スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

アドリブの練習

2006-11-09 16:39:05 | 授業 楽器
昨夜戻ると、こちらはなんと雪が積もっていた!
牧草一帯が雪に覆われてる!
クラスメートが雪と氷の中、駅まで迎えに来てくれた。ありがたい。

一夜明けて、今日はディッテの授業。
私は授業を二日休んでのバックだけど、みんなはすでに落ち着いている感じ。
私は日本の生活とこちらの生活があまりに違いすぎていて、その二つの世界を行き来するのってすっごく変な感じ。

ともかく、授業もレベルアップしてる。
指の練習とかいって、やたら難しい曲を一曲習う。

そして、今日のメインはアドリブ(即興演奏)です。
英語ではimprovisation。スウェーデン語でもスペルは同じで、発音は”インプロヴィサふーン”。(「ふ」が平仮名なのは、特殊な発音のため)
使った曲は、Bjornlåten från Ore。有名な曲で、とっても古くてシンプルで美しい。
(譜面を週末までにはHPにアップする予定)
D-ドリアンという調(#やb無しで、レミファソラシドレという音階)の曲。この調を使うと古い感じに聞こえる。そして、アドリブの練習を始めるのに最適な調、と、ディッテ先生。

Improvisationの練習
1、皆で「ラレレ」と弾く中、それに合わせて一人ずつ即興。長さは適当。
2、ディッテが「質問」のような即興を。それに合わせて一人ずつ「答え」のような即興を。
3、即興を8小節と、長さを決める。(長さが決まっていると、頭の中でアドリブの形、終わらせ方を考える必要がある)
4、3-4人のグループごとに、全員のアドリブパートを交え、イントロやエンディングも適当につけたBjornlåtenを自由に演奏。

多分、一番難しいのは3。アドリブで好き放題というより、何小節と決まっているほうが多いからね。やってみると、案の上、たった8小節なのにコントロールできずはみ出してしまった!アウト!
こういうの、とっても苦手。みんなの前でっていうのが。
ステージ準備の授業で感情表現の練習をさせられた時(10/25)、ニクラスのアレンジクラスでアドリブ伴奏をさせられた時(10/20)も同じ。自由表現って自分を人前でさらけ出すし、「照れ」や「自信」など自分の弱い面がとっても問題。克服しないとなぁ。できるかなぁ。
授業始まって初日というのにすでにプチ落ち込みモード。
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楽器を飛行機で運ぶ・その2

2006-11-09 16:14:43 | スウェーデン留学準備

帰りもロンドン経由で、関西-ロンドンはJL421。
やはり、B777-200の頭上コンパートメントに入らず。
(前の座席ポケットが私のひざに当たる!ゆったり座ろうとすると体をよじって斜めに座らないといけなかった。今までのったB777の中でも格段に狭い気がする。)

今回は問題2点。(前回は11/01の記事)
一つは、関空でチェックイン時とゲートと2回にわたって、楽器は貨物室行きとうるさく言われる。大きな手荷物は貨物室行きが原則。でも壊れやすい物や貴重品は貨物室ではあずかれないというのも原則。
来たときのように「頭上に入らないならクローク預かりで」という柔軟な発想は、日本発の場合求めてはいけないのかも。もうこの飛行機には乗りません、ごめんなさいという気分になるくらいあれこれと言われる。同じJALでも、ロンドンから来たとき何も言われず、帰りのロンドン行きでこんなに言われるのって腑に落ちない。
「行きはOK、帰りはダメ」って、持って来ちゃってるんだからどうしようもない。
でも、面倒かけてるのはこちらだから申し訳ない。
確実にいえることは、ニッケルハルパ友達5人とかでJALのB777に乗ったらクロークも足りないので貨物室行き決定。

もう一つは、ロンドンのセキュリティ。
前回の経験を踏まえて万全のつもりが、ロンドンの乗換え用のセキュリティで、「手荷物は一つまでと決まっているので楽器であっても不可。到着ロビーへ行って、その後出発フロアで楽器を(貨物室)に預けてから再び出国しなさい」と。
はぁ???
だから、出発前あれだけ調べたのに。楽器は一つまで機内持ち込みOKって書いてあったもん!関空で見た文書だから古い情報だったとは思えない。ここでさがってはナラヌ!
もうイヤ!泣き出したい。「いいえ。出発前の空港で確認した。」と主張。するとセキュリティー担当者、「規則は昨日変わったんだよ!」って。
へ!?出発から13時間経ってるからその間に変わったってこと?ロンドンの昨日っていつよ!?
時差の計算がとっさにできず。でも、到着ロビーにこれから行ってから航空会社にかけあおうものなら、スウェーデン行きの飛行機に乗り遅れるのは間違いない。
そう簡単に「規則が変わった」で済ませられてもねぇ。上司呼ぶなり、文書で見せるなりしてくれないと。そんなこんなで、3度迫られ、3度断り、「ああ、これで私は保安検査官にはむかって国外追放…」などと考えていたら、3度目のNoで引き下がってくれた。でも、次は回りのお客さん5~6人に囲まれて「何で言うこと聞かないの」って。でも、こっちは人間。ルール、ルールなんてうるさくないから。事情を話すと「ふーん、そっか。」って素直に納得してくれた。でもね、もう疲れた。もー、やだ。
(スウェーデン到着後に確認すると、やはり手荷物と楽器の二つまで持ち込み可。)

今回の件ではすっかりへこみました。冬休み帰国は何があっても楽器は持って行きません!きっとあちらにしてみれば迷惑な客だったことでしょう…。ごめんなさい。
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