素面で楽しむ、育児と仕事。

仕事と育児と家庭生活、
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長いトンネル。

2009-03-22 | 子供たち。
一人目の子供を産んだ時、
毎日が楽しくて…というより
毎日が長い、暗いトンネルの中を
鈍行列車ですすんでいるみたいだった。
いつ着くのか、どこに着くのかわからなくて
不安だった。

2人目の子供を産んだ時、
産んでノロウイルスにかかったり
出産してすぐに2歳児のお迎えに行ったりで
毎日は、極彩色の中を進む
ジェットコースターのようだった。

仕事をしはじめたときは、
緊張と驚きと、新しい楽しみと自尊心とプライドとへこたれごころで
今はもう思い出したくないぐらい
恥ずかしく辛く、厳しく、そして楽しい日々だったし、
思春期なんて、もうゼッタい誰にも見せられん、
お蔵入りの恥ずかしい日々だ。

トンネル入ったり、山道のぼったり、
時には甘い花畑でふわふわしている、
年をとると、
そんな道のりがだんだん楽しく味わえるように
なってきた…ようななってないような…。

親しい人が亡くなったり、病気になったり
赤ちゃん産まれたり、子供が育って
学校入ったり、反抗期入ったり、
そんな話題が増えてきて
辛いのだが楽しいのだか
そんな今の気分です。

こどもの費用対効果。

2009-03-19 | 独り言…。
勝間和代さんは、
ワーキングマムのさきがけ、
今をときめく時代の人となってしまいましたが、
世の中に発言力・説得力を持つのは、
ワーキングマムならではのバランス感覚、でしょうか。

”保育園という場所は、企業体と違って、
 生産性と効率性という観点から計れない部分があるものです。”

http://allabout.co.jp/children/childbirth/closeup/CU20090309A/index.htm?NLV=CN000038-348

そうそう、そうなんです。
経済を動かすようには
子どもを育てることはできないのです。

前にネットでどっかの経済学者が
「公立保育園は、先生の平均年齢が40代。
 そんな膨大な人件費は、無駄。
 だいたい、40代以降の年取った保育士が
 子どもを走って追っかけられるのか…?」と
とブログで書いていて、非常に憤りました。

ベテラン先生は、決して子どもを追っかけません。
口笛吹けば、子どもの方から寄ってくる、
ベテラン羊飼いなのですから。

どうしても行政・官僚・企業・経済学者などなど
世の中を動かしている人の大多数は、
効率第一主義。数字でものごとを掴む人々です。
少子化についても、子どもの頭数Up=税金UPと
数字で見ている部分がたぶんにあるのでしょう。
人間は、人一人が1にも2にも、∞の数にもなるのにね。

別に新しく子どもを生まなくても、
生まれた子どもが、一人とて不幸な死に方をしないように、
生まれた子どもが、夢を持って遊び・学び・働けるようになればいいだけ。

そうでないから、
子どもはどんどん生まれなくなるし
子どもはどんどん死んでいく。

教育と福祉と介護と医療の現場を
軽視したツケが回ってきたのでしょうか…。
そこには1が∞無限大になる可能性がたくさんあるのに。

子どもが(そして年寄りが)幸せでない世の中なんて
大人が幸せになれるわけがない。
こんな風に考えることが
出来る大人が、
もっと増えるといいですね♪。


泣きたくなるような春の夜に。

2009-03-19 | 子供たち。
あったかな風吹く浅い夜に
ゆっくり自転車を漕いで
家に帰る。

白く光る月を見つけて
「おーい、おつきさまー」と
叫ぶ幼い声と
「いちばんぼーしー」と
ゆっくり星を数えるのんびりした声と。

沈丁花の香りの中で。

これ以上のものを望むのは
確かに罰が当たるかもしれません。

だんなのこと。

2009-03-16 | 独り言…。
うちの夫は、化石に近い。

東京ディズニーランドに行ったことがない。
お台場も六本木ヒルズももちろん。
車の免許も、持っていない。
いつも黒いリュックを背負って
万年同じセーターとジャケット
(私が買ってあげればいいんだけどね)

夫として、うちの夫はどうかといえば、
ほとんどルームメイト気分である。
愛情があるのかないのかさえ、正直もうわからない。
正直、子供に関する会話以外、何を話して良いのかよくわからない。
というか、会話自体が通じない時もある。
非常にむかつく、というか徒労する時がある。
お父さんとしては、
忍耐強く子供と向き合えるのは
かなり尊敬に値する。

