入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

   ’18年「初夏」 (25)

2018年06月09日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など



 セミの声が溢れている。来週になれば牛が上がってくる。13日だと思っていたら15日だと言う人がいる。そういえば、理由は分からないが、大体入牧は金曜日になるので、15日は金曜日、そちらの方が正しいかも分からない。どっちであれ、しかし構わない。

 牧柵を補修しながらいろいろなことを考えた。特に将来、ここはどうなるのだろうかということをだ。風の噂によれば、今年の入牧頭数は20頭だと聞いた。呆れた。200頭の収容力を持つ、長野県の3大公共牧場のひとつがである。牧場の存続も大事だが、ここの自然をどのように維持していくかということも、大きな課題だ。
 入笠の将来について、会議が行政主導で半年前に一度開かれ、それっきりで何の沙汰もない。あれは関係者に与えられた単なるガス抜きの場であったのか。最低の整備くらいは何とかするだろうと思っていたが、その後全く進展がない。道標1本すら、立たない。
 そうしたら、消防署から小屋の火災報知器が適切でないないと言われ(現担当者は一度もここに来てない)、急遽その設置が決まった。来週にも取り付けが行われるが、ナント、その費用が昨冬の小屋の売り上げ額にほぼ匹敵する。怒りが込み上げてきた。
 あの小屋だが、一体年間を通じてどれほどの人が利用するというのだ。いい年をして、雪の中を何回も登ってきて、ようやく得た尊い売上金が、火災報知機の設置に化けてしまう・・・。そんなことが分かっていたなら、個人的には一文にもならない契約外の冬の営業など、果たしてやっただろうか。
 実は、1年を通じて、小屋の売り上げの方がキャンプ場のそれよりも多く、しかも冬の小屋の売り上げは、他の季節よりも多いのだ。だから、無理をして続けているというのに、そういうことを誰も分かっていない。それだけの金があれば、時代遅れの小屋の内装を改善することが出来て、来てくれた人がどれほど快適にて過ごせることか。露天風呂の囲いだって、もっとよくなる。
 一度ぐらいここで言うぞ、思いっきりの大声で、バ・カ・ヤ・ロ・・ウ・・・、死ネー・・・、聞こえたかァ?
 (なお、この怒りの絶叫はあの人のように、必ずしも誰か特定の人、ないしは団体に対し上げたものではありません。)

 FAXでも予約や問い合わせに対応できるようになりました。ご利用ください。 入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。


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