のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

亡き母への想い

2012-07-29 22:59:24 | 日記

 今日(7月29日)は、母の命日。

 母がこの世を去ってから、今日でちょうど20年が経つ。

 20年経っても、私の中の母の面影が色あせることはない。

 

 私は、7人兄妹の末っ子。

 姉たちの話によると、母は、姉たちをかなり厳しく躾けてきたそうだ。

 ところが、私には、母から厳しい言葉を掛けられた記憶が、全くない。

 (私を産んだとき、母は40歳を超えていたし、7人目ともなると、躾けることにも疲れてきたのかもしれない。)

 私にとっては、ただただ優しい母だった。

 経済的には大変だったが、私は、母の愛をいっぱい受けて、子ども時代を過ごした。

 

 そのお陰で、私は、私の唯一の長所である、「人を信じる心」を、獲得できたように思う。

 逆にそれは、私が困難に弱い「甘ちゃん」になる原因になったかもしれないが‥。

 それでも私は、私を「人好き」にさせてくれた母の愛に、今でも心から感謝している。

 

 母は、70歳くらいに腰を悪くして初めて入院し、その後2度、脳梗塞を患った。

 母が病気になった頃から、私の中では、母と私の関係が逆転し、母は私にとって、子どものような“カワイイ人”になった。

 病気になり、記憶にも少し問題を生じ始めた母だったが、母は、病気にあがらうことなく、悲観することなく、最期まで伸びやかだった。

 ほとんど寝たままの生活が続くようになっても、「お布団の上は天国!」が、母の口癖だった。

 私たちは、そういう母の姿に、どれほど心慰められたことだろう。

 本当に、かわいい、愛しい母だった。

 

 そして母の死は、死に対する私の怖れの気持ちを、完全に払拭してくれた。

 それほど、母の死は、清らかなものだった。

 一生懸命生きて、そして、命が燃え尽きる。

 それは、むしろ美しいことではないか?

 母の死は、私に新たな“死生観”をもたらしてくれたように思う。

 

 私に、人間にとって大切なことを、いっぱい教えてくれた‥母。

 その母は、20年前にこの世からはいなくなったが、私の心の中では、いつまでも生き続ける!

 

 改めて、愛しい母への感謝をかみしめる、今日一日でした。

     

                 

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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ただただ頭が下がります (まあちゃん)
2012-07-30 10:50:15
 「人好き・人を信じる心」 を与えてくださったお母様、「お布団の中は天国」 と、のびやかに生涯を閉じられたお母様、素晴らしいお母様の面影と共に幸せな人生を送ってください。
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まあちゃんへ。 (のんスケより)
2012-07-31 12:53:51
 過分なお言葉、本当にありがとうございます♪
 父母のようには生きられないと思いますが、できるだけ近付くようにがんばりたいと思っています。
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