入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

入笠牧場の正月 (1)

2015年01月04日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 
 新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 牧場へは例年だと正月の三日に車で行くことが恒例になっていたが、今冬は既報のように大雪のため、車はまったく役に立たない。正月の二日、三日、男女3名ほどの宿泊希望者がいたため、予定を早めて元旦の夕暮れに、富士見パノラマリゾートのゴンドラを利用して先着した。本来なら最低でも5名は欲しいところだったが(それも2泊)、どうせ正月のうちに一度はいくつもりでいたし、簡素な山小屋で年の始めを過ごそうというその心意気に、イレギュラーな受け入れを応諾した。ところが頼りのはずの男性が体調不良で脱落したとかで、なんと女性二人でやってきた。もちろんこの二人は初めての客ではない。
 広い小屋で二人だけのために大型ストーブを燃やすのは不経済のため、管理棟のエキストラルーム10畳二間のうちの一室に、事情を説明した上で納得して入ってもらった。


 雪に埋まってモンスターのようになってしまった軽トラック



 彼女らはいろいろと装備を新調し、アイゼンやピッケルまで持ってきたというのに、ろくな対応もしてあげられなかった。2泊できれば、中1日ぐらいは案内がてら道具の扱い方など多少のお節介ができただろうが、1日目は来るだけで精一杯のようだったし(ゴンドラ山頂駅より3時間近くかけている)、翌日は帰らなければならず、二人で近くを歩き回る程度のことしかできなかったようだ。それでも両日、雪の道を何時間も歩いたわけだし、、まあまあ雪の山に苦しみ、楽しみ、納得して帰ってくれたと思いたい。二日とも天気はまずまずで、今回は天気予報は良い方に外れた。

 それにしてもこの大雪、放っておけば雪の重みで小屋や管理棟が潰れかねない。にもかかわらず迂闊にも、雪下ろしのことを帰りしなにようやく思い至ったようなわけで、また新年早々新たな課題を抱えてしまった。

 キクの消息は依然不明で、大山さん(だと思います)、F/C Nさん、Chiyさんから有難いメッセージをいたた。一度、市役所を通じて伊那警察署へ迷い犬の確認にいったが、残念ながらキクではなかった。その犬は餌を与えられ、犬舎の中で保護されていたが、警察の手厚い対応には認識を一新させられ、安堵した。この犬も早く飼い主の元へ帰れるとよいが。

 山小屋「農協ハウス」の冬季営業に関しましては、昨年の11月17日のブログなどをご覧ください。明日も、タイトルは「入笠牧場の正月」で、もう少し現地の様子などをお伝えする予定です。

 
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