素面で楽しむ、育児と仕事。

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胃カメラ飲んで、走る。

2011-06-21 | 独り言…。
昨年夏あたりから、
ずうーっと胃腸が気になっていて
とうとう5月末に
胃カメラを飲む決心をしました。

バリウムだけはかんべん
なら、潔く胃カメラ、
でも、オエっとなるのは絶対断固拒否。
ということで、
ネットで探して
近くで
痛くない「鎮静法(独自の調合で鎮静剤を飲む)」胃カメラ
と記されていた病院に行ってみました。

検査前の説明では
朝8時までに朝食、その後水分補給は自由(水・お茶)
15時開始の胃カメラそのものは15分程度ですが、
でも鎮静剤が覚めるまで30分ほど別室で休憩して帰ること、
判断力が落ちているので、車での当院は禁止、
自転車も帰りはおして帰ったほうが
いいでしょうとのことで、
当日は歩いて行きました。

検査時間になって、
検査着を上から羽織り、
小さい白い液体を飲んで(胃液の泡を消す?)
診療台に横になり
小さな針を入れられたとたんZZZZ。
針さして1秒たつかたたないかで寝たと思います。

15分後に起こされたころには
ばっちり終わっていて、
もちろん痛みも違和感もなく
ただただぼーっとして気持ちが良いまどろみ状態。
看護士さんに手を引かれ、休憩室でテレビボーっと見て
帰りに一応、胃の中の写真を見せてもらいましたが
ほとんど聞いていたような、聞いてないような。
ただ、胃壁ちょっと出血してるってことと
食道に白いものがついてるから、細胞検査していると
いうことでした。

ぼんやり気持ちよく、小腹もすいていたので
ドトールでぼんやり休憩。
と、突然携帯がなって、着信は父からで
「なんかさー保育園から帰る途中でC子いなくなってさー」
ってのんびり言ってる場合か!
(一応危険だったのでお迎えを父に頼んだのでした)
「え?ちょっとまだいけないけど探してよ!とにかく!」

父は頼りになるけど、正直リスクも高い。
「わかっとる」とすぐ怒るが、
実は子供を見ていないこと多し。
もちろん頼る自分が悪いのは重々承知なのですが…。

さきほどのクラクラしたまどろみは
どこへやら速攻カフェオレを飲み干して
保育園までの道のり800mダッシュ。
走れるもんだなーと思いました。
結局、
次女は祖父を見失って引き返し、
泣いているところを通行人に保護されて
すぐ近くの交番に連れてこられたのだそうです。

「おうちは?」(おまわりさん)
「マンションっ!」(次女)
「保育園か幼稚園は?」(おまわりさん)
「○○保育園の○○先生」(次女)…とのやりとりは、後日次女談

家や両親の名前は言えなくても
保育園と担任の先生の名前はフルネームでしっかり答えられた次女。
保育園の先生から携帯に電話があって
無事、引き渡していただきました。

何も、こんな時に迷子にならなくても…
って時に迷子になるんですよね。
でも、あのまどろみは心地よかった。
もったいない。

2週間後、検査結果がでるまでは
胃カメラ写真思い出しては
「ああ、きっと癌だ。。」と
とりとめなく心配していたのに
(なんと4日間も禁酒したのに!)
癌もピロリ菌もおらず、
「白いのはただのカビだねー」とあっさり。
でもしっかり胃薬1か月分渡されました。

旦那は心配するどころか
「胃薬飲んでるうちは、酒なんて飲むな」
と横暴、暴君、非道なことをほざくので
現在、隠れて飲んでおります。

でも、検査結果が出たとたん
胃もすっきり、元気回復、
迷子事件のダッシュといい
人間って考え方、状況次第だな…と実感した
胃カメラ体験です。

ちなみに料金は1万4千円ぐらい?
安いか高いかわかりませんが、
フリーの身ですから、
不惑すぎてのこれぐらいの投資は当然かもしれません。


頭の中でもう一度

2011-06-16 | 子供たち。
家で仕事。
イライラしているところに
雨後の筍、突然の雷雲のように
わいてくるのが姉妹喧嘩
ときたものだ。。。

次女がつくった工作を
長女がうっかり壊して
次女、心の決壊破れる。
手やら足やらが交差する中、
煮詰まった長女が
「もう死んじゃえ!」

長女の顔色を見るより早く
後ろからひっつかまえて
お尻を思い切り5発平手打ちして
「それは絶対許さない」
と怒鳴ったのは言うまでもありません。

その後いろいろあって、、
落ち着いてから
長女いわく。

「あのね、あの時泣いたのは、
 母さんに怒られたからじゃないよ。
 死んじゃえって言ったあとで、
 あっと思ったら
 もう一回頭の中でその言葉が出てきてね、
 そしたらとっても悲しくなった」
「だけどね、口が勝手に動いちゃったんだよ」

長女すごいな。
相変わらず哲学者だ。

雨上がり、そして、デモってみた。

2011-06-15 | 独り言…。
6月11日土曜日、
うんざりだった雨も、午後に止む気配。
もしかしていけるかも?

