康花美術館ー中学生の声（４）

　「「紙コップ」の絵がすてきでした。」

　昨日は中学生が６人、大人が3人、合計来館者は9人でした。ノートに書かれて中学生の感想は上の一言でした。作者のつけたタイトルはいずれも難解、作品も作者の内面から描かれたものが多いだけに、世代が近いとはいえ中学生には読み解くことは難しいのかもしれません。そんな中にあって、透きとおった大きな紙コップをバックに、地面？に並ぶ幾つもの紙コップを描いたこの作品が、生徒さんの印象に残ったようでした。鉛筆画ですが、透明感のある清潔な風情に共感したのかもしれません。

　「色彩感、影の表現が素晴らしかった。「蛇」のうろこの表現が面白く、まぶたが描いてあるのが面白い。後期の作品になるにつれて世界観が広がっているのを感じた。」この感想は20代の青年でした。

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