さらに積雪量の増えた入笠一帯
今回も富士見パノラマリゾートのゴンドラを利用して、登ることに。同社からは、牧場管理人(しかもウルサイ)ということでか、ゴンドラの利用に際しては配慮を頂いている。有難いと感じているが、駐車場の利用だけは関係者用のスペースを使わせてもらい、それ以外のことは一般利用者と同じようにしている。その理由については、ここでは縷々述べない。
八ヶ岳とその広大な裾野が一望できる
2月に今年も「弥勒山の会」の会員10数名の予約があり、その下見を兼ねてやってきたO夫妻とゴンドラのチケット売り場で合流する。O氏は会員ではないが、同会を紹介してくれた古いお客であり友人で、今回は招待に応じてもらった。一応食糧などはこちらで用意するとあらかじめ連絡しておいたのに、大変気を遣わせてしまった。
天気はまずまずで、北アルプスは遠く三国堺まで見える。うっすらと噴煙を上げる御嶽山や中央アルプスの山並みも、冬山の遜色のない眺めとしていつもの景色の中におさまっていた。ラッセルを覚悟していたが、前日だかに降ったらしい粉雪の上に踏み跡が分かる程度に残っていて、今冬三度目になるこのコースの中では最も楽だった。
その踏み跡の上に人の足跡はないのに犬の足跡らしきが続いていて、雪の山中をまだ彷徨っているかも知れぬキクのことが、不憫だった。一緒につれてきたHALは、いつものようにあまり遠くまでは行かず付いたり離れたりを繰り返していたが、やがて管理棟へ向かっていることがはっきりしたのか、白蛇弁天からは先行した。
10日ぶりの小屋は、その間にも何度か降雪があったのだろう、雪の重みに必死で耐えつつ呻吟しているように見える。まだ1月の半ばで、年によっては車で来ることさえ可能なこともある。これからさらに例年並みの降雪量があるとしたなら、一体どうゆうことになるのだろう・・・。(つづく)
山小屋「農協ハウス」の冬季営業に関しましては、昨年の11月17日のブログなどをご覧ください。
K君、ちゃんと届いていますよ。ありがとう。