入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「冬」(4)

2023年11月04日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 先日、久しぶりにヒルデエラ(大阿原)からテイ沢を下った。もしかすれば、湿原を周回するコースから分岐するあの径を歩いたのは、今年は初めてだったかも知れない。大分クマササが繁茂していて、通れないほどではないにしても、その分径が細くなっていた。
 径が狭まれば同じ場所がより多く踏まれるようになるから、その跡はしっかりして来る。平均台のように細くてはいけないが、あのままにしておいても大丈夫だろうと思いつつ、また一方では手を入れた方がいいかとも迷った。
 同じ迷いが、沢の上流の最初と次の流失したままにしてある丸太橋にも言えた。今年は他にも1箇所が流され、その丸太橋は架け直したが、他は流れた丸太だけは回収したものの放ったままにしてあり、気にはしていた。
 好天が続き、渓を流れる水量が大分減っていたから、結構いろいろな人が歩いている。いろいろと言うのは年齢であったり、男女のこと、あるいは山慣れた人やそうとは思えない人、などを言ってるのだが、あのままにしておいても当面は大丈夫だと思い、帰ってきた。

 入笠牧場には山小屋があるし、キャンプ場もある。現状は、どこでも多くの山小屋が営業活動の一環として、周辺の登山道の整備を行っている。そうやっておかなければ登山者が足を向けなくなるからだ。
 そういう事情は承知しているが、必ずしもここへ来る人のためだけに丸太橋を架けたり、渓の倒木を処理したりしているわけではない。というよりか、テイ沢を通る人の大半はここを素通りしていく。きょうもそうだった。3連休のため、いつもよりか行き交う人が多い。
 もちろんここにも幾組かの人たちが訪れ、「混雑させないキャンプ場」にテントの花を咲かせ、小屋ではお馴染みの二人が来てくれている。

 もう、入笠とその周辺にしか興味はないと思っていたが、先日六兵衛山に行ってまた少し気持ちが変わった。そして、幾つかの山の候補が頭に浮かんできたので、これは来年の課題とするつもりでいる。登行の苦しさ、それを乗り越えていく思い、少しだけだが味わうことができた。
 
 突然ですが、8日まで、都合によりこの呟きを休みます。

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