「ウォーキング三昧」in 滋賀

「ウォーキング三昧」は2013年3月以来発信して来ましたが2019年5月1日、「スローライフ滋賀」に移行しました。

下総之国 船橋市にあった城と村

2016年10月30日 05時00分00秒 | 千葉の城郭
日本100名城めぐりをきっかけにウォーキングを兼ねて近くの城郭巡りをしている。
詳しい城の歴史探訪ではなく、あくまでもウォーキングが主体であるがそれでもやはり歴史にも興味が湧く。

船橋市にどのくらいの城があったのか調べてみると15もあるではないか。早速、探索を始めた。
下総之国で現在の船橋市域と思われる30の村があったとされ、15の城等があったとされる。全体の半分の村に城があったのだ。これはどのように考えるべきか興味深い。これだけの数の多さからこれらの城は支城や出城、砦や居館的な使命が強かったのではないだろうか?
現在の船橋市は町、村が合併して広域しているが現在の市域の視点ではなく、近世、戦国、江戸時代の村落の視点で見る方が城の存在が見えるような気がする。

今回、村と城の結びつけで難しかったのは花輪城である。
花輪城は現在の東船橋の茂呂神社だったらしいが当時の五日市村が海老川を境に現在の東の宮本側だったので五日市は地域的にも花輪城に違いない。
また、習志野台にあったと言われる「酒山砦」の村落は明確に結びつけられなかったっが恐らく、幕府直轄地の「習志野原」ではないだろうか。
これまでに訪れた城は城趾の表示は皆無で、遺跡や遺構も少なくなっていたり、全く形跡なしもあった。また、私有地になり雑木林や畑などに埋もれ、外見から特定するのも難しい。住民の方に尋ねたが昔のことを知るお年寄りでないと判らない。地形も変わり、地域に住む新しい住民が歴史の継承がされておらず、何世紀も昔のことを追うのは現在ではかなり難しい。
探索で重要なことは自分の足で周辺を歩かないと判らない、近隣の方に尋ねる、私有地に無断で勝手に入らぬことである。

現船橋市域にあった城と村

小栗原村: 城ノ台城(小栗原城) 【稲荷神社】
上飯山満村: 飯山満城
金堀村: 金堀城
栗原(本郷)村: 栗原(藩)陣屋 【宝成寺】
舟橋村: 船橋城
此田(小野田)村: 小野田城
五日市場(五日市)村: 花輪城 【茂呂神社】
金杦(金杉)村: 金杉城
習志野原?(村ではない): 酒山砦
坪井村: 坪井城
なつみ(夏見)村: 夏見城 【長福寺】
高根村: 高根城
くわかま(古和釜)村: 小穴城(古和釜城)
くすか山(楠ヶ山)村: 楠ヶ山城 【清蓮院】
米ヶ崎村: 米ヶ崎城 【意富比神社】
やきかい(八木ヶ谷)村: 八木ヶ谷城

太字:訪問済
2016年11月7日更新


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