖化にはいろいろな議論があるが、北極海を持ち出さなくても、こういう湖の現状を目にすれば、やはりと思わざるをえまい。あれだけ各所にあった天然のスケートリンクなど、今ではどこにもない。
それにつけても、空っ風の吹く中、田圃から元気な子供たちの声が聞こえなくなって久しい。どうも品が良くなり、戸外で遊ぶことをしなくなったようだ。一昔前は、刈り取られた田は子供たちの運動場だったし、氷が張ればそこがスケート場になった。自前の橇を作り、裏山で暗くなるまで夢中になって遊ぶ子も、いつしか見掛けなくなってしまった。
いい悪いを言うわけではないが子供たちにも、温暖化が進んでいるようだ。
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