のんスケの‥行き当たりバッタリ!

ぐうたら人生を送ってきた私が、この歳になって感じる、喜び、幸せ、感動、時に怒りなどを、自由に書いていきたいと思います。

< 死んだ男の残したものは >

2017-01-30 13:12:10 | 日記

 28日(土)の午前中には、玄関の自動開閉化に伴って、私の部屋でもインターフォンの取り換え工事が行われた。

 何しろ初めてのことなので、工事にどの位時間が掛かるものか不確定だったが、9時過ぎから始まった工事は順調に進み、イン

 ターフォンの使用の仕方の説明も含めて、2時間足らずで無事終わった。

 その工事が終わってしばらくして、故郷のM姉から送られてきたデコポンも、無事受け取ることができた。

                     

 

 

 

 工事も終わりデコポンも受け取ったので、午後は、時間の都合が付けば行って!と、Mさんからチケット(整理券)を戴いていた

 コンサートに、ご近所のIさんといっしょに出掛けることにした。

                   

 

 

 このコンサートの中味については何も知らず、とりあえず行ったのだったが、行ってみて、本当にヨカッタ。

 歌もピアノも、(皆さん素人なのに)とてもお上手で、全体的にとても素晴らしいコンサートだった。

 

 なかでも、かなり高齢だと思われる女性が、谷川俊太郎作詞・武満徹作曲の、「死んだ男の残したものは」を、静かに語りかける

 ように歌われたときは、私の胸は感動でいっぱいになった。

 私は若い頃、谷川俊太郎さんの詩が割と好きで、中でも、「死んだ男の残したものは」は、大好きな詩の一つだった。

 その詩に、かの武満徹氏が曲をつけられた歌が、これまたとても素晴らしいのだ。

                   

 

 

 

 私はその歌のレコードを買ってきて、そのレコードに合わせて何度も歌い、その度に、先の戦争で亡くなった人たちのことを想っ

 て胸が締め付けられ、平和への誓いに胸を熱くしたものだった。

 そして、その気持ちは今でも同じだ。

 なので、その歌の歌詞は、今でもしっかり覚えている。

 私は、舞台上で女性が歌われるのに合わせて、声は出さないながら、心の中で一緒に歌った。

 そして、コンサートが終わって、その女性が偶々私の近くに来られた時、その素晴らしい歌に心から感謝の気持ちを伝えた。

 

 次に、溢れる思いを込めて、この詩の全文を、載せさせていただきます。

 

                      死んだ男の残したものは

 

             死んだ男の残したものは     ひとりの妻ひとりの子ども

             他には何も残さなかった     墓石ひとつ残さなかった

 

             死んだ女の残したものは     しおれた花ひとりの子ども

               他には何も残さなかった     着もの一枚残さなかった

 

             死んだ子どもの残したものは   ねじれた脚と乾いた涙

             他には何も残さなかった      思い出ひとつ残さなかった

 

             死んだ兵士の残したものは    こわれた銃とゆがんだ地球

             他には何も残せなかった      平和ひとつ残せなかった

 

               死んだかれらの残したものは    生きてるわたし生きてるあなた

             他には何も残っていない       他には何も残っていない

 

             死んだ歴史の残したものは      輝く今日とまた来る明日(あした)

             他には何も残っていない        他には何も残っていない

 

 

 

 

 

 

 


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2 コメント

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良い歌ですね♪ (雀(から))
2017-01-30 14:32:34
いつだったか、私も聴いて感激したことがあります(*´-`)
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雀(から)さんへ (のんスケより)
2017-01-30 20:03:36
 うれしいです! 雀(から)さんに共感していただいて。
 
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