夫は、大学で歴史を教えたり、論文を書いたりしている。
彼の仕事は、かつての日本や近隣国が歩んだ歴史を
丹念に掘り起こして、検証していくような仕事…だと思う。
彼が掘り起こした記録や人々のことばは
私たちが生きている今、現在の下に
幾層にも積み重なった地層だ。
私たちはその人たちの上に生きている。
それを忘れないようにするための作業は、
気が遠くなるほどだ。

夫としてすばらしかといえば、即答NOっ!であるが、
今の世の中で、稀少なポジションの人なのだ…と思うことにしている。
(仕方がない・あきらめようということですね)
今の世の中が求めている仕事ではないが、
人類が生き続けていくために必要な仕事だからだ。

だから、
彼が家族でディズニーランドなど絶対計画しなくても
海外旅行とかバカンスとか無縁でも
毎朝、子供と3人でひっちゃかめっちゃかで
登園準備をしている間寝続けていても…(怒)
まあ、仕方ないかなと思うことにしている。
いや、思うことにしよう、これからは。












卒乳。ドラマチック雛まつり。

2009-03-09 | 子供たち。
1週間前の雛まつりの夜、
それは、とてもドラマチックでした。

絶対無理と思っていた
3歳児の娘の卒乳(半ば断乳)に突入したのです。
卒乳、
そうおっぱいをやめるのは
愛煙家が禁煙するのと同じくらい
辛いもののようです。
3歳の誕生日の夜に
一度「もうおっぱいやめよ」と説き伏せたものの
娘は玄関に大の字で泣き叫び、
靴を投げつけ
果ては家出しかけて、
上の娘の方がびっくりして泣き出し
「もーこっちゃんにパイあげてよ」との1言で
断念した経緯もあり、私は半ば諦めムードだったのです。

ただ体調が悪くて寝ていただけなのですが、
父さんに「もーパパと3人で寝てよっ」と
言い捨てたおかげ(?)か、
かなり焦った父さんは、
懇々と3歳児に30分以上にわたって説得を試みました。
「かあやん病気だから、おっぱいもびょうきだからね、
 かあさん入院しちゃってもいいの?死んでもいいの?(おいおい)」

だまーって布団にもはいらず座り込み下を向いていた娘は、
突然しくしく泣き出して、
涙を拭いたぐちゃぐちゃのティッシュで、
私の胸をなでなでしながら
「おっぱい病気なの?」と聞くのです。
そして、そのままおとなしく布団に入ったのです。

が、そのまますんなり眠れるわけもなく
1時間半にわたって延々とお話したり歌を歌っている最中も
そわそわと挙動不審な娘、時々ふと
「おっぱいまだ病気?」と聞いたり、延々としゃべったり
一生懸命気を紛らわしている様子。
何とか眠った後も、
夜中何回も目を覚ましては「おっぱい病気?」と聞いては
仕方なくくるっと背を向けて身体を丸めて眠っていました。

1週間たとうとする今も
「もう、パイやめたんだー」とかふとした時にわざわざ口にしてみたりする。
口に出すことで、自分の気持ちを確認して、
でも目はキョロキョロさせて落ち着きがなく
ホンネとは違う自分をしっかり演じている。

かたくなに布団の上で正座していた姿も
「パイやめたんだー」とふと口にするその横顔も
夜中に突然泣き出す(でもやさしく背中をさすると激怒して手を払う)後姿も
彼女の心の中でめくりめく感情の嵐の片鱗なのです。
甘えん坊で気が強い3歳の子どもが
様々に心をめぐらせ、気持ちを揺らしている。
(泣いて耐える上の娘とも全く違う)
そういう姿を観察できるのが母親の特権。
人間ってすごいなあ…と変な感慨にふける母です。



第4子の衝撃っ!

2009-03-05 | 子供たち。
前に、
うちが通う目黒区立の保育園で
3人兄弟が多い…という話を書きましたが、
昨日、第4子を妊娠しているお母さんが
複数いらっしゃるという話を聞いて
かなり衝撃…受けています。

しかも、
そのうちの1人は、私と同じ40代
もー偉すぎます!お母さんっ。(お父さんもです)
決して20代前半に第一子を産んだママばかりではないのです。
みんなほんとにおかーさん業を楽しんでいる。
もちろん髪振り乱してどなってますが、それも楽しい(きっとね)。
子供が複数いると子供の世界が出てくるから
子供なりにお互いを思いやったりやりくりしたり、出し抜いたり
それを見るのも楽しい。
そして確かに子供も3歳過ぎると、ママは赤ちゃん恋しくなるよ…。
園でも、いつもひよこ組(0歳)ベビーはみんなのアイドル★。

うちの保育園では、3人子供産んでママも一人前って感じね。
どこが、少子化だー。
うちの保育園は出生率3.0だぞ!きっと。