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旅好きオヤジのひとり旅フォトブログ

黒伊佐錦 荒濾過

2017年01月18日 | LIQUOR

昨年末に鹿児島へ出張に行き、地元の取引先の社長から教えてもらった芋焼酎

『黒伊佐錦』

現在の芋焼酎などの黒ブームの先駆けとなった黒麹仕込みの芋焼酎

この芋焼酎に出会う前までは『霧島』の黒霧島や赤霧島などが好みだった

しかし、芋焼酎本来の芋臭さが癖になってしまい、
今では黒伊佐錦が自分の中では一番の芋焼酎になった

そんな黒伊佐錦の黄色い見慣れたラベルとは違う赤いラベルの黒伊佐錦を見つけた

『黒伊佐錦 荒濾過』

最初にこのラベルを見た時は偽物か?と疑ったほど(ー ー;)

さらに、黒伊佐錦の醸造メーターの大口酒造のサイトを見ても掲載されていない…

なんなんだ、この芋焼酎は?と思っていたら…

どうやら本格芋焼酎の蔵元8社の荒濾過の共同企画品と知った

2012年に日本酒類販売株式会社から芋焼酎蔵元8社との共同企画で発売された

荒濾過焼酎の蔵元8社と銘柄は、

黒伊佐錦 大口酒造
小鶴くろ 小正醸造
黒さつま無双 さつま無双
黒七夕 田崎酒造
種子島金兵衛 種子島酒造
日當山 日當山醸造
吹上 黒麹 吹上焼酎
さつま黒五代 山元酒造

そもそも荒濾過とは…

芋焼酎醸造時の濾過は品質を一定に保つ上で重要な工程で、
少なからず旨味成分も除去してしまうので、
蔵元は非常にデリケートな濾過管理を行っている

本格焼酎の個性そのままを味わうために、
濾過を最小限に抑えた芋焼酎で、
昔は濾過技術が確立されていなかったので、
多くの焼酎が荒濾過の状態で市販されていた

味わいが深く素朴さの漂うあじわいがある
昔懐かしい味わいを再現した芋焼酎

技術が発展した現在、
その発展が本来の旨さまでも濾過してしまっているのかも?

それに気付いたのが凄いと思えるし、
何でも取り除けば良いというものでもない

2012年だけの共同企画だと思っていたら、
製造年月日を見ると昨年の9月14日瓶詰め記載

早く黒伊佐錦を飲みほしてこの荒濾過を飲んでみたい(^^)