残虐記

文庫本になったので
桐野夏生「残虐記」を読んでいます。

「柔らかな頬」もそうでしたが、
導入からかなり「痛い」。

小さな子供がここまで痛々しく辛くて厳しい～のは
この人ならではです。
何よりも
いつもいつも
母と娘の関係が痛くて辛い。
深い断絶と絶望と希望がごちゃまぜになった
濃い絆なんでしょうか、母と娘は。

もしかしたら、
この先自分も娘たちにとって
痛くて辛い関係になるのかと
怖い。

１０年ぶりの「おにぎり」

子供を産んでみて
一番変わったことの１つ。
それは、
おにぎりづくり。

子供が生まれるまでは
コンビニ以外のおにぎりには
ほとんど縁がない生活でした。

それが、
子供の離乳食がスムーズにいくと
どこへいくにも
とりあえず持っていくのが
おにぎり。
ピンポン玉サイズで、
シラス・ゴマ・青のりがうちの定番。
海苔はかみ切れないのでちぎってはりつける。

おにぎりが鞄に入ってないと
落ち着かない、不安になる
おにぎり依存症。
っていうかさ、
ほんとおにぎりって万能食だね。
そりゃ、おむすびころりんの話が出来る訳だね。
暑い日も寒い日も
とりあえず食べさせとけば安心。

最初の子供の時、
ほんと１０年ぶりくらいにおにぎりを握ろうとしたら
全然上手く握れなくて、かなり焦りましたが。

お米も前は夫婦で一日１合（＋アルコール）だったのが、
４人で一日２合でほぼ間食。
ありがたし、米。

涼しい風

ようやく梅雨があけて
暑い暑い毎日、
そんなときに限って、
ながーい会議に参加せねばならず、
ちょっとうんざりモードでした。
でも、
お昼休みに、
（ちょとうれしいお弁当）
一緒に仕事してる女の子が
するすると取り出したのが、ＭＹ箸袋。
なんだか、ちょっとかっこいい。
できる女みたいで。
そんな事で、
煙もうもうの会議室に
涼しい風が吹いた気がした。
ありがとう。

夏はやっぱりハイジ。

夏の疲れがでたのか、
夏風邪姉妹が発熱のダブルパンチで、
この２週間つぶれてしまいました。

そんなときは、やはり
ＤＶＤが大活躍。
やっぱり文明って素晴らしいわと思ってしまうのでした。

昨日はとーさんが、
私が欲しい欲しいと言ってた
「ハイジ（劇場版）」
を買ってくれました。
（でも私が欲しいのはＴＶ版ＤＶＤボックス４万円ぐらいのやつなんだけどさ）

「くちぶえはなっぜ～♪」
と一人熱唱する母を、娘たちは怪訝な目で見つめていました。
が、どうぶつ満載なので、１歳児でも２０分くらいは持つ。
（「ベビーアインシュタイン」は３０分ものを２階繰り返しても熱中している。大人が見てると、眠くなるんだけど）

やっぱり宮崎駿の真骨頂、風が吹いてるシーンがすごい素敵なんですね。
白パンやとろける焼きチーズも美味しそうだし、
干し草のベットも相変わらず、寝てみたくなるし、
私の方が興奮した夜でした。

そんなわけで、
たまには病気も良いかなと
一瞬だけ思いました。