スウェーデン音楽留学サバイバル日記 ~ニッケルハルパ(nyckelharpa)を学ぶ

スウェーデンの民族楽器ニッケルハルパを学ぶため留学。日々の生活を様々な視点からレポートします。

痩せ細っていきます

2006-11-27 23:40:53 | スウェーデン生活
そちらはもう寒いことでしょうとよく日本にいる人に言われる。
でも、一度雪が降って解けた後は再び暖かくなり、毎日10度くらい。セーター一枚と薄手の手袋で十分。どうやら、今年はおかしいみたい。今年は春が長く、夏が短く異常に暑く、秋が長い。冬もどうなるのかな?
それでも、日照時間だけは確実に少なくなってきている。
朝の8時を過ぎてやっと薄明るくなり、15時で同じように薄暗くなり遠くに夕焼けがみえる。(日が昇らなくなるのはスウェーデンでももっと北のほう)
太陽や月の昇る位置も、すごく低い。こないだ見た三日月は、下のほうにあって変な感じ。写真で薄暗さや月が写せないのが残念。

それにしても最近、疲れ果てている。もうぐったり。
例の左手のしびれはまだ残っているし、首も痛い。
寝るのは2時前くらい、朝は7時40分頃起きる生活で寝不足気味。夜だと弾いたりCD聞いたりして軽く興奮状態(というと変人みたいに聞こえるなぁ)で頭すっきりしてるけど、朝がツライ…。

そして、最近はっきりと痩せたのが分かる。なんでだろ?たっぷりミルクとたっぷりチーズの料理に、fika(おやつ付ティータイム)は一日3回。
スウェーデンはバイキング料理の本家本元(ビュッフェスタイル)だけあってか、すごい迫力でいつも朝からテーブルにどおーんと出てくる。私のような小心者の日本人は、大量に料理が余るのをみると罪悪感を感じてついつい食べ過ぎてしまう。(いや、それは言い訳か?)ともかく、食べ過ぎて苦しいのです。
なのに。
痩せていくとはどーゆーことやねん!

おそらく以下のどれか、いやいや、全部でしょう。
1、酒を飲まなくなった 2、夕食が16:40と早い 3、体育・ダンスが毎週ある 4、週の半分以上ウォーキングしている 5、週末の自炊が貧相
弾くこと自体も運動だしねぇ。英語と日本語とスウェーデン語(少しはね)の3ヶ国語生活が脳のカロリー消費を異常に高めているのかもしれない。

なので、痩せた私をみて、この子、食いっぱぐれてるんじゃないかという心配はご無用です。おしり周辺(失敬。)から痩せてくれたらいいのに、必要な部位からやせるのが悲しい。

それにしても、最近の疲れに輪をかけてしんどいのが、クリスマスコンサートの打ち合わせ。いつも夜、2時間以上の熱い議論が繰り広げられ、ぐったり。みんなわざわざ英語でしてくれるから、取り残された感はなく感謝しているのだけど。
あれがしたい、これがしたい、このアイデアを膨らませたい、それは退屈だ、など結論の出ない話をフリーディスカッション・スタイルで延々と。今回はダンスコースと合同で、こっちのコースの人達はみんな主張がはげしい。

そして、今日はとうとう数人ぶちきれてしまった。
ダンスコースの人達の熱い議論は、「今までにないクリエイティブなコンサートにしたい。従来のやり方は無視したい。ダンスコースもニッケルハルパコースも混ぜこぜにして、ダンサーが演奏したっていいはずだし、その逆もしかり」という主張からきている。

でも、先生は「ニッケルハルパコースはニッケルハルパだけで40分。ダンスコースはダンスコースだけで40分。合同で数曲。」と言う。ダンスと音楽を一緒にしてしまうと、テンポや選曲という点でダンスにある程度合わせるため、演奏は完全に好きなようには出来なくなる。
それに、過去のコンサートを録画したDVDをみて私が思ったことけど、目の前で動いている人がいれば視線が自然とそっちへいってしまう。なので、演奏は演奏のみの時間を持つべきという主張は、そんなに偏屈じゃないと思う。

もちろん、先生は打ち合わせに同席しないので、「そう言ってたよ」と誰かが言った瞬間、数秒の沈黙。その後、一気にダーっと猛烈早口スウェーデン語モードへ。スウェーデン語がちんぷんかんぷんの私だって、顔中真っ赤にしてあっちでもこっちでもワーワーまくし立ててたら、怒ってることくらい分かる。一人はノートを投げ捨て出て行く始末。私もトイレがガマンできず部屋を出たけど、怒れる人のうちの一人と思われたかな。
結局、英語モードには戻ってくれなかったけど、ホワイトボードに書いていく字を見ると「真っ向から学校側に挑む!」という姿勢が伺えた。
もうどうでもいいから、疲れた!早く部屋に戻ってチョコ食べたいよう!
これ以上やせたらどうしてくれるー!
違う意味でハラがたってきた。

終了後、このグチャグチャ・ミーティングは西洋スタイルなの?と聞いたら、「とんでもない。」との返事。、ハァー、また来週のミーティングがいやだなぁ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする