入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’22年「春」(48)

2022年05月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 薄曇り、午前8時の気温10度。昨日来たハンガリー人のKさんには少し寒かったようだが、それでも静かな夜で、星も眺めることができたと満足気だった。温厚な性格で、牛が上がってきたらまた来たいと言うので、名刺を渡しておいた。
 そういえば、専門は宗教や歴史だと言っていたのに、彼はこの部屋に置いてある望遠鏡がなぜかタカハシ製の100ミリ屈折望遠鏡だと分かる不思議な外国人だった。

 上で暮らして5日目になる。どうやら山の生活にも慣れつつある。風呂も修理してもらいシャワーも使えるようになったし、FMZ君から進呈された55インチ大型テレビも一昨日ここに届けられた。少なくも連休が終わるまでは山を下りないつもりでいたら、オイデエラに置く看板ができたと今電話が入った。さてどうしたものか。


 
 実は、連休中に里へ下らない理由はこのオイデエラにある。毎年、この時季になるとどこからともなくオフロード用のバイクや改造車がやって来て、あのヤエベニシダレや新緑の美しい堰堤で様々な狼藉を働く。それを見たくないのだ。もちろん、そういう人ばかりではないが、好ましくない行為が目立つ。
 一昨年になるか、あそこを汚していた廃屋の残骸を近くの別荘地に住むSさんと一緒になって幾日もかけて片付けた。その際、行政にも連絡したが、有効な手は打たれていない。
 それでとりあえず、旧芝平と現芝平の住人という名で注意書きを記した看板を用意することにした。オイデエラの名前は、外部からの胡乱な輩をあそこで追い返した場所ということで、こういう名前が付いたと聞いている。そういう場所が、また新しい部外者によって荒らされようになったのだ。
 牧場管理人の身でそんなことまですることはない、と言われればその通りだし、またそんな看板がどれほど効果があるかも分からない。オトトイタ君は「マムシ、クマ注意」で充分だと言うが、静かにキャンプする人たちを脅すことにはなっても、オートバイや車を乗り回す者にはどうだろうか。
 あそこのかなりの土地が私有地で、確かにクマもマムシもいることはいる。

 小黒川林道は通行止めになっている。それが大分知られるようになって、ここへ来るオフロードバイクが大分減った。しかし今度はゲート前に車を放置する釣り人が増え、困っている。弁天様下の三叉路から、このゲートまでの道路は公道ではないのだが。

 キャンプ場を含む「入笠牧場の宿泊施設のご案内」は下線部をクリックしてご覧ください。
 本日はこの辺で

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