震災から3ヶ月の今日、
全国・全世界で100万人デモが予定。
東京も新宿・渋谷・港区・練馬・国立・小金井などなどで
様々な団体がデモやイベントを実施することを
ネットから情報収集したワタクシ、
一番近くて、一番明るそうな?
渋谷のエネルギーシフトパレードに
行こうと思っておりました。
http://www.enepare.org/
そう、デモ初体験。ドキドキ。

折角の?土曜日ですから、
子ども2匹も連れて。
ただ歩くだけ?と知ったらブーブー言われそうなので
お祭りに行く(あながち嘘ではないさっ)と伝えて。

子どもの未来だから、子ども自身も何かしら知っておくべき。
は建前で、
1人で行くのは寂しいし、ちょっと気恥ずかしいので…。

雨上がりの渋谷は、急に人出も増えて、むっとした空気。
若い頃!?遊んでいた渋谷に、
こんな用事で子ども連れてくるとはねえと
ちょっとしみじみですね。
NHKホール前のケヤキ並木には結構な人出。
そして、ものすごい数の警察官。

ベビーカー連れ、抱っこ紐の若いパパ&ママが目立っていてビックリ。
しかも自分なりのプラカードとかつくっている方も多くて…。
5-60年代の団塊世代?のご夫婦も目立っていたし、
若い20代グループも結構いました。

このエネルギーシフト・パレードは、
反原発というより、自然エネルギーへのシフトを訴えることが主で、
政治色をなくして、若者やファミリーの参加しやすい、明るくて楽しい雰囲気が素敵です。
グループごとにテーマをつくってあり、
ファミリーで歩くグループが第1グループ、
その後から
お花もって歩くグループや、太鼓たたくグループや、プラカードいっぱいのグループなどなど。
黄色い風船や、お花を配っていたので
黄色い風船を2ついただきました。
次女は、かわいい岩魚のフィギュアを持っているグループがうらやましくて
その周りをうろうろ(うろうろすれば貰えると思っている)



山本コータローさんが壇上でしゃべっていました。
それから、加藤登紀子さんの娘さん?の歌で
14時46分黙祷。
お空の子どもたちとお母さんに…。

スピーカーをつんだ車の先導で、歌ったり、シュプレヒコールしたり。
ちゃんと子どもの好きなアンパンマンやトトロや100%勇気(忍たま)を
時々流してくれるので、
思いっきり歌いながら歩けました。
そして、
ちゃんと車道を警察官がリードしてくれるんです。
SPに守られてる?(いや違うんだけどさ)気分で、かなり気持ちよいです。
そしてそして、
かなりの数のカメラ(マスコミ)。
しかも、外国人のカメラマンが多い。
勝手な思い込みですが、顔が北欧系・ヨーロッパ系の方が多いような。
カメラ向けられることなんてないから、これもなかなか気持ちよいです。
(子供連れだとカメラ向けられることが多い。子どもの方にだけど…)
道路にカメラをおいてパレードを待ってるカメラマンや
歩道橋の上から撮影するカメラマンの姿もあちこちにいて、
おおーああやって撮るんだーと、勉強にもなりました。

さらにたくさんの人が見てくれる。
手を振ってくれる人、ハイタッチしてくれるパンダメイクのおねーサマもいる。
道路を占拠して迷惑なのに、
クラクションで応援しれくれるドライバーも…。
ちょっとウルウルしました。
何よりも、見知った渋谷・原宿の車道をどうどうと?歌いながら?歩ける(別に歌わなくても良い)
気分のよさ。夜中に酔っ払ったときしかできないことが、素面で子供連れで出来る!
子どもたちには、オモチャの笛とシャボン玉を渡しておいたので
シャボン玉やホイッスルは良い感じにデモになじんでいました。
(デモにシャボン玉とオモチャの楽器、必需品です!!)
でもさすがに、途中で飽きた次女を肩車する羽目に。

公園通りから渋谷駅前、明治通り、ラフォーレ前交差点から原宿駅、並木通りまで
約2.5kmの道のり。
かなりゆっくりスピードで歩いて、90分後の16じ30分にゴール。
未確認ですが、約2200人が参加されたようです。
ゆっくり歩くので意外に足がパンパン。
でも、
テレビで見るだけでない、
自分で歩いたからわかる雰囲気や参加者の方の熱意や
道路を一時占拠するにもかかわらず、周りの人が応援する空気もあって
自分なりの実感・空気感を感じられたことが良かったです。
月に1度程度の頻度で開催されている模様。
エネパレだけでなく、代々木公園でのフリーマーケットなどのお楽しみイベントもされています。

帰りがけに次女、渋谷で1人デモ。
ごほうびにホットケーキ食べてご機嫌なご様子。



子どもたち、また一緒についてきてねん。

「風評被害」の刃

2011-06-14 | 独り言…。
昨日スーパーで
スナップえんどうを探したところ、
しなびたスナップえんどうが2つ、
そして産地は福島産。

しなびている以前に
やはり福島産の文字が気になる。
そして買えないでいる自分に
もやもやした後ろめたさがある。

翌日の朝、
光文社新書「風評被害」関谷直也
をみつけて思わず買った。
また読んでいる途中ですが、
「風評被害」という言葉は、
2000年イミダスで初登場したのだとか。
そう、ニュースステーションのダイオキシン騒動後のこと。

すごく心が痛むのは
「風評被害」の名の下に苦しめられるのは
真面目に日本の食を支え続けた人々だということ。
そして、
腹立たしくてならない(チョーむかつく)のは、
それをあおっているのがいかにも「ヒステリックな消費者」
という雰囲気をマスコミが流し、
行政側がそれに対し訓示をたれること。

「風評被害」は、
マスコミなしではありえないし、
マスコミのニュースで流されるきっかけをつくるのは、
政府の対応の拙さだということ。

結局のところ
「買わない」で、一番傷つくのは生産者で、
でも「買えない」自分がいる…。
安全で美味しい食物を育てるための苦労を知らずして、
それを「やっぱり有機野菜よねー」って
喜んで買ってる自分のアホさ加減にうんざりしつつ
でも、今はどうしたらいいかわからない。

少なくとも「風評被害」の名の下に
生活する私たちと生産者が対立することがあってはいけない。
私たちが怒りをぶつけるべき対象を間違えてはいけない。
と思うのですが…。
なんか良い方法ないですかね?