大分前のブログに、今年は金木犀の花を見る機会を逸し、その芳しい香りを嗅がないまま秋が過ぎていって、とても残念
な思いをしていることを書いた。
それからしばらくして近所を歩いている時、確かに金木犀だと思える木に、蕾らしきものが付いているのを見つけた。
家に金木犀の木がある友だちにそのことを電話で話すと、彼女の家の金木犀にも沢山蕾が付いているとのこと。
スマホで調べてみると、ときに「金木犀の二度咲き」という現象が見られることがあると、書かれていた。
今年は9月の終わりごろだったか、急に寒さがやって来た。
金木犀はきっとこの寒さで、花を咲かせる時季が来た!と思って、慌てて花を付けたのだと思う。
しかし何しろ急なことだったゆえ、充分に花を咲かせることができず、花の季節はさっさと終わってしまったのだろう。
私が花を見ることができなかったのも、うなづける気がした。
さあ、今度こそ絶対に、金木犀の花を見逃さないようにしなければ!
私は意気込んだ。
そして、10月の31日、満を持して、市営住宅前の大きな金木犀の木のもとを訪ねた。
すると…
案の定、金木犀はたくさんの花を付けて、辺りはその香りで充満していた。
今年も、金木犀の香りを嗅ぐことができた!
私は心から満足した。
満たされた気持ちを抱いて、私は少しだけ近くを歩くことにした。
気に入った花や情景を、カメラに収めながら。
(市営住宅の庭の)青いサルビアとミズヒキソウ ここでも咲いていた金木犀
市営住宅のコキアのこの日の色づきは、まだこの程度。
いつものケヤキ並木
~公園で咲いていた花~
公園で見上げた八重桜の枝
帰り道にあるマンションの庭で、ビッシリ実を付けたピラカンサス